昨日、『ホースライダーズ』というゲームをして来ました!
これはカードゲームで、1プレイすると1つ競走馬のカードが出て来ます。自分の手持ちの競走馬で、調教をしてコンディションを整えてレースに出走させるんですが・・・・これが相当難しい&面白い!!
私は1度レースに出走した馬には「森林浴」や「砂あび」などといった休養をかなり多く与えていたんですが、それだけではもちろんレースに行って惨敗です。。。
休養も大切だけど、日々の調教も大切!しかもこのゲームにはちゃんと併せ馬での追い切りまであって、リアルな調教が体験できます。
レースで1番難しいのがゲート!何度やってもなかなか上手くいきませんでした・・・仕掛けのタイミングなんかもリアルで、かなり熱中してしまいましたよ。
こういう風に、ジョッキーをバーチャル体験するのは面白いですね。もちろん、ゲームと現実では明らかな違いもあるけれど、勝つとやっぱり嬉しいし、上手くいかないと反省するし。
競馬って、本当に色んな楽しみ方があるんだなぁ〜って、改めて実感しました!!
8月30日、栃木県那須塩原にある地方競馬教養センターで、坂路の竣工式が行なわれました!
教養センターは、これまでは騎手を育成することを中心とした施設でしたが、生徒数の減少に合わせて空いている厩舎を育成馬用に貸し出しています。
馬場も調教用に使用できるようになっていて、今回の坂路建設は、より強い馬を育成するための施設強化といえます。
教養センターに行ったのは今年の3月以来。お天気もよく、ヨーロッパ風の厩舎はほのぼのしていました。
竣工式の前に騎手候補生たちの訓練を見たのですが・・・・教官に怒られている子もいて、昔の自分を見ているようでした。再来年の春デビューを目指して、みんな真剣に、必死に馬に乗っていましたよ。
いよいよ竣工式開始!まずは神事が行なわれました。
お払いをして、ここで走る人馬の無事を祈ります。
「向正面に坂路を作る」という話を聞いてから、1番気になっていたのが2コーナー奥(右回りでいうと)にある、教養センターで星になっていった馬たちのお墓。その上に坂路が通ってたら・・・と心配したけど、その場所はちゃんと避けてありました。こういう配慮は嬉しいですね。
ここが坂路入口。1〜2コーナーを回りこんで、坂に繋がります。
地方競馬全国協会会長や、来賓の方々によるテープカット。
坂路にはウッドチップが使用されています。まだ新しいチップは木のいい香りがしました。
騎手候補生による走り始め。4月に入所したばかりの生徒ですから、競走鞍ではまだ乗れません。乗馬鞍でなるべくアブミを短くして騎乗しました。この大役は、相当大変だったと思いますよ〜
坂路は全長755m。助走路が350m、登り坂路が300mと70m、最後の回転場が35mになっています。
登り坂の勾配は、最初の300mが3%、最後の70mが5%というけっこうキツイ坂です。この坂で鍛えられた馬たちが、地方・中央競馬で活躍する日も近いでしょう。
26日の荒尾第6レースで、岩永千明騎手がデビューから通算100勝を達成しました☆
2004年のデビューから、1134戦目での達成です!早速ご本人に喜びの声をお聞きしました。
:おまでとうございます!
「ありがとうございます。99勝から時間がかかったので・・どうしても自厩舎の馬で勝ちたかったので、実現できて本当によかったです。」
:100勝目のレースは、逃げていたけれど3コーナーで交わされていったん下がりましたよね?大変なレースだったのでは?
「とにかくガムシャラに追いました。あとでビデオを見たらカッコ悪い追い方になってたけど(照)。あと1勝がなかなか出来なくて、ハナ差クビ差の2着が続いてすごく悔しい思いをしたんです。」
:レースを見ていても、その必死さガムシャラさが伝わって来ましたよ。
「ホントですか?!そう言ってもらえると嬉しいです!今回のレースで、ガムシャラに乗ることがいかに大切かということをもう1度実感しました。
デビュー当時はもう本当に必死に乗ってて、そこでポンポンと勝ち鞍があがった。その時の気持ちを忘れちゃいけないって思いました。」
:デビューしてから約4年、ここまで1番辛かったことは?
「昨年の初めにレース中大きな怪我をして・・・復帰戦の時は、レースで怖さを感じるんじゃないかって不安でした。もしも怖いと感じたら、そこで引退も覚悟して調教師の先生にも話していたんです。
でも実際乗ってみたら、そんなことは全然なかった。これからも続けていける!って感じましたね。」
:怪我は身体だけじゃなく、心も傷つくもんね・・・では1番嬉しかった思い出は?
