今年のサマーセールはちょっとお天気に恵まれず、雨が降ったりかなり寒い日もありました。私も今シーズン初のホッカロンを貼って挑みましたよ〜この時期にホッカロンが売ってることがすごいね!
まずはこの1歳世代が初年度産駒になる種牡馬の子供達をご紹介しましょう。
[父タップダンスしチー 母エンゼルホープ 母父へクタープロテクター]
大逃げが好きだった【タップダンスシチー】の仔です!全体的にタップの仔たちは大きく、そしてムキムキな身体つきをしている馬が多かったですね。パワーがありそうな子供たちばかりでした。
[父バゴ 母タシロスプリング 母父マルゼンスキー]
ヨーロッパで大活躍した【バゴ】。なんたって凱旋門賞馬ですよ。中距離で底力を発揮するような子供になるんでしょうか。身体つきはゴロッとした馬が多かったですね。
[父アドマイヤドン 母ハヤテグレシャス 母父ネヴアーダンス]
ダート路線で大活躍した【アドマイヤドン】。やはりドンの子供達も、大きくてしっかりした身体つきが出ていました。父のように、ダート路線を引っ張る子供が出てくるといいですよね♪
[父ボーンキング 母ピサノマイセン 母父マイニング]
デビューして早くから活躍した【ボーンキング】。その後大きいタイトルは獲れなかったけれど、G?でも好走しましたよね。子供たちもサンデー血統らしく、早くから活躍してくれそうです。
[父ザッツザプレンティ 母リッショウドリーム 母父リンドシェーバー]
菊花賞馬【ザッツザプレンティ】。長い距離が得意で底力がある印象。子供たちはかなりゴツめの仔が多かったですよ。パワーがすごそうですね!
[父マイネルセレクト 母スティールウインナ 母父ヤマニンゼファー]
JBCスプリントの覇者【マイネルセレクト】の子供たちがいよいよ登場です!中央・地方のダート路線で大活躍でした☆子供達にも大いに期待したいです!
他にも新種牡馬はたくさんいて、しかも国内で活躍した馬ばかりで、来年の子供たちのデビューが本当に楽しみです♪父の想い出を胸に・・・子供達に夢を託す日は、ちょうど来年の今頃かな〜。
先週、サマーセール2008を取材するために北海道に行ってきました!その時、現役時代大変お世話になったオンワード牧場も見学して来ました。
広大な土地を保有しているオンワード牧場。コースはもちろん、色々な施設がありますが、私が1番すごい!と思うのは、放牧場に川が流れていること。どんだけ広いんだよ〜!
オンワードの馬たちは、のびのびとこの広い土地に放牧されるため、気性が素直で大らかな馬が本当に多いんです。人間もそうだけど、子供の頃の環境って、大切ですよね。
中央4勝の【オンワードマルタ】。今年からお母さんの仲間入りです。
最後に会った時には、キリッとした競走馬顔だったけど、周りのお母さん仲間とじゃれあってスッカリ母の顔のマルタ。無事に元気な赤ちゃんを産んでほしいです♪
こちらは当歳。さすがはノーザンテーストの肌!顔が半分白〜い!!しかも、右目のまつ毛が半分茶色で半分白なんですよ。初めて見ました。
こちらは川崎の『エンプレス杯』を勝った【オンワードセイント】。順調に母生活を送っていましたが、先日原因不明の病気にかかってしまいました。その病気とは、「食道に穴があく」・・・というとても恐ろしいもの。
先週手術をし、今は鼻から管を通して流動食を食べています。この日は手術した喉から膿がいっぱい出ていました。経過は良好ということで、早く元気になってくれることを祈ります。お腹には赤ちゃんがいますからね。
15日に行なわれた、佐賀の『サマーチャンピオン』。地元・佐賀の倉富隆一郎騎手が手綱を取る、JRAの【ヴァンクルタテヤマ】が勝利しました!!
この快挙に、早速ご本人にインタビュー☆
:最初に騎乗依頼がきた時はどんな気持ちでしたか?
