ブレイズアトレイルは、かきつばた賞では惜しくもハナ差届かずブレークビーツに逃げ切りを許し、せきれい賞は挫石のため無念の取消。とはいえ症状は軽かったようで、ここには完調で出走となるようだ。中央時代3勝を挙げている芝1600メートルの舞台で雪辱を果たす。
ブレークビーツは、せきれい賞でまさかの8着。スタート直後は先頭も、すぐに3番手に下げ、その後は出入りの激しい競馬で3コーナー手前から仕掛けたもののタイミング的には早かったようで、直線では一杯になってしまった。乱ペースに翻弄された感じの負け方。今回、地元馬同士のマイル戦ならペースが落ち着きそうで、力を発揮すると見る。
鳴り物入りで転入したダイワマッジョーレだが、初戦となるはずだったかきつばた賞は取消となり、適鞍がなく使ったダート1600メートル戦では5着に凡走。中央で芝の重賞2勝と実績的には最上位だが、どうも巡り合わせがよくない。
エゴイストにはデビュー以来初のマイル戦だが、盛岡の芝(1000メートル)は2戦2勝だけに、流れに乗れればチャンスはあるかもしれない。
B級ではあるものの、盛岡の芝で5戦すべて3着以内というロケットボール、5月のOROターフ特別で2着があるマイネルコランダムらにも要注意。
◎1ブレイズアトレイル
◯5ブレークビーツ
▲6ダイワマッジョーレ
△12エゴイスト
△3ロケットボール
△2マイネルコランダム
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B級馬による1400メートルのS2重賞。
中央2勝から転入して4戦2勝、2着2回と、B級までとはいえまだ底を見せていないテイエムシシオーが中心。逃げたカンナ賞ではピタリと2番手のコウエイテンペスタとの追い比べとなって振り切られたが、続く前走ではB-4組戦とはいえ速めのペースで飛ばした逃げ馬の2番手に控え、3コーナー過ぎで先頭に立つと後続を寄せ付けずの圧勝だった。良馬場で1分28秒台をマークしており、前走のレースぶりならB級のS2重賞なら十分に通用する。
サチノポピーは、2走前のカンナ賞では5着に負けてしまったが、前半馬群に包まれて自分のレースができなかった。1400メートル、B級のS2重賞や1組、2組戦で常に上位争いをしているだけに、ここでも勝利を狙える。
ダイメイチャンプは、中央では芝の短距離を中心に走って2着3着が2回ずつあったものの勝ち星に至らず。それから1年のブランクがあって今回が転入初戦。スピードがあることは間違いないが、まずは佐賀のダートをこなせるかどうか。
コウエイテンペスタは前走は6着だったが、距離が長かった。転入してから1400メートル2戦の内容から、印は△までだか勝ち負けの可能性は十分にある。
カシノソラーレも前走の1750メートル戦を度外視すれば、2走前のえびの特別2着好走というレースぶりからは上位争いも可能。
◎4テイエムシシオー
◯1サチノポピー
▲3ダイメイチャンプ
△2コウエイテンペスタ
△7カシノソラーレ
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前走サマーカップが重賞初挑戦で2着だったホッコージョイフルに期待する。中央1勝から転入して下級条件から順調に勝ち上がり、サマーカップは直線でマルトクスパートに差を広げられたが、よく粘っていた。4走前に8着に負けたのは1800メートルで距離が長すぎた。1400〜1600メートルならまだ底を見せていない。
相手にはサルバドールハクイ。こちらは中央準オープンから転入して、重賞こそあとひと息だが、金沢への遠征も含めて6戦してすべて3着以内。2走前のサマーカップではホッコージョイフルに続く3着だった。ただ転入初戦で1600メートル戦を勝っているとはいえ、この距離にはやや不安はある。能力的にはこのメンバーなら勝ち負け。
