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3/25ばんえい記念プレビュー

2007年3月23日(金)

 25日(日)に、ばんえい競馬のシーズンを締めくくる重賞ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われます。当日の帯広には、前日の夜から雨または雪という天気予報が出ています。重馬場で行われることの多かった今季の帯広開催ですが、当日の馬場状態にもチェックが必要かもしれません。
 まず注目はトモエパワーです。今季は7歳にして正月の帯広記念で嬉しい重賞初制覇を成し遂げました。前々走のチャンピオンカップでも豪快に末脚を伸ばし2着を確保と、平場のレースより、重賞など高重量戦での活躍が目立ちます。現に今季800キロ以上の荷物を曳いたレースでは4戦して4着以下なしという好成績を挙げています。今回は初の1トンを曳くわけですが、期待が不安を上回ります。
 天気予報どおりになれば、軽馬場巧者ミサキスーパーの出番です。3年連続でスーパーペガサスの2着に敗れているこのレースで「4度目の正直」となるでしょうか。今季は未勝利とさすがに全盛期の勢いはありませんが、経験がモノをいう高重量戦だけに軽視は禁物です。
 先行して持ち前の登坂力を生かす競馬で、春場に重賞・北斗賞勝ちを含む6戦連続連対。その後しばらく勝ち運から見放されていたミサイルテンリュウが、帯広に開催が移って3勝と復調しています。負けても、勝ち馬といずれも10秒以内の競馬をしており、ここでも期待できます。
 他の出走馬では、出走メンバー中最多の6年連続ばんえい記念出走、忘れたころにやってくるシンエイキンカイ。これが引退レース、最初で最後のばんえい記念となるツルマキシンザン。意外性に賭けたいエビスオウジャや、古豪ヒカルセンプーにも注目です。
 また、勝ち鞍の半数以上を帯広で挙げているスターエンジェルは帯広コースで、ブービー人気で2着に激走した帯広記念の再現を狙います。対照的に帯広コース未勝利の2006年NARグランプリばんえい最優秀馬・アンローズとの熟女対決なども見ものです。
 以上、個性豊かな9頭によって争われるばんえい記念は、16時30分の発走です。競馬場に行けない方は、オッズパークのライブ映像、またはスカパー241チャンネルでもお楽しみいただけます。
 
出馬表はこちら

[参考レース]
1/2 帯広記念(勝ち馬:トモエパワー)
2/12 白樺賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
2/18 然別賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
3/4 チャンピオンカップ(2着:トモエパワー)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

3/11イレネー記念プレビュー

2007年3月 9日(金)

 11日(日)に重賞のイレネー記念(3歳オープン)が行われます。世代ナンバー1を決める一戦に、精鋭10頭がエントリーしてきました。
 重量は全馬初となる680キロ。それだけに不確定要素も多いですが、ホクレン賞が630キロ(牝馬20キロ減)だっただけに、そこで上位にきている馬は、ある程度重量に対応できると見ていいでしょう。
 ホクレン賞馬カネサリュウは、それ以降勝ち星を挙げていません。とはいっても、やはり賞金の関係でハンデ差をつけられていますし、そうしたなかでジュニアカップ2着など素質の高さを示しています。スピードだけではなく、しっかり歩き続ける底力もあるだけに、ここも好勝負が演じられるでしょう。兄にカネサブラック、カネサテンリュウがいる血統背景も強みです。
 アローファイターがホクレン賞2着。敗れたとはいえ、カネサリュウと馬体を併せてのマッチレースを演じて実力を証明しました。前走プロキオン特別は珍しく大敗を喫しましたが、これまで26戦して掲示板をはずしたのは、たったの3回。その安定度も大きな魅力です。
 年明けあたりから一気に台頭してきたのがミサキスペシャル。A-1での3戦連続連対ののち、つばき特別で2着に健闘。ジュニアカップは5着も、並みいる強豪を相手に1番人気に推されました。前走プロキオン特別で2着に巻き返していますし、大外枠を利して一気の頂点奪取も可能性十分でしょう。
 そのプロキオン特別を制したのがパンチテンリュウ。ホクレン賞3着のほか、青雲賞2着、ナナカマド賞4着と、早い時期から一線級で活躍してきました。大崩れなく走れるだけに、ここも一発が期待できそうです。
 早い時期から、といって挙げられるのはシベチャタイガーコーネルフジの2頭。ともに2歳の前半戦をリードしてきましたが、近走は“らしくない”レースが続いています。シベチャタイガーは持ち前の障害力を発揮するものの終いにこらえきれず、コーネルフジは障害で苦戦して……、というレースぶり。ただ能力検査で1、2番時計を出した2頭だけに、素質の高さは折り紙付きです。大一番での巻き返しに期待したいと思います。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/4 ホクレン賞(勝ち馬:カネサリュウ)
1/13 ガーネット特別(2着:パンチテンリュウ)
2/11 つばき特別(勝ち馬:コーネルフジ)
2/18 ジュニアカップ(勝ち馬:アローファイター)
3/3 プロキオン特別(勝ち馬:パンチテンリュウ)
※ホクレン賞、ジュニアカップの映像はこちら。また、これらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます

