NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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ダノングッド、ダノンジャスティスという重賞実績馬が、同日佐賀で行われるゴールドスプリント遠征で不在となったが、それでも今の高知は層が厚いと思わせるメンバー。
本命候補が何頭かいて迷うところだが、中央3勝クラスから転入して8戦オール連対のダノンロイヤル。今回、格上挑戦での重賞初挑戦だが、前走B級の準重賞では直線で突き抜け2着に3馬身差の完勝。重馬場1分29秒3という勝ちタイムなら重賞でも勝負になる。
同じく中央3勝クラスから転入初戦を馬体重プラス22キロで楽勝したのがモダスオペランディ。勝ちタイムは1分30秒8と、上級クラスとしては平凡だったが、転入2戦目での上積みに期待だ。
中央2勝クラスから転入して最下級条件から14戦12勝、2着2回という成績でクラスを上げ、高知県知事賞に挑戦したグッドヒューマーだが、前半ハイペースを3番手で追走したこともあって最下位に沈んだ。中央時代もダート短距離を中心に使われていただけに、さすがに距離も長かった。高知1400mではコンスタントに1分29秒台をマークしているだけに、あらためてこの距離で期待だ。
ユニバーサルライトは昨年6月に船橋から転入し、A-1特別初挑戦だった前走を勝って、まだ底を見せていない。船橋時代の3歳時は東京湾カップ2着という実績もあり、あらためて能力が試される。
昨年建依別賞を制したアメージングランは、ここ2戦がイマイチだが、巻き返しなるかどうか。
サンライズナイトは昨年のだるま夕日賞がダノングッドの2着で、その後やや落ち込んだが、秋以降復活のきざしを見せているだけにあらためての期待。
◎8ダノンロイヤル
○5モダスオペランディ
▲4グッドヒューマー
△1ユニバーサルライト
△7アメージングラン
△2サンライズナイト
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はがくれ大賞典をエイシンニシパで4勝している兵庫・橋本忠明厩舎が送り込んできたのがエイシンビッグボス。エイシンニシパのみならず、佐賀の地方交流重賞では兵庫からの遠征馬の活躍が目立っている。エイシンビッグボスは、昨年4月の東海桜花賞ではインペリシャブルの4着、9月の園田チャレンジカップではダノングッド(2着)の4着に敗れているが、2走前の兵庫ゴールドカップでの2着、前走・近江牛特別での勝利から、ここに来ての充実ぶりがうかがえる。またその2戦が園田で初めての1230メートル戦であったように、今回の1300メートルも向くと思われる。
中央3勝クラスから大井に移籍して上昇中なのがマックス。特に近4戦の特別戦では3勝と好調で、前走大井1400メートルのおおとり賞では手応え抜群のまま直線で抜け出し、短距離重賞で掲示板の経験があるセイジミニスターに4馬身差をつける圧勝。佐賀のダートと小回りコースがこなせれば圧勝まである。
このレース連覇を狙うのが高知のダノングッド。一昨年9歳から昨年10歳の夏まで、まさに快進撃という勢いだったが、夏以降は勝ちきれないレースが続いた。さすがに明けて11歳という年齢もあり、また昨年より遠征馬のレベルが上っていると思われることから、連覇はどうだろう。
インペリシャブルは、半年の休み明けだった前走では直線失速してしまったが、昨年2月の兵庫ウインターカップでの1年半ぶりの勝利も、その前走までは惨敗続きで10番人気だった。叩き2戦目での上昇という可能性はある。地元の山口勲騎手にも期待だ。
地元勢ではウインターチャンピオンを制したダイリンウルフ、同3着も底を見せていないタガノキトピロらが遠征勢を相手にどこまでやれるか。
◎11エイシンビッグボス
○2マックス
▲7ダノングッド
△10インペリシャブル
△8ダイリンウルフ
△9タガノキトピロ
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トミケンシャイリは7カ月ぶりの実戦となった東海菊花賞は、南関東からの遠征馬の台頭もあって最下位だったが、名古屋グランプリJpnII当日に行われた師走昇竜戦では、1番人気のハローマイキー、中央3勝クラスから岩手を経由して転入2戦目のスズカゴウケツとの接戦を制した。新・名古屋競馬場の距離設定ではおそらく1500/1700メートルあたりが適距離と思われ、地元同士なら譲れない。
スズカゴウケツは転入初戦のA2特別を勝ち、続く前走師走昇竜戦は前述のとおりトミケンシャイリに1/2+ハナ差で3着。中団うしろから徐々に位置取りを上げ、メンバー中最速の上りで差を詰めたが届かず。道中の位置取り次第では逆転もありそう。
