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2016年3月 アーカイブ

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今週の見どころ(3/19~3/21)

 3月20日(日)のメイン第9レースには、重賞・ばんえい記念(17時15分発走予定)が組まれています。定量1トンを曳く4歳以上のナンバーワン決定戦。昨年の1~7着馬に加え、初挑戦となる3頭もオイドン、コウシュハウンカイ、ホクショウユウキと、いずれも古馬重賞勝ちがある実績馬。実力伯仲の10頭立てで争われます。なお、14年の覇者インフィニティー、同年の3着馬ホリセンショウにとってはこのレースが現役ラストランとなります。
 今季ラスト開催の次週は、3月27日(日)、28日(月)の2日間となっています。ご注意ください。

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【第26回開催1日目】
 3月19日(土)のメイン第10レースは、オッズ・パーク賞 スターライト特別(5歳オープン・18:05発走予定)
 明け5歳馬のナンバーワン決定戦・天馬賞(1月3日)を制した牝馬◎キサラキクに期待します。続く前々走のヒロインズカップ(4歳以上牝馬)、前走のポプラ賞(4歳・5歳混合)はそれぞれ5、6着でしたが、実質トップハンデの700キロ台後半の負担重量では厳しかった様子。しかし今回は、賞金別定ではなく、重量格による別定重量戦で740キロと条件が好転。この重量では天馬賞を完勝していることを考えても、負けられないところでしょう。
 ○ハクタイホウは、天馬賞が完敗の2着でしたが、2月1日のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)では、キサラキクが不在だったとはいえ、あっさり逃げ切って勝利を収めています。今回は天馬賞と同様、キサラキクとは20キロ差だけに、同馬より前で競馬を運んで、どこまで辛抱できるでしょうか。
 天馬賞10着、ダイヤモンドダスト賞8着の▲カゲホウトウは、その後の近3走が復調気配を感じさせる内容。追走がスムーズなら、連争いに加わってきそうです。
 △カンシャノココロは、天馬賞が3着で、ダイヤモンドダスト賞でも4着と善戦しました。前走のA1級混合戦で9着と大敗したことは気になりますが、大幅な馬体重減も影響したかもしれません。当日の気配に注目です。

【第26回開催2日目】
 3月20日(日)のメイン第9レースは、重賞・第48回ばんえい記念(17:15発走予定)
 ◎フジダイビクトリーは、初の1トン挑戦だった昨年のこのレースで4着と善戦。ゴール寸前まで先頭をキープし見せ場十分でした。昨季同様、今季も重賞を2勝していますが、障害力に加え、最後までしっかり歩けるパワーがついたことで、ともに危なげないレース内容。成長を感じさせます。いずれもトップハンデだった秋冬の4重賞でも掲示板を外しておらず、定量戦のここで大仕事を成し遂げるかもしれません。
 ○ニュータカラコマは、ばんえい記念では2014年4着、15年2着ときて今回が3度目の挑戦。今季はここまで重賞で6戦して勝ち星はありませんが、うち4戦で4着以内。1月2日に行われた帯広記念では1番人気で7着も、第2障害は先頭で越えており、着順ほど内容は悪くありません。なにより3連勝中の勢いが魅力。決め手ではフジダイビクトリーを上回ります。
 2014年のばんえい記念馬▲インフィニティーにも注目。今季24戦して勝ち星は1つだけですが、障害で崩れるシーンはほとんどありませんでした。第2障害では転倒寸前ギリギリで踏ん張れて、素早く立て直せる腰の強さは高重量戦でこそ真価を発揮するもの。昨年のこのレースでも3着に入っており、1トンでの実績上位です。
 △キタノタイショウは昨年のこのレースの覇者。障害離れた4番手クリアから差し切り勝ちを収めています。もし早めに障害を抜けられれば、今年も上位争い必至でしょう。
 ばんえい記念初挑戦の3頭からは×コウシュハウンカイに注目。本質的に高重量は微妙かもしれませんが、近走の充実度が際立つ1頭です。

【第26回開催3日目】
 3月21日(振・月)のメイン第10レースは、クリスタル特別(4歳オープン・18:05発走予定)
 センゴクエースが回避したのなら◎コウリキが負けられません。3歳三冠がすべて3着で、4歳になってからの世代限定戦では、白雪賞(2月7日・4歳オープン)、ポプラ賞(4歳・5歳混合)ともセンゴクエースの2着。これまで一度も先着できていない同馬が不在なのは恵まれました。重賞・はまなす賞優勝の実績も上位です。
 ○タキニシサンデーは、ばんえいオークスの2着馬で、白雪賞では3着。前々走から一気に45キロも負担重量が増え720キロだった前走のB1級特別戦こそ5着でしたが、700キロのここなら立て直してくるはず。控えても持ち味が出ないだけに、逃げに持ち込みたいところでしょう。
 ▲シリウスは、ばんえいオークス、白雪賞とも4着。ポプラ賞は大敗しましたが、障害次第の面があるので、負担重量が軽くなるここで巻き返してきそうです。
 △アアモンドロシアは格下ですが、4戦連続連対中の勢いが魅力。この馬も障害さえ切れればチャンスがあるでしょう。

ポプラ賞 予想結果

2016年3月14日(月)

須田:3連複5-6-10 600円的中! 収支+120円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×24R=144,000円

斎藤 +201,430円
須田  +14,870円
山崎  +11,500円
矢野  -47,030円

3/13ポプラ賞回顧

センゴクエースが力の違いを見せつける!