3歳時の成績から活躍が期待されているバズーカだが、4歳になってからはここまでわずか1勝。たしかに佐賀記念JpnIIIや船橋のオープン特別など強い相手との対戦もあるが、ここ2戦のレースぶりがよくない。2走前のA1特別は絶好の手ごたえ(に見えた)で先頭に立って直線を向いたが、直線半ばでばったり。前走の名港盃もやはり直線で失速している。距離的なことと考えられなくもないが、2走前の1700メートルから今回は100メートル短くなるだけ。ここで強くは押しにくい。
このレース連覇のかかるアップアンカーは、ここに来て調子を上げている。あっと言わせる場面はあるかもしれない。
大井から転入して6戦連続3着以内というアラートミノル、この距離が合いそうなクワイアーソウルらまでそれほど差はない。
◎6ホッコージョイフル
◯8サルバドールハクイ
▲1バズーカ
△2アップアンカー
△3アラートミノル
△10クワイアーソウル
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重賞で常に上位争いの安定感があるのがエーシンクリアー。一時期、遠征でしか重賞を勝てなかったのが、昨秋に姫山菊花賞を制し、2走前には兵庫大賞典で9馬身差の圧勝。続く前走の名港盃ではアクロマティックの2着に敗れたが、今回そのアクロマティックが不在となったここでは負けられないところ。
エナエビスは東海桜花賞で重賞初制覇のあと1年以上の休養があり、前走が復帰初戦で3着。そこを叩いての上積みがあれば勝負になる。
昨年11歳でこのレースを制したのがダイナミックグロウ。またひとつ年を重ねて、前走のA1特別がそれ以来の勝利。7番人気だった。しかし六甲盃以降は勝ち馬から1秒以内の差で走ってはいた。マイペースで逃げられればここでも粘る場面はあるかもしれない。
キングブラーボは、重賞初挑戦となった六甲盃では6番人気ながら勝ち馬からクビ+1/2馬身差で3着と好走。その後出走取消があって5カ月ぶりの実戦ということは気になるが、ここが試金石となりそう。
エイシンイーストは、中央1勝から転入して4連勝中。初めての一線級相手にどこまでやれるか。
タガノプリンスは、前走こそ1番人気でダイナミックグロウの7着に敗れたが、巻き返しに期待したいところ。
◎1エーシンクリアー
◯6エナエビス
▲3ダイナミックグロウ
△11キングブラーボ
△10エイシンイースト
△8タガノプリンス
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それにしても牝馬でオヤジノハナミチって、すごい馬名。これはもしかして結婚式の入場の場面とかからの想像ですかね。そしてすごいのは馬名でなく、そのレースぶりも。フレッシュチャレンジでは、スタートからスピードの違いでハナを奪うと、直線では後続との差を広げて独走。差を広げたあとも気合をつけられていたのは、今後のことも考えてのことなのだろう。1000メートルの勝ちタイムは59秒8で、今年の門別1000メートルの2歳戦で1分を切るタイムをマークしたのはこの馬だけ。相当なスピードの持ち主といえそうだ。
栄冠賞で5着のアップトゥユー、6着のピンクドッグウッドは、直線を向いてこの2頭が馬体を併せて先頭だったが、前で競り合ったペースが速く最後は息切れ。それでも先行勢総崩れの中で上位争いに残った。そういう意味では同じ1200メートル、そして牝馬同士なら巻き返す可能性は大いにある。ウィナーズチャレンジを勝っている経験からピンクドッグウッドを上にとった。
シェアハッピーはデビュー3戦目のアタックチャレンジが初勝利で、さらにオープンのルビー特別と連勝。ここに来て上昇傾向。
フレッシュチャレンジで1戦1勝という馬はオヤジノハナミチ以外に2頭いるが、ピンナップに期待。逃げ馬を直線でとらえて3頭の争いからしぶとく抜け出したというレースぶりで、一杯になりながらも最後まで伸びていた。
◎2オヤジノハナミチ
◯9ピンクドッグウッド
▲4アップトゥユー
△3シェアハッピー
△5ピンナップ
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