ヴィーナスアローは、デビュー以来負けなしの4連勝中。ただ勝ち続けているというだけでなく、そのパフォーマンスは圧倒的で、1400メートルの持ちタイムで1分34秒を切っているのはこの馬だけ。既存勢力とは勝負づけが済んだ印象で、相手になる可能性があれば北海道からの転入馬だろう。
対抗には、その北海道から移籍初戦となるバーバリアン。一般の未勝利戦を勝ったのみだが、続く前走の条件戦は、逃げてゴール前4頭大接戦の2着。素質を感じさせる走りだった。
既存勢力組の2番手はゴールドハリアー。ヴィーナスアローには歯が立たなかったが、前走JRA認定のサファイア賞では早め先頭から2着に4馬身差をつける圧勝。安定した走りを見せている。
もう1頭の北海道からの転入馬、スターグルーヴは未勝利戦を勝っての移籍。アクティブムーンはまだ勝ち星がないが、ここまでの4戦がヴィーナスアローもしくはゴールドハリアーとの対戦で、2着2回、3着1回なら、いずれチャンスが巡ってきそう。
◎5ヴィーナスアロー
◯11バーバリアン
▲3ゴールドハリアー
△4スターグルーヴ
△1アクティブムーン
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3歳馬によるマイルのM3重賞で、有力馬はここをステップに10月23日の不来方賞を目指すことになるのだろう。
岩手ダービーダイヤモンドカップを制して6連勝としたのがエンパイアペガサス。それ以来の休み明けに加えて58キロを背負うというハンデはあるが、出走してくるからには中途半端な状態ではないのだろう。不来方賞からダービーグランプリへと考えると、このあたりではまだまだ負けられない。
チャイヨーは、岩手ダービーダイヤモンドカップこそ10着に敗れたが、その後ウイナーカップで重賞初勝利。そしてひまわり賞は3着だったように、2000メートルとなると距離が長い。1600メートルなら力を発揮してきそう。
メジャーリーガーは、南部駒賞を制したところではこの世代のトップの1頭と考えられた。しかし今シーズンは、やまびこ賞こそエンパイアペガサスに半馬身差の2着と好走したものの、3戦して勝ち星なし。今回はエンパイアペガサスと同じ58キロを背負うが、巻き返しに期待したいところ。
今シーズン岩手に移籍して勝ち星がないノーノーイエースだが、一連の重賞でも掲示板は外さない好走を見せている。ここでも上位争いは可能。
あやめ賞を制したディックカントウだが、ここ2戦は差のある敗戦で、今回は距離短縮を味方に上位を狙う。
◎9エンパイアペガサス
◯5チャイヨー
▲3メジャーリーガー
△6ノーノーイエース
△4ディックカントウ
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門別のダートではまだ底を見せていないと言っていいのがバンドオンザラン。栄冠賞を制したあとは中央の芝に2度挑戦したものの、残念ながら結果は残せず。とはいえ栄冠賞で2着に負かしたヒガシウィルウィンは、その後ブリーダーズゴールドジュニアカップ2着など、ともにこの世代のトップを争う存在であることは間違いない。ここはダートに戻って再度の期待。
栄冠賞で3着だったスーパーステションは、ブリーダーズゴールドジュニアカップでは差のある6着。1200メートルに戻れば能力を発揮しそう。
ともに短距離のフレッシュチャレンジを圧勝したスカイロックゲート、リシュリューは、その後は長めの距離を使われたが、この1200メートルに戻って、あらためて力が試される。
フレッシュチャレンジで2着馬に3秒差をつけてぶっちぎったシュラーゲンだが、勝ちタイム自体は平均的なもの。続くウィナーズチャレンジはまったくレースをしておらず、ここはあらためめての期待となりそう。
◎2バンドオンザラン
◯9スーパーステション
▲8スカイロックゲート
△6リシュリュー
△7シュラーゲン
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別定戦とはいえ実質定量で、内回り1600メートルの星雲賞を圧勝したオヤコダカが、再び同じ舞台なら敵はない。ここも強い競馬を見せてくれるはず。
相手はグランプリブラッド。昨年の道営記念を圧勝し、船橋に遠征した総の国オープンでは高知のサクラシャイニーと叩き合ってハナ差の2着。今季春の2戦は結果がでなかったが、夏を休養し、道営記念連覇に向けて調子を上げていきたいところ。
ヘブンズゲートは、赤レンガ記念、星雲賞ではともにオヤコダカの2着で、今シーズンここまで5戦オール連対。ここでも当然上位争い。
ジャストフォファンは、大井に遠征した黒潮盃でも4着と能力の高さを見せた。今回、初めての古馬との対戦がいきなり重賞だが、オヤコダカ以外に今シーズン重賞を勝っているいる馬がいないというメンバーだけに連下争いも可能と見る。
サクラインザスカイは中央時代も含めて初めての1600メートル戦だが、逃げてうしろがオヤコダカを意識する展開になれば、内回りコースだけに粘り込む場面があるかもしれない。
◎5オヤコダカ
◯6グランプリブラッド
▲7ヘブンズゲート
△3ジャストフォファン
△2サクラインザスカイ
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60kgを背負ったダノンレジェンドが規格外の強さを見せたクラスターカップJpnIIIでは、3着に入ってあらためて能力の高さを見せたラブバレット。水沢のマイル戦は、古馬になってからはトウケイニセイ記念を制しているものの、必ずしもベストの距離ではない。とはいえ、登録のあったナムラタイタンが回避して地元同士のメンバーなら負けられないところ。
相手には2歳時からライバル関係にあったライズライン。2走前の七夕特別(水沢1800メートル)を逃げ切り、前走すずらん賞は4番手から4コーナーで先頭に立ち、追ってきたツクバコガネオーを振り切った。2連勝と調子を上げて臨む一戦。スタート後すぐに4コーナーに入る水沢1600メートル戦で最内枠に入り、先手をとってマイペースに持ち込めればラブバレットを一蹴というシーンもあるかもしれない。
ツクバコガネオーは、中央オープンで好走実績があり、前走がじつに3年8か月ぶりの勝ち星。2走前のすずらん賞ではライズラインに1馬身1/4及ばなかったが、距離適性は問題なく、一度水沢を経験したということであれば、上積みも期待できそう。
昨年のこのレースではナムラタイタンの2着だったコミュニティ。今回は◎〇が強敵になりそう。
シークロムは大外に入ってしまっただけにハナをとりに行くのは難しそう。◎〇を制してハナを主張すれば波乱の目もあるかもしれない。
◎7ラブバレット
◯1ライズライン
▲2ツクバコガネオー
△4コミュニティ
△9シークロム
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