「1頭1頭大切な思い出ですけど、やっぱりレディースで勝った時は嬉しかったですね。大きな舞台で女性騎手同士で戦って・・・すごく嬉しかったです。」
:今年も11月から始まるLJS、楽しみですね。
「女性騎手たちに会うのも楽しみだし、色々な競馬場で乗れるのも嬉しいです。今回金沢は初めてだから、金沢の先輩騎手たちに色々話を聞いてみたいです。」
:これからも遠くからですが・・応援してます!!ファンの方々に、メッセージをお願いします。
「いつもパドックで応援してくれる方がいるんです。本当に、それは私の力になってて・・応援して下さる方たちに、すごく励みになってます!って伝えたいです。」
今回の北海道滞在は2泊3日。とにかく美味しいもの食べ倒して来ました♪
まず、到着した日の夕方に豊郷にある『そばっ子屋』へ。
ここは水車でソバを挽いているんです!香りがものすごくいい田舎蕎麦でした。
なんとご主人は元はお菓子職人だったそう。何年か前に商売替えしたということです。元パティシエのご主人が作ったお蕎麦は絶品でした☆
つづいて、夜は荻伏の寿司屋『食い道楽』。ここは毎年来ているくらい大好きなお店です。
今年もここぞとばかりにうに盛を注文。3杯おかわりして、大変満足でした。1年分のうにを食べた気分。
そして北海道といえば・・・つぶ貝!これが本当に歯ごたえがよくて臭みもなくって美味しかった〜♪
2日目のお昼はセリ会場を抜け出して、新ひだか町にあるラーメン店。
私が頼んだのは『おぼろラーメン』。アツアツのしょうゆラーメンにおぼろ昆布が溶けていて、ラーメンとおぼろ昆布がこんなに合うとは驚きでした!やっぱり北海道のラーメンらしく、スープは油で蓋がしてあって、どこまでいってもアツアツでした。
2日目の夜は5年くらいぶり?夢にまで見た焼肉やさん『南蛮亭』。
まずレバ刺しが究極に美味い!レバ刺し大好きの私ですが、ここのが日本1☆ホントに。
そして生ホルモン。生といってもこれはさすがに焼きますけどね。。でも、湯がいてないからホルモンなのに口当たり滑らか。奇跡のホルモンです!
3日目のお昼はセリ会場の近くにある割烹料理屋さんへ。
板さんおまかせ丼を注文。なんと11種類の魚介類が、これでもかぁ!と入っています。その日の1番新鮮なネタだけが入っているので、説明できない美味しさです。
最後の締めは『ジンギスカン』。やっぱラムちゃん美味いわぁ〜♪ものすんごく柔らかくって、独特の匂いもない。これで食べ納め・・・と思うとなかなか納められませんでした。
3日間で、よく食べたもんです。。。
今回のサマーセール、馬インフルエンザの大流行に戸惑った昨年よりも、さらに落ち込んでしまいました。購買者の方曰く、「長引く不況で予算がない・・」「市場取引馬のメリットがなくなったので、セリで買う必要がない・・」など、とにかく購買意欲を刺激するのはなかなか難しいようでした。
そんな中でも、全く売れないということはありません。要は、「いい馬をより安く」。というのが購買者の方の考え。そしてなんとか愛馬たちを売ろうと、生産者の方々はたくさんの努力をしていました。コンサイナー(セリ前の躾をする人)に頼むのは当たり前。これだって、もちろん費用がかかりますから生産者にとっては痛い出費です。それでも少しでも高く売れてほしい・・・と願って委託するのですよ。
そして今回1番驚いたのは、最初のお代設定が今までよりかなり安いこと。平均購買価格は昨年より約8万円減の約450万円ということですが、私の印象では最初のお代設定は昨年より100万円くらい安く感じました。平均購買価格が約450万円ですから、100万円下げるというのは大変なことです。
今回も覚悟はしていたけど・・・去年まで馬がいた牧場に、牛の姿がありました。このままでは日高からどんどん馬がいなくなってしまう。悲しい現実ですが、きちんと受け止めて打開策を模索していかなくては!
生産者だけでなく、購買者も真剣です。1歳馬のどこをポイントに見るのか・・・何人かの方に聞いたのですが、1番わかりやすかったのが、株式会社備前屋レーシングマネージャーである古谷剛彦氏のお話。
「馬を見ることも大切だけど、血統背景を覚えておくことも大切!」
例えば、いつ種付けされたかを考える。今年の1歳馬の場合、種付けは2006にさかのぼる。この年は【メイショウサムソン】が2冠を達成した年に当たる。ということは当然【オペラハウス】が人気で、いい繁殖牝馬に【オペラハウス】を付ける。とすると、今年の【オペラハウス】の1歳は優秀な繁殖の仔が多い・・・という風になるわけですよ。今活躍している血統と、種付けした時に活躍していた血統にはズレがあるわけですね。
馬を買う時には、「安い馬を買って、活躍することが1番の醍醐味。」だという。そりゃそうですよね。高い馬だと走って当たり前感がありますから。でもそれを見つけるのが大変・・というか見つけられないんですよ。
「完璧な馬はそれだけ値段も高いから、人と違う視点で見るようにしている。例えばマイナスポイントがあっても、それを補えれば問題ないから。」
大きなお金が動くことですから、慎重に真剣に選ぶわけですね。そして実際にその馬がデビューして活躍したら・・・私には味わった事のない喜びなんだろうなぁ〜・・。
この写真はパレードリンクといって、競りに入る前の馬たちを歩かせておく場所。パドックみたいな感です。
馬体展示の時に近くで馬を見ているので、ここでは歩きや精神的なところをチェックします。1日がかりの競りですから、午後になるとバテてくる馬もいて、そこでスタミナも見るそうです。
ここは屋内にあるパレードリンク。競られる前の最後の待機場所です。
ここでもみなさん真剣に馬を見ています。でも屋内ですから光の加減があるし、馬が歩くところが1段高くなっているので要注意!生産者はいかに馬を良く見せるか、工夫を凝らしているんです。
そしていよいよ競り会場。
ここで手が上がって競っていくと、ものすごく活気があるけれど・・・誰からも手が上がらないと、シンミリ淋しい感じ・・・。
競走馬になる前から、大変な競走は始まっているんです。生産者も購買者も、真剣に勝負していました。