ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

重賞(特別)プレビュー アーカイブ

<<前へ 1112131415161718192021

1/14ヒロインズカッププレビュー

2007年1月12日(金)

 14日(日)に重賞・ヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われます。実力拮抗の馬が揃い、レースとしては大変面白くなりそうなメンバー構成となりました。また別の面から見れば、大友栄人厩舎が4頭、久田守厩舎が3頭、松井浩文厩舎が2頭、そして金山明彦厩舎が1頭。特に大友、久田、松井厩舎はリーディングトップ3を形成しており、厩舎の意地をかけた一戦ともいえそうです。
 注目したいのは前々回(04年12月に開催)の優勝馬トカチプリティー。障害を2、3番手でまとめる堅実さを武器に、北斗賞で8着に敗れて以降は掲示板を外さない安定したレースを見せています。戦ってきた相手はオープン2組のメンバーが多いのですが、カネサブラックやタケタカラニシキとも好勝負を演じてきているだけに実力はトップクラス。重賞勝ちは前述のヒロインズカップ以来ありませんが、今回はチャンス十分といえるでしょう。
 豪快な末脚を武器にオープンまで上り詰めたフクイズミも争覇圏。障害のデキに左右されることが多く、馬券に絡むか惨敗か、という極端なところは確かにあります。しかし、末脚の爆発力は魅力十分。年末年始の開催を休んだのが、吉と出るか凶と出るかは当日になってみなければわかりませんが、じっくり立て直したと見て、期待したいと思います。
 さまざまな意味で注目したいのがエンジュオウカン。昨年5月以来の出走ですが、その休養直前は従来の先行一本ではなく、障害を3、4番手で越えて追い込むといったレーススタイルを見せていました。オープン戦線のレース展開を占う1頭だけに、どういったレースを演じるのか、結果を別にして見極めたいところ。
 大友厩舎の筆頭格アンローズは、帯広記念で4着に健闘したとはいえ、例によって帯広コース、さらにトップハンデに不安を残しています。ならばプリンセスサクラコ、帯広記念2着のスターエンジェルに期待が持てるでしょう。特にスターエンジェルは昨年のこのレースで2着に健闘している実績からも、この時期は身体が動くと見えます。“もう一発”を期待してみたいと思います。
 面白い存在なのは、5歳馬の2頭ウィナーサマーエンジュダイヤ。ともに750キロと重量にも恵まれており、この2頭が早めのレースを展開する可能性があります。もしそうなった場合、もちろんそのままの粘り込みも期待できますし、フクイズミ、サダエリコの末脚を間接的に引き出すかもしれません。……そう考えれば、ウィナーサマー→フクイズミの松井厩舎2段ロケットには注意が必要でしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
11/12 レディースカップ(勝ち馬:トカチプリティー)
11/26 北見記念(勝ち馬:アンローズ)
12/3 イオンカップ(勝ち馬:フクイズミ)
12/23 サホロ特別(2着:トカチプリティー)
1/2 帯広記念(2着:スターエンジェル)
※サホロ特別以外の映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます

1/4ホクレン賞プレビュー

2007年1月 2日(火)

 4日(木)は重賞・ホクレン賞(3歳オープン)が行われます。この世代の筆頭格シベチャタイガーをはじめとする10頭が、重賞初制覇を目指してここに駒を進めてきました。
 しかし、そのシベチャタイガーの取捨が今回のカギとなります。シーズン当初こそは快進撃でしたが、秋頃から徐々に精彩を欠くようになり、前走は初めて勝ち馬から10秒以上離される大敗(5着)。こうした不安要素をどう取るか。いろいろな意味で、シベチャタイガーにとって重要な一戦となるでしょう。
 前走ヤングクラウンズカップを制したカネサリュウは、ここへきて一線級の仲間入りを果たしました。兄カネサブラックとは違って成績にムラがありますが、6着以下の敗退は一度きり。今回は前走に続いての大外枠ということもあって、のびのびとレースをすることができるでしょう。今回も十分に期待が持てそうです。
 牝馬の筆頭格ニシキガールは、牡馬と混じっても好勝負を演じられる器。こちらはプリンセスサクラコの全妹で、デビュー前から厩舎でも期待されていた1頭です。ヤングクラウンズカップでは2番人気で3着。激しい2着争いでパンチテンリュウに屈したものの、アローファイター、シベチャタイガーといったトップクラスを抑え込んだのは評価できます。ここも好勝負が期待されます。
 同じく牝馬勢プリンセスモモヤマトナデシコも争覇圏。特にヤマトナデシコは6戦連続連対中(うち5勝)で、前走クリスマス特別は初のオープン特別への出走ながらあっさり勝利。牝馬ナンバー2と見られていたプリンセスモモを下したのは、この馬の底力を物語っています。しかし、この2頭の実力は大差ないように見え、ここも好勝負が期待できるでしょう。
 パンチテンリュウコーネルフジアローファイターも、この世代を引っ張ってきた馬たち。新興勢力に押され気味の各馬ですがチャンスは十分で、一気の突き抜けも期待できます。

