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2007年1月 アーカイブ

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1/14ヒロインズカップ予想 斎藤修

不調でも能力でサダエリコ

 1月2、3両日に川崎競馬場をはじめとする南関東、および園田競馬場(2日のみ)などで行った帯広記念と銀河賞はけっこう売れたようで一安心。予想のほうは、帯広記念はまったくカスリもしなかったものの、めずらしく矢野さんと本命が一致した銀河賞のほうはそのスーパーロイヤルが2着に入ってくれてこちらもホッとした。

 さて、ヒロインズカップだが、重量については矢野さんが説明してくれているとおり。メンバー構成としては、11月12日のレディースカップ(北見)から8着のプリティブライトが抜けて、5月の旭川以来久々となるエンジュオウカンが加わったとだけという、ほとんど同じ顔ぶれ。
 そのレディースカップを勝ったトカチプリティーと重量差を比較してみると、当時はプラス10キロだったサダエリコとフクイズミが今回は同重量となった。
 というわけでここはサダエリコから狙ってみたい。6月の旭王冠賞以来勝ち星から遠ざかっていて、近走ますます不振の感じだが、北見記念では3着でそれほど負けているわけではない。この重量でこのメンバーなら本調子にはなくても勝ってもおかしくない。
 レディースカップではまったく見せ場をつくれなかったフクイズミだが、前々走のイオンカップでは3番手で障害を越えるとあとは持ったまま楽勝だった。あのレースができればここでも楽勝だろう。しかし極端な脚質だけに圧勝も惨敗もあり、重量の経験が740キロまでしかないのも不安材料。一応対抗評価にしておく。
 あとはレディースカップの上位2頭、トカチプリティーとプリンセスサクラコ。
 エンジュオウカンは休み明けで体ができているかどうかが問題だが、ある程度仕上がっていれば十分に勝負になるだけの力関係ではあるので押さえておく。
 ウィナーサマーは古馬オープンでの経験が少なく、このメンバーでは少々荷が重い。
 帯広記念2着と激走したスターエンジェルだが、ここは展開がまるで違うのでこれも見送る。
 ◎サダエリコ
 ○フクイズミ
 ▲トカチプリティー
 △プリンセスサクラコ
 △エンジュオウカン
 馬券はサダエリコから馬単表裏の流しと、同じくフクイズミから馬単表裏の流し。
 トリガミになる目もあるかもしれないけど、それも覚悟の上の16点買いということで。

 ところで正月の帯広開催は例によって8枠がたくさん出ていたのだが、大雪で中止になった7日を挟んであとの2日間は、8枠があまり出ずに、内のほうの枠がよく来ていた。
 当日は前半のレースで枠順による傾向も確かめておきたい。

今週のみどころ(1/13〜1/15)

2007年1月12日(金)

 先日NARグランプリ2006の表彰馬が発表され、ばんえい最優秀馬アンローズが選ばれました。今季はばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念の3重賞を制し、特に岩見沢記念ではばんえい牝馬初の同一重賞3連覇を果たすなど、年間を通して活躍しました。そのアンローズは今週のヒロインズカップにエントリー。トップハンデで厳しい戦いになるとは思いますが、その栄誉に華を添えるか、さらにいえば悲願の帯広初勝利なるか。日曜日のメインレースに注目です。
 13日(土)のメインレースはガーネット特別(3歳オープン)。ホクレン賞馬カネサリュウを筆頭に3歳トップクラス9頭が駒を進めてきました。そのカネサリュウは590キロのトップハンデ。規定よりも20キロ重いだけに、この馬の取捨がキーポイントとなりそうです。対してシベチャタイガー、コーネルフジら2歳時に世代を引っ張ってきた馬たちが580キロと恵まれており、ここはこうした実績馬の巻き返しが十分に考えられます。ほかホクレン賞2着のアローファイター、575キロのパンチテンリュウあたりが争覇圏。牝馬2頭プリンセスモモとヤマトナデシコの巻き返しにも期待できそうです。
 第10レースは4歳以上オープン混合の一戦。5月後半から掲示板を外していないホシマツリが中心となるでしょう。前走のオープン返り咲き初戦も、勝ち馬から差のない3着。ハンデも積まれていないだけに、ここはチャンスといえます。ほか復調気配を見せているニシキダイジン、巻き返したいヤマノミントあたりも上位に顔をのぞかせそうです。
 14日(日)は重賞のヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われます。このレースについてはヒロインズカッププレビューをご覧ください。
 15日(月)は愛国特別(4歳以上勝入混合550万円未満)が行われます。これは6日の第10レース、8日の第10レース上位組による勝入2度使い戦です。注目は“ニシキ”の2頭、ニシキセンプーニシキシャープ。ともに強烈な先行力が武器で、そのスピードを生かせるような馬場となればワンツー決着も十分あり得るでしょう。その2頭に割って入るのは、復調ホクショウダイヤ、銀河賞3着コマヨシニセイあたりとなりそうです。

