
昨年3歳時の東京湾カップを制して以降、惜しいところでタイトルに手が届かなかったクレイジーアクセルだが、今シーズンはグランダム・ジャパン(GDJ)古馬シーズンのタイトルを目指すとして遠征したノースクイーンカップではさすがに力の違いを見せた。引き続き鞍上の吉原寛人騎手は、2014年にアスカリーブルで、2016、17年にはジュエルクイーンでこのレースを3勝と相性のいい舞台。最終戦のレディスプレリュードに向けて負けられない一戦だ。
強敵となりそうなのは川崎から遠征のアッキー。中央1000万条件から転入して、勝ち星こそないものの南関東のオープン特別で好走。特に前走文月オープンは、ヤマノファイト、センチュリオンという牡馬の重賞クラスを相手に3着は評価できる。クレイジーアクセルを負かす可能性があるとすればこの馬。
兵庫からはるばる水沢までの遠征というのはめずらしいエイシンミノアカ。GDJはここまで佐賀ヴィーナスカップ4着に、兵庫サマークイーン賞は7番人気という低評価ながら3着に好走。GDJのタイトルを狙うには1つは勝っておきたいところ。
大井から遠征の3歳馬グレースレジーナは、GDJ3歳シーズンで遠征した園田・のじぎく賞で惜しくも2着好走。しかしながら初めての古馬との対戦となった前走B3特別では4着。斤量差があってもオープン実績のある◎○が相手ではハードルが高いが、連下なら可能性はある。
地元勢では、トライアルのフェアリーカップで1、3着だったコスモパープル、アーリーバードに食い込む余地があるかどうか。
◎9クレイジーアクセル
○8アッキー
▲3エイシンミノアカ
△2グレースレジーナ
△4コスモパープル
△7アーリーバード
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牝馬ながら石川ダービーを制したロンギングルック。MRO金賞は強力な遠征勢相手に見せ場をつくれなかったが、地元デビュー馬同士の前走石川門カップは2番手から3コーナー過ぎで先頭に立つとそのまま後続を寄せ付けずという盤石の競馬だった。地元の3歳牝馬同士ならここも負けられないところ。
各地で重賞実績を重ねたボルドープラージュは今シーズン岩手から転入。3走前、古馬相手に1400メートルのA2特別で2着、さらに前走では1500メートルのA1特別でも3着と善戦した。金沢ではこれが重賞初挑戦だが、◎相手でも見劣りはしない。頭の可能性まで馬券を考えたい。
カトリーヌレーヴは、石川門カップで直線唯一ロンギングルックに食い下がり、1馬身半差2着。ここはさらにメンバーが揃って上位争いに食い込めるかどうか。
ミエルミエーレの前走MRO金賞は、逃げて遠征勢の強力なマークに遭っただけに12着という着順は度外視。笠松・クイーンカップに遠征して2着という実績があるだけに、ここでも上位を狙えそう。
大井から今シーズン転入して3歳A1特別で好走があるスターインステルス、2歳時に金沢プリンセスカップを制したハクサンフラワーらは連下争いに食い込めるかどうか。
◎4ロンギングルック
○12ボルドープラージュ
▲8カトリーヌレーヴ
△11ミエルミエーレ
△6スターインステルス
△9ハクサンフラワー
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過去10年で地元勢の勝利は2度しかなく、今年も遠征勢が強力だ。
兵庫のエイシンエールは地元のA1A2特別から兵庫サマークイーン賞を連勝。特に前走兵庫サマークイーン賞ではスタートで出遅れ万事休すかと思われたが、4コーナーから直線では馬群の狭いところを割って出てきた。1400メートル戦にも実績があり、このあたりの距離はもっとも力を出せる条件だろう。
相手にも兵庫のエイシンテースティ。昨年中央未勝利から兵庫に移籍し、着実にクラスを上げてきた。前走ではA2特別を勝利し、まだ底を見せていない。兵庫移籍後ずっと手綱をとってきた田中学騎手が今回はエイシンエールへの騎乗となったが、今年も全国リーディングを争っている吉村智洋騎手なら不足はない。
昨年からグランダム・ジャパン古馬シーズンへの挑戦で遠征を続けている大井のステップオブダンスだが、あと一歩のところで勝ちきれない歯がゆいレースが続いている。能力上位は間違いなく、今回は金沢で吉原騎手となれば期するところはあるだろう。
