
園田チャレンジカップは、ナチュラリーがハナをとってエイシンエンジョイがぴたりと2番手。外枠のエイシンエンジョイは常に外を回らされる形だったが、最後の直線半ばでギアを一段階上げるような感じで一気に差し切った。今回は距離短縮で内枠に入ったエイシンエンジョイのほうが圧倒的に有利。820メートルの園田FCスプリントでも8番枠という外目の枠順ながら2着に入るスピードを見せているだけに期待は大きい。
このレース連覇がかかるのがナチュラリー。昨年のこのレースでは9番枠からのスタートでも1コーナーまでにハナを取りきって押し切った。今年はさすがに11番枠で、前述エイシンエンジョイが内の4番枠なだけに、展開的には厳しいレースとなりそう。
イルティモーネは、園田チャレンジカップは7着だったが、その前に1230メートル戦を連勝。距離短縮で巻き返す可能性は十分。
ゴールドスークは、重賞初挑戦となった園田チャレンジカップで3着。ナチュラリーの直後をぴたりと追走し、4コーナーでも最内をまわって吉村智洋騎手は最高にうまく乗った。それでも前述1、2着に対して伸び負けしていたので、ここで逆転まではどうだろう。
ウインベントゥーラは今回が重賞初挑戦。2走前の1230メートル戦2着でマークした1分17秒2はなかなかの好タイム。昨年、一昨年のこのレースが1分17秒台の決着だっただけに、タイム比較では十分に通用する。
◎4エイシンエンジョイ
○11ナチュラリー
▲3イルティモーネ
△9ゴールドスーク
△5ウインベントゥーラ
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エーデルワイス賞JpnIIIでのアザワクは、直線半ばで一旦は単独で抜け出したものの、中団から押し上げてきたコーラルツッキーに半馬身とらえられての2着。とはいえ、ハイペースで先行した前2頭が5着、15着に沈んだところ、その直後3番手を追走してということでは、負けて強しの内容だった。今回、8頭立ての少頭数ということでは、出遅れさえしなければ思い通りにレースが運べそう。
ヘイセイメジャーはイノセントカップを6番人気で勝利。フレッシュチャレンジを勝ったのみという成績ゆえ人気を落としていたが、2戦目以降は対戦相手がいずれも世代を代表するレベルの馬たちだった。デビュー戦以来の2勝目となったイノセントカップは、2番手から直線を向いて先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けずという強い勝ち方だった。
エンジェルパイロはデビュー以来ずっと1番人気の支持を受けるも重賞では能力を発揮できず、ここまで4戦2勝。イノセントカップ、エーデルワイス賞が、ともに1分12秒台での決着だっただけに、あと一歩、タイムを詰められるかどうか。
マナホクレレは、中央挑戦のすずらん賞、続くイノセントカップでは結果を残せなかったが、3走前に勝ったターフチャレンジがメンバー的にもパフォーマンスが高く、ここで巻き返す可能性はある。
ノーザンヴィグラスはイノセントカップでコンマ7秒差の5着なら能力的にもそれほど差はない。
◎7アザワク
○4ヘイセイメジャー
▲1エンジェルパイロ
△8マナホクレレ
△2ノーザンヴィグラス
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ウインハピネスは今年中央から転入して以降、連対を外さず着実にクラスを上げ、前走で東海クラウンを制した。逃げるシャドウチェイサーを3コーナー過ぎでとらえると、直線では追い比べとなって振り切った。今回、転入後では初の1900メートルとなるが、中央時代は1800メートルをたびたび使われており、距離延長も問題ないと見る。
一方のシャドウチェイサーは川崎から転入。重賞初挑戦だったサマーカップでは6着に敗れたものの、それ以外ではやはり連対を外さず確実にクラスを上げてきた。前走東海クラウンでは直線まで見せ場をつくった。ここは巻き返しのかかる一戦。
コウエイワンマンは、中央準オープンから名古屋への移籍初戦。昨年秋にダートに転向してから結果を残せていないものの、それでも勝ち馬から1秒ほどの差では走っていた。ここ2戦の大敗が気になるところだが、能力的にはあっさり勝ってもおかしくない。
名古屋のメモリージルバは、今年春に笠松のウインター争覇、マーチカップを連勝。休養明け初戦となった地元のオパールオープンが6頭立てで差のある最下位だったが、ひと叩きされ調子を戻していれば勝ち負けまである。
勝負になるのはここまで4頭と見る。
◎7ウインハピネス
○10シャドウチェイサー
▲4コウエイワンマン
△5メモリージルバ
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急激に力をつけて目下4連勝のエンゼルフクヒメ、デビューから7連勝のキョウエイリュウ、2頭に課された賞金別定10キロ増が影響するかどうかがポイントになりそう。
当初はなかなか勝ちきれなかったエンゼルフクヒメがここにきて4連勝でびっくりするくらい強くなった。前走はキョウエイリュウが取消となって、新馬戦以来の直接対決とならなかったのが残念だったが、第2障害手前まで溜めに溜め、障害を越えてからの脚取りが際立っていた。基礎重量が重くなるここでは、その溜めが生きてくるのではないか。
ここまで無敗で来たキョウエイリュウも当然の期待だが、古馬と違って基礎重量がそれほど重くないところでの牡・牝20キロの差は圧倒的に牝馬が有利と見て◎はエンゼルフクヒメとした。
積極的なレースぶりが目立つアヴエクトワは、土曜から日曜にかけて予想される雨で馬場が軽くなれば見せ場をつくれるのではないか。
青雲賞を勝ったコマサンダイヤ、夏以降の上昇度が目立つゴールデンペガサスらも上位が狙えそう。
◎4エンゼルフクヒメ
○6キョウエイリュウ
▲2アヴエクトワ
△10コマサンダイヤ
△1ゴールデンペガサス
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いよいよスーパージンガとグレイトパールの直接対決。スーパージンガは、飛燕賞で2着に敗れて以降、古馬相手も含めて負けておらず、一方のグレイトパールも当初の期待ほどの結果は残せていないとはいえ、佐賀所属馬には先着されていない。
ここはダートグレードなど高いレベルでの経験からグレイトパールに分があると見る。
スーパージンガは佐賀王冠賞と同じく52キロという斤量で、いまや全国区での活躍が当たり前のようになった吉原寛人騎手が呼ばれた。
ホワイトウィングスは船橋から転入して3戦2勝。◎○以外の馬たちとの比較では能力上位だが、南関東B3で勝ちきれなかったという成績では、◎○に割って入るまではどうか。
以上3頭の勝負となりそうで、いずれかが崩れたときに、前走国見岳特別でホワイトウィングスにやや離されていたコスモポッポにトッケンドーナ。さらにムーンパスラブあたりが食い込めるかどうか。
◎11グレイトパール
○6スーパージンガ
▲1ホワイトウィングス
△7コスモポッポ
△8トッケンドーナ
△9ムーンパスラブ
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