「聞いた時は、なんで俺?って思ったね。中央の馬は初騎乗だったから。
(赤木騎手の落馬負傷で)騎手を選ぶ時、リーディング1位2位(山口勲騎手・鮫島克也騎手)はこのレース乗ってるから、じゃあ3位にって話だったみたい。それに所属厩舎の川田先生(JRAの川田将雅騎手のお父様)も話をつけてくれたみたいで。」
:ダートグレードレースで1番人気ということで、プレッシャーはどうでしたか?
「やっぱりあるよ。でも仲がいい健伸さん(新原騎手)なんかは、大丈夫大丈夫って言って落ち着かせてくれたんだ。俺がプレッシャー感じてるのわかってくれて。ありがたいよね。」
:初めて【ヴァンクルタテヤマ】と接した時は?
「鞍付けの時だね。待機馬房には繋がずにずっと厩務員さんが引いて歩かせてたんだけど、どんどんテンションが上がっていくから大丈夫かな?って思いながら眺めてた。」
:実際に返し馬で跨ってみての感想は?
「実は返し馬してないんだよ(笑)。テンション上がるから、しないでくれっていう指示だったから。200メートルくらい速足ししてすぐ待機場所に行ったんだ。
基本的に初めて乗る馬は返し馬で感じを見るじゃない?それが出来なかったから、乗り役としてはちょっと不安な気持ちもあったよね。
でもスタートしたらものすごく速くて。すごいなと思ったよ。
ダンツキッスイが(大逃げするイメージだったから)行く気なら行かせようと思ってたけど、キングスゾーンしか見えなかった。調教師の先生には思いっきり乗っていいって言われてたし、佐賀は行ってなんぼだから。少々競られてもって思ったよ。」
:楽にハナに行って、道中の手応えもよさそうでしたね?
「あんまり(スタートしてから)追わないでハナに行けた。道中の手応えもバツグンで、3コーナー辺りで勝てるなって感じたんだ。やっぱり心肺機能が違うんだろうな〜。」
:ガッツポーズも出てましたね。
「最近よくするんだよ(笑)。ワンパクメロで大きいところ勝たしてもらったから。
グレードレースを勝ったことに関しては、やっぱりすごいなって思うよ。自分で誇りに思ってる。」
:周りの反応はどうですか?
「おめでとうおめでとうって言ってくれるけど、お金使わなきゃいけないね(笑)。休み前には10人連れて飲みに行ったけど。1週間くらい隠れていたい(笑)。」
:嬉しい悲鳴ですね(笑)。昨年の後半から今年にかけて絶好調ですね。
「本当にお陰様だよ。この仕事は乗せてもらって成り立つ商売だから。周りの人たちには本当に感謝している。あと嫁さんね。競馬に集中できるように、環境を整えてくれるんだ。これが大切かな(照)。」
:羨ましいですねぇ〜・・・大きいレースを勝ったばかりですが、今後の目標はありますか?
「中央に遠征してみたい。今の環境を大切にしようって気持ちももちろんあるけど、乗ってみたいっていうのはあるよね。チャンスは少ないけど、乗れたらいいな。」
今回初めての中央馬騎乗ということで、初めて自分の勝負服以外で騎乗した倉富騎手。
「やっぱり違和感あるよね。ピンクだったし。」と笑ってたけど、いつかそれが当たり前になる日が来るかも。佐賀競馬場に新しい伝説を作った倉富騎手から、今後も目が離せませんね!!
北海道から帰って来ました〜!いやぁ今年のサマーセールも本当に見に行って良かった・・。かなり勉強になりました!!その話はおいおい書いていくとして・・・月曜日の『クラスターC』ですよ!