 13日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝1番人気のセンゴクエースが優勝。これで重賞は6勝目で、世代限定戦では13戦無敗。来たるべきセンゴクエース時代へ、期待をもたせることとなりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.カゲホウトウ 32.3
  2.フェアリードール 77.3
  3.カイシンゲキ 17.6
  4.キンメダル 18.1
  5.センゴクエース 2.3
  6.コウリキ 7.5
  7.シリウス 19.1
  8.キサラキク 5.6
  9.ホクショウモモ 60.9
 10.ハクタイホウ 3.5

 実績上位のセンゴクエースですが、今回はトップハンデの790キロ。同じ4歳のコウリキやキンメダルと比較しても40キロの差があるだけに、その不安がオッズに反映された印象です。その点、5歳のハクタイホウがばんえい菊花賞制覇、天馬賞2着の実績がありながら770キロ。このハンデ差がレースにどう影響してくるか、注目を集めました。

 馬場水分1.6%でゲートオープン。砂煙を上げながら10頭が第1障害を突破しますが、センゴクエースがギャロップで先頭へ。そのまま馬群をリードし、主導権を握ります。カゲホウトウ、ホクショウモモ、ハクタイホウなどがこれを追走。徐々にペースダウンしたか、各馬が横一線となり、勝負どころの第2障害を迎えました。
 センゴクエースとハクタイホウがほぼ同時に仕掛け、それを見てキンメダル、シリウスも登坂を開始します。なかでも抜群の登坂を見せたのがセンゴクエースで、ふた腰目で障害を突破。やや遅れてハクタイホウ、カイシンゲキ、カゲホウトウが並んでクリアし、キンメダルとコウリキもこの一角で追撃態勢に入りました。
 しかし、先頭を行くセンゴクエースの手応えは余裕たっぷり。軽く気合をつけられるたびに、しっかりとした脚どりを見せ、残り10メートルを切ってからは鈴木恵介騎手の手綱もほぼ動きません。そのままリードを保ってゴールに飛び込み、世代王者の力を見せつけました。
 2着争いが激しくなり、ジワジワと脚を伸ばしたコウリキが、カイシンゲキとハクタイホウを追撃。残り10メートル付近でこれらをかわして2着を確保。さらに2秒4差の3着にハクタイホウが入線しました。

 ハンデ差がありながらワンサイドレースで制したセンゴクエース。古馬オープンが相手では苦戦を強いられていますが、世代限定戦では圧倒的な強さを見せています。さらなる成長がカギとなりますが、このまま順調なら、間違いなくばんえいを背負う存在となるはず。今からそのときが楽しみです。

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鈴木恵介騎手「トップハンデにも関わらず、騎乗していてびっくりするくらいセンゴクエースの強さがわかりました。道中も手ごたえが良く前々で進むことができ、あとは障害さえうまくいけばなんとかなると思っていました。この馬は母親(サダエリコ)ゆずりの力強さに加えて、馬体も大きく恵まれているので、これからどこまで伸びるのか、本当に楽しみです」

3/13ポプラ賞予想 山崎エリカ

2016年3月13日(日)

過去の歴史に習ってセンゴクエースを斬る

 4歳馬vs5歳馬の対戦図式となるポプラ賞は、過去10年で1番人気馬が勝利したのは1度のみ。3連単では3年前の30万馬券を始め、3年連続で万馬券が飛び出している波乱度の高いレースです。ポプラ賞がなぜ荒れるかと言えば、各世代重賞路線の最終別定戦でハンデ差が大きいからでしょう。

 これまでトップハンデ馬の成績は、2006年タケタカラニシキ・6着、2007年カネサブラック・4着、2008年ホクショウダイヤ・4着、2009年シベチャタイガー・7着、2010年キタノタイショウ・3着、2011年キタノタイショウ・2着、2012年トレジャーハンター・3着、2013年オイドン・7着、2014年ニシキエーカン・4着、2015年コウシュハウンカイ・6着と善戦はするものの、見事に全敗しています。今年、トップハンデを背負うのは4歳馬が相手では負け知らずのセンゴクエースですが、この馬の取り扱いが重要ポイントとなりそうです。

 確かにセンゴクエースは強い馬ですが、今回は5歳馬も相手。また、ハンデ20kg差のばんえい菊花賞でキンメダルに0.1秒差の2着まで粘られたことを考えると、今回のトップハンデ790㎏は、なかなか厳しい条件のように感じます。推定1番人気のこの馬を狙うのも消すのも勇気が必要です。しかし、現在、回収率1位の斎藤さんとの体制逆転にエントリーした方が楽しいので、買わない勇気のほうを振り絞ります。確かにこういった策を企てるとろくなことはなく、事実、センゴクエースの2着、3着はあるかもしれません。でも、チャンスが残されている以上は・・・任務でしょう(笑)。