高知のスプリングガールは今年4月以降A級で2着以内を外さず、重賞初挑戦となった前走トレノ賞でも2着に好走。押し出される形で△になってしまったが、勝っても驚けない。
もう1頭大井から参戦のジェッシージェニーもB3勝ちまでだが侮れない。
残念ながらこのメンバーでは地元勢の出番はなさそう。
◎10エイシンエール
○5エイシンテースティ
▲9ステップオブダンス
△3スプリングガール
△2ジェッシージェニー
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6月に行われた東北優駿は、グレートアラカー、エムワンピーコ、パンプキンズの3頭に人気が集まり、やまびこ賞ではグレートアラカーに7馬身差をつけられ2着に敗れていたパンプキンズがやや離れての3番人気だったが、スタートから楽にハナをとって逃げると、1番人気グレートアラカーを寄せ付けず2馬身差をつけての完勝。離れて3着が牝馬のエムワンピーコという結果だった。その後グレートアラカーは船橋に移籍、エムワンピーコは翌週のビューチフルドリーマーカップに出走するようで、世代3強のうち出走してきたのはパンプキンズだけ。他地区からの転入馬もいるが、いきなり重賞で勝ち負けという感じの馬もおらず、やはりパンプキンズが断然の中心となる。
相手筆頭はリュウノボサノバ。東北優駿は11着惨敗だったが、前半掛かって早々と失速してしまったため参考外。前走盛岡コースだが1600メートル1分40秒を切る好タイムでの勝利は評価できる。
人気を落とすなら狙ってみたいのが牝馬のエバーフレイム。前走ひまわり賞はエムワンピーコに1秒5もの差をつけられての3着だったが、中央から転入初戦となった水沢1300メートル戦は、3歳の下級クラスだったとはいえ2着に8馬身差は圧巻だった。今回、1600メートルでは有利な最内枠に入り、すんなり好位につければあっと言わせる場面はありそう。
中央未勝利から転入して5戦4勝のヒノキブタイ、前走盛岡の3歳A級で強い勝ち方を見せたヤマトタケルは、ともに重賞初挑戦だけに未知数だが、上位争いにからんでくる可能性はある。
◎9パンプキンズ
○3リュウノボサノバ
▲1エバーフレイム
△7ヒノキブタイ
△6ヤマトタケル
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中央未勝利から転入後11連勝というヒダルマがいよいよ重賞初挑戦。前走、A1(A2との混合)初挑戦でどうかと思われたが、なんと転入後最大となる2着に9馬身差をつける圧勝となった。とはいえ真の一線級とは今回が初対戦。しかも園田ではこれまで1400メートルしか経験がなく、初めての1700メートル戦ということでもちょっとハードルが高い。
メイショウオオゼキは中央1000万条件から転入して特別戦を4連勝。重賞でも期待されたが勝ちきれず。2度の六甲盃で先着されたのはタガノゴールドとタガノヴェリテだけ。今回はタガノヴェリテが出走してきたが、他地区で揉まれた経験を加味してこちらを上位にとった。
このレース連覇がかかるのが、そのタガノヴェリテ。今回、◎とともにトップハンデ57キロだが、昨年も56.5キロでトップハンデ57キロのエイシンニシパを半馬身差でしりぞけていただけに斤量は苦にならないだろう。
ここに来て勢いを感じさせるのがマコトタリスマン。6月の六甲盃は3着メイショウオオゼキに半馬身差の4着だったが、続く前走A1A2の特別戦では大差の圧勝。1870メートルの勝ちタイム1分58秒1は破格のタイム。園田金盃、兵庫大賞典が10年前から1870メートルになったのだが、両レースの勝ちタイムの最速はともに1分59秒台。重賞で勝ち負けできるレベルにあることは間違いなさそう。
さすがにこれだけのメンバーが揃うと、ヒダルマは押し出されて△評価まで。
昨年の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで3着に好走したキクノステラだが、距離延長がどうか。昨年のこのレース3着だったエイシンミコノスにも上位食い込みの可能性はある。
◎2メイショウオオゼキ
○9タガノヴェリテ
▲11マコトタリスマン
△4ヒダルマ
△12キクノステラ
△10エイシンミコノス
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