残念ながら注目していた高橋悠里騎手の【トーホウライデン】は出走取り消しになってしまいましたが。17歳の川島正太郎騎手、大金星でしたね☆さすが度胸が違います(o^∀^o)
ここ最近は中央も地方も若手の騎手たちの活躍が目立ちますね!見ている方もすごく楽しい♪
今日は3月にNZに渡り武者修行を続けている山本茜騎手の近況をお伝えします。
現在はランス・オサリバン厩舎に移籍して、毎日早朝から10頭ほどの調教に騎乗。火・木・土は追い切りをするそうです。午後は厩舎作業を手伝い、レースのある日は馬とともに競馬場へ行く日々。
先日、日本でいう馬の能力試験に乗り、ゲートからのパフォーマンスを調教師が気に入ったということで、予定よりも多くの頭数に騎乗したそうです。こういう少ないチャンスできっちりアピールするところが、さすが茜ちゃんです(≧▼≦)
「日本との違いはやっぱりありますね。馬に関した面では、良いとされる乗り方の視るところが違うんです。馬は同じ馬なので乗ることに関してはそう変わらないんですが、とにかく丈夫だなと思います。
ケアに関しても日本とは比べられないくらい自然のままの状態で、初めは驚きました。慣れて納得して受け入れるのに時間がかかりましたね。大自然の恩恵で馬のストレスが軽減できていると感じます。」
来週にはいよいよライセンスを取得するための面接試験を受けるということです!
「すべて英語での試験ということで、簡単ではないでしょうね・・。でも、とにかくレースにたくさん乗って、たくさん勝ちたいです!この気持ちはどこに行っても同じですね。」
NZに旅立つずっと前から英語の勉強をしていた茜ちゃんの努力、どうか実りますように・・・・
明日は真夏の交流重賞ラストを飾る、『クラスターC』です!
15日の『サマーチャンピオン』と同じ1400m戦ですが、こちらは別定戦。ということでより能力通りに決まるレースではないかしら。
私の本命は【フェラーリピサ】。昨年の『兵庫チャンピオンシップ』でひと目見た瞬間から、あまりの好馬体に惚れこんでいたけれど・・・その後なかなか勝ち切れないレースが続いて本当に歯痒かった!
でも前々走の『欅S』で【ヴァンクルタテヤマ】との壮絶な叩き合いを制してからは、レースぶりが安定して強さ復活☆今までのフラストレーションを一気に解消してくれました。
『サマーチャンピオン』での【ヴァンクルタテヤマ】のレースっぷりを見ても、【フェラーリピサ】の強さを証明してますよね。この馬はどっちかっていうと、相手というより自分との戦いというか乗り難しいイメージですが・・・今回は乗り慣れた岩田騎手鞍上。積極的に強気なレースをしてくれるんじゃないかな。
対抗は内田博幸騎手鞍上の【タイセイアトム】。このレースはこの馬が引っ張る展開になりそう。ハナにこだわる馬は見当たらないし、自分のペースで流れれば渋太く粘ってくる馬。今日の新潟最終レースの再現のように、気持ちよく逃げるレースができれば。
展開しだいではアッサリもあると思うのが【メイショウバトラー】。前走は1コーナーまでにどんどん他の馬に前に入られてしまい、思いのほか馬群の中でしかも後方になってしまったけれど、直線はよく伸びたと思う。今までのバトラーだったらあの展開は相当堪えたと思うし、昨年のような勢いはなくても精神的な成長はある。展開さえ向けばこの馬は本当に強いしね。
そして注目したいのが【トーホウライデン】。地元・盛岡の若手、高橋悠里騎手が騎乗します。
高橋騎手は今年の1月に[マカオ見習い騎手招待競走]に出場し、アジアの若手騎手たちと戦って来ました!
[マカオでの集合写真:後列右から3番目]
帰ってきた直後にお話を伺ったんですが、とても実直な受け答えが印象的でした。世界を見て思ったことが、「まずは地元で結果を残す!」という地に脚の付いたもの。色々な考え方があると思いますが、世界の競馬と交流が広がった今だからこそ、大切なことだと思いました。
そして有言実行!先月には通算勝利100勝を達成し、【トーホウライデン】とのコンビでOP戦も勝利!そしていよいよ明日、グレードレースに挑戦です!中央・地方の一線級馬&一流ジョッキーたちに混じってどんなレースをするのか・・・高橋騎手の騎乗ぶりにも注目したいと思ってます♪
◎7、フェラーリピサ
○11、タイセイアトム
▲1、メイショウバトラー
△2、トーセンブライト
△8、トーホウライデン