 よって、◎には、定量戦のばんえいダービーでは、センゴクエースに大きく引き離されての2着でしたが、ハンデ差20㎏のばんえい菊花賞では、センゴクエースを0.1秒差まで追い詰めたキンメダルを推します。これまではセンゴクエースの2番手的な存在でしたが、こと障害力に関してはキンメダルのほうが上。さらにセンゴクエースとのハンデ差が40㎏まで広がるとなると、対4歳馬ならばこの馬が最先着する可能性が高いでしょう。

 あとは5歳馬を相手にどうかですが、5歳のトップクラスもけっこうなハンデを背負わされています。また、キンメダル自身も昨秋~冬にかけての連続好走が成長力を感じさせるものであり、スムーズにこなす障害も成績以上の奥深さを感じさせてくれました。除外後、2度叩かれての今回は、この馬からホームランを狙います。

 ○は、昨年のこのレースでは4着、そこからさらに力をつけて銀河賞を制したカイシンゲキ。その後は古馬混合のオープンで戦って目立った成績はありませんが、障害が苦手なこの馬が重量800㎏の前走チャンピオンCではわりとスムーズにまとめられていた点は収穫。今回も前走同様の高重量戦で前半で上手く脚をタメることが出来れば一発逆転も可能でしょう。

 ▲は、今回と同じ世代の3歳、4歳限定戦の昨年のはまなす賞を制したコウリキ。この馬はこれまでセンゴクエース、キンメダルに次ぐ3番手的な存在で、昨年のばんえい菊花賞、ばんえいダービーともに3着でした。しかし、センゴクエースとハンデ20kg差の前々走・白雪賞ではセンゴクエースと4.3秒差まで追い詰めたことを考えると、さらに40㎏差とハンデが広がる今回では逆転のチャンスがありそうです。

 以下、△に牝馬で初めて天馬賞を制したキサラキク。古馬牝馬が相手の前走ヒロインズCでは5着に凡退しましたが、前々走の天馬賞を目標にした後ではしかたがないところもあります。牝馬でありながら、今回で770㎏も背負わされるのはけっして楽ではありませんが、再度、立て直されての今回は侮れないでしょう。

 あとは天馬賞の2着馬ハクタイホウ。この馬は今シーズンの重賞未勝利ながら、獲得賞金でここに出走してきたように、常に世代トップクラスの走りを見せてきました。また、天馬賞ではキサラキクよりもハンデが20kg重かったこの馬が、今回では同じ重量で出走できることを考えれば、今度こそのチャンスがあるでしょう。あとは端コースがどうかです。

 他では昨年のクインCではキサラキクを2着に降して勝利したフェアリードール。今回はキサラキクとのハンデ差は30㎏で、これはクインC時と同じもの。B1クラスでありながらクインCを制してオープンに昇格してからは、本来、先行馬のこの馬が前に置いていかれて成績が崩れまくっていますが、近2走では障害をスムーズにまとめていることは収穫。相手が強いと先行できないので、正直、勝つまでは厳しいと見ていますが、障害の巧みさを生かしての2着、3着の食い込みならば十分考えられるでしょう。最後の1点はセンゴクエースの変わりに、この馬に託してあわよくは3連単20万越えを狙います。

 ◎ (4)キンメダル
 ○ (3)カイシンゲキ
 ▲ (6)コウリキ
 △ (8)キサラキク
 △ (10)ハクタイホウ
 △ (2)フェアリードール

 3連単1頭軸マルチ
 4→3,6,8,10,2 100円 計6000円

3/13ポプラ賞予想 須田鷹雄

重量差でコウリキ、キンメダル中心

 4歳世代では無敵の強さを誇ってきた☆センゴクエースも、さすがにここは重量差が厳しくなってきた。5歳馬との比較は物差しが無いのでなんとも言えないが、これまでだいたい20キロ差で戦ってきた◎コウリキや○キンメダルと40キロ差ということになると、能力だけで押し切れるとは断言できない。

 同様に5歳馬どうしでいうと、△キサラキクはさらにリスクがありそう。牡馬の▲ハクタイホウとついに並び=実質20キロのアローワンスを与えたら、先着されても仕方ない。しかもキサラキクのほうは今回770キロだが、過去の結果を見ると他馬との重量差だけでなく絶対値も効いてしまうタイプのように思える。

 馬券は◎○▲のうち最低2頭が3着以内に絡み、残り1枠が△カイシンゲキを含めたシルシありの馬で埋まる3連複で。センゴクエースかキサラキクのどちらか片方は崩れている前提の馬券だし、それが前者なら配当も伸びるだろう。

 ◎6コウリキ
 ○4キンメダル
 ▲10ハクタイホウ
 ☆5センゴクエース
 △8キサラキク
 △3カイシンゲキ

 3連複
 4,6,10→4,6,10→3,4,5,6,8,10(10点) 600円 計6000円

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