出馬表はこちら

【参考レース】
11/26 オホーツク特別(勝ち馬:カネサリュウ)
12/3 釧路産駒特別(勝ち馬:アローファイター)
12/10 2歳オープン(勝ち馬:ニシキガール)
12/23 ヤングクラウンズカップ(勝ち馬:カネサリュウ)
12/24 クリスマス特別(勝ち馬:ヤマトナデシコ)
※釧路産駒特別、ヤングクラウンズカップの映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます

1/3銀河賞プレビュー

2007年1月 1日(月)

 3日(水)は正月重賞第2弾、銀河賞(5歳オープン)が行われます。このレースは毎年伸び盛りの馬が出走し楽しみな一戦となりますが、今年は例年をしのぐ素晴らしいメンバーが集結しました。
 まずはカネサブラック。この世代のみならず、いまやばんえいオープンの主役ともいえるほどの活躍を見せており、ここでも中心となるのは間違いありません。世代限定戦では毎回ハンデを積まれ苦戦が予想されるにもかかわらず、それをあざけるようなレースを見せつけてきました。今回も780キロのトップハンデとなりましたが、ある意味でそれも貫禄。今後のさらなる飛躍のために、ここは“強いカネサブラック”を期待したいと思います。
 対抗はナリタボブサップ。馬場が重い帯広コースは、先行粘り込みが信条のこの馬には不利に思われますが、コース相性は悪いどころか非常に合っているといえます。なにより障害の切れが素晴らしいのがその一因で、ここも早めの抜け出しからの粘り込みが期待できるでしょう。
 スーパークリントンも800万クラスで好勝負を演じています。前々走こそナリタボブサップの4着に敗れていますが、現在この路線で中心となっているエビスオウジャと勝ったり負けたりを繰り返しているのは高評価。ただ世代限定戦では善戦マンで終わっているのも確かで、ここで一皮むけることができるか注目です。
 同じくスーパーロイヤルも世代限定戦で好勝負しています。もちろん、ここで一気に主役を演じられるかは疑問ですが、上位争いに食い込んでくるのは確かでしょう。ここ3戦は人気を裏切っているものの、逆に今回は伏兵的評価ということもあって一発が期待できそうです。
 ほか、牝馬のウィナーサマーエンジュダイヤも20キロ減を生かして虎視眈々。連勝の勢いと大外枠、そして馬場適性を味方にコブライチ。復活にかけるカネタマルも見限れず、簡単には2強対決といえない一戦です。次代のばんえいを担う各馬の熱戦に期待しましょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
11/27 クリスタル特別(勝ち馬:カネサブラック)
12/11 日勝特別(勝ち馬:スーパークリントン)
12/17 師走特別(3着:カネサブラック)
12/18 オリオン特別(勝ち馬:ナリタボブサップ)
12/25 サンタクロース特別(勝ち馬:コブライチ)
※クリスタル特別、師走特別の映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます

1/2帯広記念プレビュー

2006年12月31日(日)