3/4チャンピオンカッププレビュー

2007年3月 2日(金)

 4日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われます。今季の重賞競走を制した各馬によって争われる一戦。力のばんえい記念、スピードのチャンピオンカップと併称されるだけに、実力だけではない、さまざまな角度からの考察が必要と思われます。
 ハンデ差があるだけに難解ですが、ここはフクイズミ(ヒロインズC)を中心に取りたいと思います。初となる800キロがどう出るかが気になるところですが、確実に追い込んでくる末脚は非常に魅力的。先行タイプが揃っているだけに、この馬のレースができれば勝ち負けは必至でしょう。
 古馬との混合戦では確実に上位に食い込んでくるカネサブラック(旭川記念)は、ここも争覇圏。旭川記念以降、世代限定戦を除いたすべてのレースで馬券に絡む活躍を見せており、歴戦のオープン馬相手でもヒケを取りません。ポプラ賞(4着)で810キロを曳いただけに、今回の820キロでも力は出せるものと見ます。
 帯広記念を勝ったトモエパワーは、800キロ以上のレースを3戦してすべて3着以内にまとめています。パワー勝負ではナンバー1といえるだけに、ゴール前で各馬が詰まるサバイバル戦となれば勝機十分です。
 スーパーロイヤル(ポプラ賞)とスーパークリントン(銀河賞)の2頭が穴候補。カネサブラックとの力比較、重量比較から考えれば好勝負圏内で、ノーマークは禁物でしょう。
 今回のレースのカギを握るのは軽量馬の2頭、ニシキシャープ(750キロ:クインカップ)とニシキユウ(740キロ:ばんえい大賞典)。ともに前半から積極的に飛ばしていくことが予想され、2頭のペース配分次第でレースの様相は一変します。アッと驚く粘り込み、というシーンも否定できません。
 好調のミサイルテンリュウ(北斗賞)ですが、両サイドを軽量牝馬に挟まれた影響がどう出るか気になるところ。アンローズ(岩見沢記念ほか)は帯広記念4着後、9、9、8、8着と精彩を欠いており、今回も帯広初勝利は厳しそうに思われます。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/2 帯広記念(勝ち馬:トモエパワー)
1/3 銀河賞(勝ち馬:スーパークリントン)
1/21 睦月特別(勝ち馬:カネサブラック)
2/11 ポプラ賞(勝ち馬:スーパーロイヤル)
2/18 然別賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
※映像はこちら。また、これらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます

2/11ポプラ賞プレビュー

2007年2月 9日(金)

