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9/30岩見沢記念プレビュー

2007年9月28日(金)

 9月30日(日)のメインは第43回岩見沢記念。840キロ(牝馬820キロ)の基礎重量に今季の収得賞金120万円ごとに10キロ増となる別定重量で争われます。
 牝馬フクイズミは、ばんえいグランプリ、続くオープン2戦で目下3戦連続連対と好調です。今回の820キロは初となりますが、800キロを曳いた今年3月のチャンピオンカップでは、離れた障害3番手から突き抜ける強いレースを見せていることから難なく対応できるはず。ミサイルテンリュウナリタボブサップをはじめ先行したい馬が多く展開も向きそうで、今回も好走の期待が高まります。
 実績上位なのがミサイルテンリュウ。障害力を武器に、チャンピオンカップ3着以降、ばんえい記念3着、今季は旭川記念と、北斗賞を連勝するなど重賞では抜群の安定感を見せています。前開催の金杯では5着でしたが、今回は巻き返しに注目です。
 シンエイキンカイは意外性があります。重賞では人気以上の着順に好走することも多く、開催場こそ違うものの、昨年の岩見沢記念では6番人気ながら2着に健闘。昨年5月以降勝ち星がありませんが、見限れないものがあります。
 昨年の岩見沢記念で重賞では初の馬券圏(3着)に入ったトモエパワーは、今年もそろそろという気もしますが、近走が負けすぎの感。巻き返しの可能性もありますが、いまいち信頼度には欠ける印象です。
 重賞13勝を誇る女傑サダエリコは、今季、北斗賞2着、ばんえいグランプリ3着をはじめ好勝負を続けています。しかしフクイズミとの対戦成績では分が悪く勝ち切るまでは微妙なところ。ばんえい十勝オッズパーク杯馬カネサブラックは、やはり実績のない重量だけに苦戦が予想されます。
 ほか、軽い馬場になれば台頭してくるナリタボブサップ、平場オープンの上位安定勢力タケタカラニシキスターエンジェル、今季オープン混合を1勝しているスーパーロイヤルが出走します。

出走表はこちら

【参考レース】
3/4 チャンピオンカップ(勝ち馬:フクイズミ)
6/24 旭川記念(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
7/22 北斗賞(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
8/12 ばんえいグランプリ(2着:フクイズミ)
9/9 金杯(2着:フクイズミ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

9/17ばんえいプリンセス賞プレビュー

2007年9月15日(土)

 9月17日(祝・月)のメインレースに第31回ばんえいプリンセス賞が行われます。
 今季すでに行われた3歳限定の黒ユリ賞・ばんえい大賞典と同様、今回も別定重量での一戦となり格付けごとに620~650キロの負担重量が設定されました。メンバー的には、一冠目・黒ユリ賞の再戦模様です。
 実績上位なのが、いずれも重賞勝ちのあるプリンセスモモニシキガールエリザベスライデンの3頭。黒ユリ賞では600キロのエリザベスライデンが2着に10秒以上の差をつけ勝利しましたが、7着プリンセスモモが620キロ、9着ニシキガールが630キロとハンデを課せられていたため、3頭の実力差を計るには5キロ以内の重量差で対戦したばんえい大賞典(7月29日)と、はまなす賞(8月19日)のほうが参考になります。
 ばんえい大賞典を逃げ切り、はまなす賞でも牝馬最先着の4着に健闘したのがプリンセスモモニシキガールがそれぞれ4、7着、エリザベスライデンが両レースとも8着だったことから、現在の3歳牝馬実力ナンバー1はプリンセスモモと言えるでしょう。
 そのプリンセスモモは今回、ニシキガールエリザベスライデン以外とは20~30キロの重量差がつきますが、牡馬相手に互角にわたりあっている近況、レース当日はばんえい大賞典と同じ軽い馬場が予想されることなどから中心に期待をかけたいところです。
 焦点は2着争い。600キロを曳いた黒ユリ賞で2着に追い込んだヒカルアサヒは、エリザベスライデンより20キロ軽い重量と恵まれまれただけに今回も一発の可能性があります。また女性騎手の10キロ減量はあったもののヒカルアサヒと今季7回対戦して、6勝1敗と圧倒しているトモエマツノにもチャンスがありそうです。
 もちろんエリザベスライデンニシキガールらが巻き返してくる可能性はありますが、近走の成績がイマイチなだけに強気には出にくいところです。
 ほか、黒ユリ賞で3着だったアグリタカラ、100万円未満で3戦連続連対と調子が出てきたダイヤローズ、堅実な成績を残しているペガサスプリティーノリノメイチャン、少しでも上位を目指したいミスダイヤが出走します。