1/14ヒロインズカッププレビュー

 14日(日)に重賞・ヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)が行われます。実力拮抗の馬が揃い、レースとしては大変面白くなりそうなメンバー構成となりました。また別の面から見れば、大友栄人厩舎が4頭、久田守厩舎が3頭、松井浩文厩舎が2頭、そして金山明彦厩舎が1頭。特に大友、久田、松井厩舎はリーディングトップ3を形成しており、厩舎の意地をかけた一戦ともいえそうです。
 注目したいのは前々回(04年12月に開催)の優勝馬トカチプリティー。障害を2、3番手でまとめる堅実さを武器に、北斗賞で8着に敗れて以降は掲示板を外さない安定したレースを見せています。戦ってきた相手はオープン2組のメンバーが多いのですが、カネサブラックやタケタカラニシキとも好勝負を演じてきているだけに実力はトップクラス。重賞勝ちは前述のヒロインズカップ以来ありませんが、今回はチャンス十分といえるでしょう。
 豪快な末脚を武器にオープンまで上り詰めたフクイズミも争覇圏。障害のデキに左右されることが多く、馬券に絡むか惨敗か、という極端なところは確かにあります。しかし、末脚の爆発力は魅力十分。年末年始の開催を休んだのが、吉と出るか凶と出るかは当日になってみなければわかりませんが、じっくり立て直したと見て、期待したいと思います。
 さまざまな意味で注目したいのがエンジュオウカン。昨年5月以来の出走ですが、その休養直前は従来の先行一本ではなく、障害を3、4番手で越えて追い込むといったレーススタイルを見せていました。オープン戦線のレース展開を占う1頭だけに、どういったレースを演じるのか、結果を別にして見極めたいところ。
 大友厩舎の筆頭格アンローズは、帯広記念で4着に健闘したとはいえ、例によって帯広コース、さらにトップハンデに不安を残しています。ならばプリンセスサクラコ、帯広記念2着のスターエンジェルに期待が持てるでしょう。特にスターエンジェルは昨年のこのレースで2着に健闘している実績からも、この時期は身体が動くと見えます。“もう一発”を期待してみたいと思います。
 面白い存在なのは、5歳馬の2頭ウィナーサマーエンジュダイヤ。ともに750キロと重量にも恵まれており、この2頭が早めのレースを展開する可能性があります。もしそうなった場合、もちろんそのままの粘り込みも期待できますし、フクイズミ、サダエリコの末脚を間接的に引き出すかもしれません。……そう考えれば、ウィナーサマー→フクイズミの松井厩舎2段ロケットには注意が必要でしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
11/12 レディースカップ(勝ち馬:トカチプリティー)
11/26 北見記念(勝ち馬:アンローズ)
12/3 イオンカップ(勝ち馬:フクイズミ)
12/23 サホロ特別(2着:トカチプリティー)
1/2 帯広記念(2着:スターエンジェル)
※サホロ特別以外の映像はこちら。ほか2カ月前までの映像はオッズパークにてご覧いただけます

レース回顧(1/6~1/9)

2007年1月 9日(火)

 今週は7日(日)の開催が雪のため中止となり、9日(火)に代替開催が行われる変則日程となりました。
 6日(土)は幸福特別(4歳以上650万円未満)が行われ、1番人気のナカゼンスピードが優勝しました。障害でやや苦戦したナカゼンスピードでしたが、4、5番手でこれをクリアすると、一気に先団に取りつき、残り30メートルを切って単独先頭。最後はハヤテショウリキに追い上げられましたが、これをしのいで優勝しました。ハヤテショウリキは障害5、6番手から追い込んで2着。障害2番手から粘りに粘ったイケダガッツが3着を確保しました。
 この日の第10レース、4歳以上550万円未満ニシキセンプーが優勝。昇級初戦で見事に1番人気にこたえました。得意の先行策からトップで障害を抜けると、あとは我慢のレース。残り10メートルを切って脚が鈍るのもお約束ですが、キタノカイザーらの追い込みを退けて連勝を飾りました。2着は障害2番手から粘り込んだキタノカイザー。そのキタノカイザーと並んで障害を下りたヨコハマイサムが3着。
 8日(祝・月)はニューイヤーカップ(4歳以上オープン)が行われ、6番人気のタケタカラニシキが制しました。第2障害はシンエイキンカイ、カネサブラック、タケタカラニシキ、ミサイルテンリュウが並ぶようにしてクリア。そこからいったんはカネサブラックが抜け出しましたが、ジリジリと差を詰めたタケタカラニシキが残り10メートル付近で並び掛けると馬体を併せたままゴール。わずかにタケタカラニシキが先着し、2着カネサブラック。3着には、珍しく中団からの競馬となったナリタボブサップが入線しました。帯広記念を制したトモエパワーは、追走一杯で最下位入線。
 代替開催の9日(火)は柏林馬事公苑特別(4歳以上800万円未満)が行われ、断然人気に推されたエビスオウジャが快勝しました。第2障害は内枠の3頭が並んで下り、一歩遅れて仕掛けたエビスオウジャが続く展開。しかしエビスオウジャは、残り20メートル付近までギャロップで走り続け一気に先頭を奪う圧巻のレースぶり。そのまま後続に差をつけて圧勝しました。3頭による2番手争いから抜け出したツルマキシンザンが2着。接戦となった3着争いはスーパーロイヤルが制し、4着にトカチタカラ。