 11日(日)のメインレースに重賞のポプラ賞(4・5歳オープン)が行われます。4歳からはダービー馬ナカゼンスピードが単騎参戦。ほか、カネサブラックを筆頭とする5歳馬9頭が出走を予定しています。
 注目はやはりカネサブラック。前走の睦月特別は、フクイズミやミサイルテンリュウといったオープン各馬を相手に快勝。障害先頭クリアから追い込み勢を退ける危なげないレースを展開しました。当欄でしばしば取り上げているように、いまや世代トップのみならず、ばんえいの頂点を伺う存在まで成長。世代限定戦で10キロハンデ差ならば、ここは完勝を期待したいと思います。
 ダービー馬ナカゼンスピードは、昨暮から目を見張るような成長を見せ、1カ月ほどで390万クラスから650万クラスまでジャンプアップ。それに比例するように力をつけており、現在3連勝をマークしています。さすがに今回のメンバーでは、とも思いますが、勢いは抜群だけにここも激走が期待できそうです。
 銀河賞勝ち馬のスーパークリントンは、その後2戦して6、8着。相手がオープン一線級ではありましたが、前走睦月特別は勝ち馬がカネサブラックだけに分が悪いといえます。とはいっても、2歳時からこの世代のトップクラスとして活躍してきただけに、底力は超一流。ここも十分に勝負なるといえましょう。
 しかし、同じ銀河賞上位組ならばスーパーロイヤルのほうが期待大かもしれません。2走前の柏林馬事公苑特別ではエビスオウジャの3着、睦月特別も5着と、まずまずの走りを見せています。現在800万クラスだけに、ハンデも対カネサブラックで20キロ、対スーパークリントンで10キロと恵まれている印象。一発が十分期待できると思います。
 障害巧者ナリタボブサップは、ニューイヤーカップで追い込むレースを見せて3着。2着のカネサブラックとは同重量で0秒4差と、好勝負を演じてみせました。睦月特別は6着といっても6秒3差だけに、ここも無視できない存在といえます。
 牝馬2頭ウィナーサマーエンジュダイヤは、近走精彩を欠く内容だけに巻き返せるか注目。銀河賞4着のコブライチ、軽ハンデのコマヨシニセイキタノカイザーも一発を狙います。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/3 銀河賞(勝ち馬:スーパークリントン)
1/6 幸福特別(勝ち馬:ナカゼンスピード)
1/8 ニューイヤーカップ(2着:カネサブラック)
1/9 柏林馬事公苑特別(3着:スーパーロイヤル)
1/21 睦月特別(勝ち馬:カネサブラック)
※幸福特別以外の映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます

2/4黒ユリ賞プレビュー

2007年2月 2日(金)

 4日(日)のメインレースに重賞の黒ユリ賞(3歳牝馬)が行われます。例年3歳三冠戦線で活躍している牝馬勢ですが、今年もその期待が持てる各馬がここへエントリー。熱戦が期待できそうです。
 筆頭はやはりニシキガール。白菊賞、いちい賞の牝馬特別2勝を挙げているほか、北見産駒特別では牡馬相手に勝利を飾り、さらにホクレン賞でも3番人気に推される(結果8着)ほどの力の持ち主です。現在好調のプリンセスサクラコの全妹で、管理する大友栄人調教師もデビュー前から期待していました。10キロのハンデ差はありますが、牝馬限定のここなら一線級の実力を見せつけてくれるのではないかと思います。
 同じくオープン一線級で活躍するプリンセスモモも主役の1頭。白菊賞といちい賞では、ともにニシキガールの2着に敗れていますが、ガーネット特別を制すなど実力はトップクラスです。好位から抜け出すレースぶりも安定した成績につながっており、ここも上位争いが十分に期待できます。
 ヤマトナデシコは“旭川の鬼”として知られたアキバオーショウの初年度産駒。北見開催で戦線復帰してから快進撃を演じ、クリスマス特別でプリンセスモモを下して優勝するなど、こちらもトップクラスの成績を残しています。近走は精彩を欠いていますが、その実力からすれば、一角崩しも十分考えられるでしょう。
 大外枠に入ったダイヤローズは、もともとはナナカマド賞で3着に入るなど牝馬では上位の存在と見られていましたが、近走は突き抜けられない印象。ただ、シベチャタイガーやパンチテンリュウ、コーネルフジなどこの世代の一線級と終始戦い続けてきただけに、その経験をここで生かしてもらいたいと思います。
 ほか、A-1、A-2で好勝負を演じているミスダイヤヒカルアサヒなども上位に食い込んできそうな気配。A-3で2戦連続連対中のサカノアイチャンの一発も魅力十分です。

出馬表はこちら

【参考レース】
9/3 白菊賞(勝ち馬:ニシキガール)
11/12 いちい賞(勝ち馬:ニシキガール)
12/24 クリスマス特別(勝ち馬:ヤマトナデシコ)
1/4 ホクレン賞(7着:プリンセスモモ)
1/13 ガーネット特別(勝ち馬:プリンセスモモ)
※白菊賞、ホクレン賞の映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます

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