出走表はこちら

【参考レース】
6/17黒ユリ賞(勝ち馬:エリザベスライデン)
7/29ばんえい大賞典(勝ち馬:プリンセスモモ)
8/19はまなす賞(4着:プリンセスモモ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

9/2銀河賞プレビュー

2007年8月31日(金)

 9月2日(日)のメインレースは4歳馬による銀河賞です。
 昨年までは4歳(明け5歳)馬による別定戦として12月~年明けに行われていたのがこの時期に移行してきました。700万円未満730キロの基礎重量からクラスがひとつ下がるごとに10キロずつ減量される別定重量で争われます。
 過去5回の傾向を見ると、トップハンデ馬の優勝は04年のサダエリコ1頭のみ。しかし重賞9勝を挙げていた女傑の例だけに参考外。ほかの4回では、トップハンデ馬は連対すらしていません。
 注目したいのはメジロショウリキ。4歳限定戦の柏林賞(6月8日)、紅バラ賞(7月16日)をそれぞれ3、2着と好走しながら700キロは恵まれた印象。前々で競馬をして、ホクショウダイヤの末脚を封じる展開に持ち込めば、重賞初制覇のチャンスです。
 同じ700キロのテンカは、今季メジロショウリキと同重量で6回対戦。3勝3敗とまったく互角の成績を残しているだけに侮れません。
 トップハンデ720キロを課せられたのはホクショウダイヤ。定量戦で行われた柏林賞は、マルミシュンキには完敗も3着以下は突き放して2着。トップハンデを曳いた紅バラ賞は、障害4番手から猛追し差し切っています。最大20キロ差(牝馬とは30キロ)だった紅バラ賞よりも、今回はさら10キロずつ重量差がひらきます。世代トップクラスの実力馬なのは確かですが、過去の傾向から全幅の信頼は置きにくいところです。
 2頭出走している牝馬では、ニシキユウのほうに魅力があります。持ち前の先行力を生かしここ2戦の430万円条件をともに逃げ切り、前走ではメジロショウリキを破っています。パワーで押すタイプなので、週末の雨が馬場状態にどのくらい影響するかで取捨を決めたいところです。もし馬場水分が1%台に落ち着くようなら好走の期待が高まります。
 690キロで出走するヒロノドラゴンコーネルツジノコウフクは、紅バラ賞ではいずれも早め障害クリアから横一線の3着争いを繰り広げました。5秒ほどの差だった2着メジロショウリキとの重量差も当時よりひらくことから、一発の期待もかかります。なかでもツジノコウフクは、今回同様10キロ差だった4歳オープンのすずらん賞(4月29日)でメジロショウリキに先着しています。
 ほか、500万円条件で連続連対中のカネサテンリュウ、軽ハンデにかけたいエメラルドが出走します。

出走表はこちら

【参考レース】
6/3 柏林賞(2着:ホクショウダイヤ)
7/16 紅バラ賞(勝ち馬:ホクショウダイヤ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

8/12ばんえいグランプリプレビュー

2007年8月10日(金)