映像は、オッズパーク内「過去のレースVTR」をご覧ください

馬券おやじは今日も行く(第29回)  古林英一

2007年1月 6日(土)

謹賀新年、今年もばんえい

 全世界のばんえいファンの皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 嵐のような年末が通り過ぎ、まずもって今年もばんえいを楽しめることを素直に言祝ぎたいと思う正月である。

 昨年末発売の「週刊競馬ブック」(44巻51号)のリレー連載コラム「一筆啓上」に、日経新聞の野元賢一氏による『誰が「文化」を買い支えるのか?』というコラムが掲載されている。例によって野元氏らしい言説である。

 氏は「第一に、従来の“掛けを媒介にしたスポンサーシップ”とは異なる支援方法の確立が必要である」と説いている。まことにもって御説ごもっともである。「つづけよう!ばんえい競馬」で、われわれが提案したかったのは、まさにその点だったと小生は理解している。馬券の売上増大が至上命題であることはもちろんだが、世界に一つのばんえい競馬とその背後にある農用馬生産や北海道の馬事文化を後世に伝えるためには、馬券の売上だけではなく、ばんえい競馬の多面的機能を発揮し、地域の貴重な文化・観光資源としてばんえいを活用することが重要である。

 氏は「現在の公式競馬の枠組から逸脱するが」、「サッカーのように、業界周辺に酔狂な人がいなければ、これも絵に描いた餅となるのだが……」と続けている。

 “現在の公式競馬の枠組”なるものであるが、法学士野元氏には釈迦に説法であろうが、そもそも競馬法には競馬の目的について何の規定もおかれていない(競輪・競艇・オートレースとは違うのだ)。つまり、これまでの「地方財政への寄与」という競馬の目的は、主催者が勝手に設定したものなのである。競馬の目的そのものを、地域住民の厚生の増大とすると、主催者が決めればそれで済む話である。これを“逸脱”と呼ぼうが、“革命”と呼ぼうが、そんなことはどうでもいいことだ。念のために付言するが、小生は何も馬券収支が赤字でいいといっているのではない。馬券収支が赤字でも競馬事業を中核とした事業そのものが、地域経済のなかで収支均衡すればいいと言っているのである。

 競馬そのものは“遊びごと”である。“遊びごと”を育て、伝えることが文化の形成・伝承であると小生は定義する。その担い手は所詮“酔狂な人”なのである。今回の存続運動を主体的に担った人たちの多くは、野元氏からみればまさしく“酔狂な人”といえる人たちである。酔狂、大いに結構ではないか。国民的スポーツなどといいながら、所詮は企業の宣伝媒体でしかないわが国のプロ野球より、勝った・負けたと騒ぎながら、市民がその根幹を支えてきた競馬のほうが、はるかに市民に立脚した健全なプロスポーツであると小生は思っている。

 で、今回の重賞3連戦である。年末の競輪グランプリの後、小生のパソコンがついにダウンしてしまった。ハードディスクを交換したら無事に復活はしたものの、おかげで「重賞予想:矢野・斎藤両巨匠に挑戦!」を公表できなかったのが、まことにもって、返す返すも悔しい……と、ちょっと見栄をはった小生であるが、実際のところは、帯広記念はトモエパワーは買っていたものの、スターエンジェルには手が回らず惨敗、銀河賞はスーパークリントンからはいったお陰で辛うじて白星、つづくホクレン賞はカネサリュウよりニシキガールを選んで失敗、都合1勝2敗というさして自慢できる結果ではなかったのだ。

 馬券の結果はともあれ(外れ馬券ドランカーの小生である。今さら、そんなこと気にして生きていけるものか)、『誰が「文化」を買い支えるか?』といわれりゃ、「断るのも角が立つので(存続嘆願の署名簿に)名前を書いた」ような男にゃ頼らねえ、わしが買い支えちゃるわい!と、勢いよく啖呵を切ったものの、みなさん、わし一人ではさびしいので、みんな一緒にがんばりましょうね~(^^)/

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