ブンブンマルは昨年、湾岸スターカップの勝利を含め5勝をマーク。3歳終盤からやや落ち込んだが復調とみていいだろう。とはいえ勝つときは強いが負けるときはあっさりというタイプ。中心としては狙いにくいが、能力は高い。
12月23日のタンザナイトオープンでブンブンマル(5着)に先着したメイショウシルト(2着)、ヒロシゲウェーブ(3着)も近走馬券圏内を外さない好走を続けており、能力的にも見劣らない。
◎12トミケンシャイリ
○2スズカゴウケツ
▲11ブンブンマル
△5メイショウシルト
△6ヒロシゲウェーブ
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3歳時には、ばんえい菊花賞、ばんえいオークスを連勝したサクラヒメは、4歳シーズンも快進撃。柏林賞はオーシャンウイナーと一騎打ちとなって、最後は力尽きてゴール前で転倒してしまったが、渡来騎手によると若さゆえ行き過ぎてしまったとのこと。その後は4カ月休養して、秋に復帰するとまたまた4連勝。同世代同士のクインカップ、さらに古馬と対戦したレディースカップでも、第2障害を越えて先頭に立つと、ほとんど持ったままでの圧勝。休養・復帰後の充実ぶりを感じさせた。過去15回の天馬賞で牝馬で勝ったのは2016年のキサラキクだけで、2着3着も少ない。さすがに明け5歳ともなると牡牝の能力差が開き、しかも定量戦となるとなおさら牝馬が牡馬と互角に戦うのは簡単ではないのだろう。ただサクラヒメの成長度を見ると、そのジンクスも突破できそう。
相手筆頭も牝馬のミソギホマレ。柏林賞を10番人気で3着と好走し、銀河賞ではハンデ差や軽い馬場もあったとはいえ、障害ひと腰先頭でオーシャンウイナー以下の牡馬をぶっちぎった。さらにクインカップでは障害5番手から一気の追い上げでサクラヒメの2着。レディースカップでも障害を降りてからの切れる脚がすばらしく再びサクラヒメの2着。今の軽い馬場ならその切れる脚が生かせそう。
マルホンリョウダイの重賞実績はばんえいダービー7着のみだが、A2-1組特別を連勝した勢いを買う。
イレネー記念、ばんえいダービーと、2歳・3歳シーズンの定量戦の三冠目を制しているのがオーシャンウイナー。柏林賞では前述のとおりサクラヒメとの一騎打ちを制したが、トップハンデの銀河賞はミソギホマレの2着。定量戦はこの馬には有利だが、ここのところの軽い馬場は◎○の牝馬2頭に有利と見てここは△まで。
ネオキングダムは今シーズン3着以内が一度もなく、しかも近3走連続10着と惨敗。しかしながら重賞2着5回という実績があり、世代限定重賞では重賞実績のある馬は侮れない。
アバシリサクラは、2歳時にナナカマド賞を制し、ばんえい菊花賞、クインカップでサクラヒメの3着。2走前、A2-2組を制した実力なら、定量でも牡馬相手に通用する可能性はある。
◎3サクラヒメ
○2ミソギホマレ
▲6マルホンリョウダイ
△8オーシャンウイナー
△9ネオキングダム
△4アバシリサクラ
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このレース5連覇、6勝目という記録が期待されたエイシンニシパが故障のため戦線離脱となったのはなんとも残念。ラッキードリーム、シェダルら有力馬が不在となっての混戦。
姫山菊花賞で思い切った逃げを見せたタガノウィリアムは直線でも単独先頭。ゴール寸前でラッキードリームにとらえられたが、ジンギ、シェダルを完封した逃げは見事だった。園田金盃はスタートいまひとつで4番手からの追走となり、前のラッキードリームを追いかける形で進出したが4着。勝ったラッキードリームは強かったが、2着ジンギにコンマ2秒差なら健闘と言える。今回トップハンデが課せられたが56.5キロならそれほど負担にはならない。
前走園田金盃では単騎大逃げで見せ場をつくった(3着)のがクリノメガミエース。そのときが定量53キロで、今回のハンデ52キロは有利。楠賞(3着)から3戦連続で騎乗する吉原寛人騎手が今回はどんな作戦に出るかも注目だ。
2020年秋に中央未勝利から転入して着実にクラスを上げてきたのがエイシンアンヴァル。ここまで兵庫では19戦して連対を外したのは2回だけ。しかも昨年夏から秋にかけてB1〜A2特別を3連勝。今回は重賞初挑戦で2カ月半ぶりの実戦がどうかだが、ハンデ54キロならあっと言わせる場面もありそう。
昨年の新春賞がクビ+アタマ差という接戦の3着だったコスモバレットは長期休養明けをひと叩きして臨む一戦。強敵不在となれば今年も上位を狙える。
下級条件から連戦連勝でクラスを上げてきたケンジーフェイスは、A級格付けとなってやや壁にあたった感じだが、前走園田金盃6着からの重賞2度めの挑戦で、54キロのハンデを生かせば上位食い込みも。
◎2タガノウィリアム
○1クリノメガミエース
▲11エイシンアンヴァル
△6コスモバレット
△8ケンジーフェイス
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