 07年最初の重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が、1月2日(火)に行われます。基礎重量870キロの高重量戦に、オープンの精鋭10頭がエントリーしました。
 注目は前年に続く連覇を狙うミサイルテンリュウ。今季はばんえいグランプリでの惨敗(8着)以降リズムに乗りきれなかったですが、ここへきてオープン特別で2、1着と上昇気配を見せてきました。展開から見てもこの馬のペースとなりそうで、頂点を極めるためにもここは勝ちたい一戦といえるでしょう。
 相手に悩むところですが、ここはシンエイキンカイを狙ってみたいと思います。言わずとしれたオープンの常連。なかなか勝ちきれない部分もありますが、今季は岩見沢記念2着、北見記念4着と、上位争いを演じています。高重量戦の経験も豊富だけに、ここも安定した走りが期待できそうです。
 高重量戦の実績を考えればトモエパワーも浮上。経験そのものは少ないですが、岩見沢記念3着、北見記念2着と、800キロ以上の斤量で好成績を挙げています。帯広に開催が移ってから7、5着と精彩を欠いていますが、昨季の帯広開催後半では好調だったように、コース相性はさほど悪くありません。悲願の重賞制覇へ向けて期待が高まります。
 女傑サダエリコは不振が続いていますが、北斗賞で2着、ばんえいグランプリで3着、そして北見記念では3着と、コンスタントに上位入線を果たしています。全盛期から比べると見劣ることは否めませんが、上位争いを演じることは十分可能といえるでしょう。
 同じく牝馬のアンローズは、1にも2にもコース適性。大外枠を生かして、どこまで上位に食い込めるか注目されます。プリンセスサクラコは29日の出走から中3日での挑戦。強行ローテーションは好調の証明で、一発狙いが期待できるでしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
10/1 岩見沢記念(勝ち馬:アンローズ)
11/26 北見記念(勝ち馬:アンローズ)
12/9 狩勝特別(2着:ミサイルテンリュウ)
12/17 師走特別(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
12/23 サホロ特別(勝ち馬:タケタカラニシキ)
※狩勝特別、サホロ特別以外の映像はこちら

12/24ばんえいダービープレビュー

2006年12月22日(金)

 24日(日)に3歳三冠の最終関門、ばんえいダービー(3歳オープン)が行われます。ばんえい大賞典はニシキユウ、ばんえい菊花賞はエメラルドと、ここまでの三冠戦線はいずれも牝馬が優勝しています。振り返れば昨年まで4年連続牝馬が優勝しているこのばんえいダービー。今年は果たしてどういった結果になるでしょうか。
 まず注目馬として挙げたいのは、ホクレン賞馬ニシキセンプー。今季は格付けの問題もあって目立った活躍ができませんでしたが、ばんえい菊花賞で3着に食い込むと、その後2連勝。いずれのレースでも、世代の中心と見られていたホクショウダイヤを同斤量で下しており、ここへきて一気に上昇気流に乗った印象です。帯広コースは[4-3-2-2]と相性もよく、このままの勢いを保てれば頂点奪取も十分に期待できるでしょう。トカチプリティーの全弟としての底力にも期待したいと思います。
 対するホクショウダイヤ。三冠戦線は4、7着と精彩を欠きましたが、トップクラスの実力を持っているのは証明済み。イレネー記念2着など、帯広コースでの実績も十分です。しかしばんえい菊花賞後の2戦は、ともにニシキセンプーの2着。対戦成績で考えれば分が悪いといえるでしょう。その空気を振り払うことができるか、また名実ともに世代の頂点に立てるか、ホクショウダイヤにとっては正念場の一戦といえます。
 特に注目してみたいのはナカゼンスピード。ホクレン賞4着、イレネー記念3着、ばんえい大賞典3着、そしてばんえい菊花賞2着と、重賞レースでつねに上位争いを演じており、近走もばんえい菊花賞を含め4戦連続連対を果たしています。確かに勝ち味に遅い印象はありますが、今回のような混戦時にはひょっこり顔を出してきそうなタイプ。単穴としておもしろい存在だと思います。
 ばんえい大賞典2着のカネサテンリュウは、前走の勝入混合別定390万円未満で、ニシキセンプーとホクショウダイヤに屈して4着。安定度はありますが、兄カネサブラックに見られるような、突き抜ける迫力を感じられません。しかし有力馬の1頭であるには違いなく、もしここを勝って一皮むければ、のちのオープン戦線でも楽しみでしょう。
 ばんえい菊花賞馬エメラルドは真価を問われる一戦。前走ばんえいオークスは最低人気のキキリンドウに屈しての2着で、あまり評価できる内容ではありませんでした。帯広コースは未勝利ということもあり、越えなければならない壁は、かなり高いといえます。
 ほかメジロショウリキツジノコウフクあたりが好勝負を演じられそう。ニシキユウはばんえい大賞典勝ちがフロックと言われないためにも、ここが正念場となります。

出馬表はこちら

【参考レース】
9/17 ばんえい大賞典(勝ち馬:ニシキユウ)
11/19 ばんえい菊花賞(勝ち馬:エメラルド)
12/9 勝入混合別定470万円未満(勝ち馬:ニシキセンプー)
12/10 ばんえいオークス(2着:エメラルド)
※ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞、ばんえいオークスの映像はこちら

<<前へ 1112131415161718192021
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.