 ファン投票の上位7頭と、賞金上位の3頭の計10頭が争う、第19回ばんえいグランプリ(3歳以上)が、8月12日(日)のメイン第11レースに行われます。出走してくれば1番人気に推されたであろう、ファン投票1位ミサイルテンリュウの回避は残念ですが、それでも重賞勝ち馬7頭が出走して好レースが期待されます。
 中心はスーパークリントン(ファン投票12位)。旭川記念、北斗賞ともに障害2番手から3着を確保。いずれの重賞も制しているミサイルテンリュウ不在の今回はチャンスです。
 北斗賞で8番人気の低評価を覆し2着に追い込んだサダエリコ(ファン投票4位)は、北斗賞2着からサマーカップを挟んで3着に入った昨季と同じローテーションでこのレースに挑みます。暑い季節は得意にしており、スーパークリントンが障害に苦戦するようなら逆転もあるかもしれません。
 旭川記念2着のフクイズミ(ファン投票2位)は今年3月のチャンピオンカップを制するなど、ここも勝てるだけの力は十分。しかし北斗賞、サマーカップと、ここ2走続けて障害に手こずり最下位だけに、今回は手を出しにくいところです。
 シンエイキンカイ(ファン投票3位)は平場戦よりは荷物を積まれる重賞のほうが好走することの多いタイプ。ばんえい十勝オッズパーク杯(4着)以来いまひとつのレースが続きますが、いずれも負担重量680~720キロでのレース。800キロの今回は好勝負が可能でしょう。
 高重量戦は望むところのトモエパワー(ファン投票5位)はハンデ差なしで負担重量が800キロに加増されるのは有利。しかしまだ他馬がそれほど苦しむ負担重量ではないだけに勝ちきるまではどうか。
 岩見沢で行われた昨年のこのレースの覇者アンローズ(ファン投票6位)は今季初戦だった北斗賞は障害4、5番手からしぶとく歩きとおして4着。前走オープンも前3頭には離されたものの4着に追い込むなど、見どころのあるレースを続けています。現在帯広は未勝利ですが、ひょっとしたら夏の帯広は合うのかもしれず、なんとも不気味な存在。管理する大友栄人調教師はこのレースを現在3連覇中です。
 重賞初挑戦のホシマツリ(ファン投票7位)と、混合戦を含むオープンでここ5戦4勝、3着1回と勢いのあるエビスオウジャ(ファン投票8位)の2頭は未知の魅力があるもののオープンの一線級を相手にしての実績に乏しく、強調材料に欠けます。
 メンバー中最高となる今季163万円の収得賞金額を誇るカネサブラック(ファン投票9位)は“今季の収得賞金額120万円ごとに負担重量10キロプラス”という別定重量のため、今回トップハンデ810キロが課せられます。実績のない負担重量でもあり、苦しい戦いが予想されます。また近2走のオープンをともに2着と好走しているナリタボブサップ(ファン投票10位)は世代限定戦ではない重賞ではやや力不足な感。あっても掲示板まででしょう。

出走表はこちら

【参考レース】
4/30 ばんえい十勝オッズパーク杯(勝ち馬:カネサブラック)
6/24 旭川記念(2着:フクイズミ)
7/22 北斗賞(2着:サダエリコ)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

7/29ばんえい大賞典プレビュー

2007年7月27日(金)

 7月29日(日)のメイン第11レースは、重賞第32回ばんえい大賞典。ばんえい菊花賞(11月4日)、ばんえいダービー(12月24日)と続くばんえい3歳三冠の第1弾。
 過去5年では牝馬の出走はのべ9頭と少ないものの、2勝、2着2回と好走することが多く、またトップハンデの牡馬は連対ゼロという傾向もあります。
 明け3歳重賞で好勝負を繰り広げてきたカネサリュウシベチャタイガーアローファイターが三たび揃い踏みです。ホクレン賞、イレネー記念は同じ負担重量での戦いでしたが、今回は別定でハンデ差がつきました。
 注目は、この3頭のなかでいちばんハンデに恵まれたシベチャタイガー。イレネー記念では、勝ち馬カネサリュウから1秒2差の2着。今回カネサリュウとの15キロ差を考えれば十分逆転可能でしょう。
 660キロのアローファイターも、ホクレン賞ではシベチャタイガー(4着)に10秒以上の差をつけ2着、イレネー記念でも3着と堅実で、好勝負が期待されます。
 ホクレン賞、イレネー記念と重賞を連勝したカネサリュウはその後、古馬上位クラスとの対戦で苦戦が続いています。今回は同世代が相手でもトップハンデ670キロと負担重量的に厳しく、定量戦の残り二冠での巻き返しに期待でしょう。
 また、これらの重賞では上位陣に差をつけられたものの、とかちダービーを勝ったマルニゼウスの勢いも侮れないものがあります。
 牝馬では、昨季(2月4日)の牝馬重賞・黒ユリ賞を制したニシキガールが1番手。今季(6月17日)の黒ユリ賞は9着に敗れましたが、勝ったエリザベスライデンから30キロもハンデを積まれては仕方のないところ。牡馬の一線級とは少し差があるような感もありますが、ハンデ差を活かしての好走を期待したいところ。
 ほか、ホクレン賞5着のコーネルフジ、とかちダービーで牝馬最先着の3着と健闘したプリンセスモモ、150万円条件と格下ですが少しでも上位を目指したいミサキスペシャルカイセゴールデンが出走します。

出走表はこちら

【参考レース】
1/4 ホクレン賞(勝ち馬:カネサリュウ)
2/4 黒ユリ賞(勝ち馬:ニシキガール)
3/11 イレネー記念(勝ち馬:カネサリュウ)
6/11 とかちダービー(勝ち馬:マルニゼウス)
6/17 黒ユリ賞(勝ち馬:エリザベスライデン)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

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