ピッチシフターが25日の兵庫サマークイーン賞ではなく、地元のこちらに回ってきた。前走、グランダム・ジャパン古馬シーズン初戦の読売レディス杯は3コーナーからまくって直線で前をとらえるかというレースだったが、エーシンサルサに押し切られ惜しくも2着だった。地元では牡馬相手でもトップを争う1頭で、今シーズンも東海桜花賞を快勝し、かきつばた記念JpnIIIでもあわやという場面があって地元最先着の4着だった。1900メートルは昨年の東海ダービー(4着)以来2度目だが、1700や1800メートルで結果を残しているだけに、地方同士なら問題なくこなすだろう。
リバルドホープは2連勝中と好調。前走ルビーオープンはスタートでダッシュがつかず後方からとなったが、直線1頭だけ際立つ脚色で伸びてゴール前差し切った。前々走で1900メートルを勝っているように、行き脚がつかないこの馬には、この距離の方がむしろ向いているのではないか。
ここ4戦のA1特別でいまいち勝ちきれないのがマルカベンチャー。前走も1番人気にこたえて勝ったかと思ったところ、リバルドホープにクビ差とらえられた。今回はピッチシフターが相手ではちょっと厳しいかもしれないが、上位争いにはからんでくる。
重賞実績豊富なエイシンナナツボシには一発を期待。
A級で安定して上位争いのラヴィドール、ボンドストリートらも連下争いにはからんできそう。
◎9ピッチシフター
○11リバルドホープ
▲3マルカベンチャー
△8エイシンナナツボシ
△4ラヴィドール
△5ボンドストリート
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兵庫の下原理騎手を配したリワードアンクを狙う。今年地元では3着以内を外したことがなく、前走A-1特別は2着ウォーターデュークに4馬身差をつけての快勝。そこでは、二十四万石賞で逃げ切りを許していたオオミカミを3着にしりぞけてもいた。調子を上げて重賞初制覇のチャンス。
同じ1300メートルの黒潮スプリンターズカップを今年制しているのがファイアーフロート。地元高知ではやはり崩れたことがなく、前走園田FCスプリントでの6着は、エンジンのかかりの遅いこの馬には距離が短かすぎたし、直線の短い園田コースも向いていなかった。地元に戻って再度タイトル奪取の期待がかかる。
同じく高知で3着以内を外していないのがディープハント。園田FCスプリントではファイアーフロートに先着する3着で、初めての高知での重賞で楽しみなところ。
高知の二冠馬となったニシケンメイピンは、前走牝馬同士のヴェガ特別も快勝。このメンバーに入っても53キロを生かせればチャンスはあるかもしれない。
オグリキャップ記念を制したリワードレブロンは、その後高知に戻って今ひとつの成績で、前走A-2の一般戦でようやく勝利を収めた。久々の1300メートル戦でどこまでやれるか。
A級下位で2連勝中のシーセラピスは、重賞初挑戦で上位食い込みまであるかどうか。
◎1リワードアンク
◯4ファイアーフロート
▲9ディープハント
△7ニシケンメイピン
△3リワードレブロン
△2シーセラピス
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同じ盛岡1800メートルの舞台、あすなろ賞で牡馬相手に圧勝したコウギョウデジタルに期待。前走岩鷲賞も見せ場をつくっての4着で、牝馬では最先着。今の好調ぶりなら外枠から好位にとりついて早め先頭で押し切る場面が想像できる。
カミノマーチは、あすなろ賞こそコウギョウデジタルから離されたが、前走水沢の1800メートル戦を快勝。調子を上げてどこまで迫れるか。
このレース連覇がかかるのがミキノウインク。今季は4戦して4着が最高という成績だが、牝馬同士のここなら上位争いも。
前走A級二組戦まで3戦連続連対中のマムティがこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
センゲンコスモは、昨年川崎所属馬として読売レディス杯を制したが、その後に骨折が判明。1年ぶりの実戦でどこまでやれるか。
◎11コウギョウデジタル
◯12カミノマーチ
▲6ミキノウインク
△5マムティ
△9センゲンコスモ
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佐賀のB級重賞。出走8頭中6頭の前走が7月6日のラベンダー特別(B級2組、1400メートル)で、1着馬と3着馬は今回不在。2着のビレッジオブベストと、4着以下の馬たちとはちょっと力差のある内容で、しかもビレッジオブベストは前々走でB級1組特別を制しているだけに、さらに上のクラスでもという力はありそう。
相手筆頭は、前走B級3組の一般戦を勝ったシキセイセイ。ここ3戦連続連対中と好調で、1400メートル戦で1分30秒台をコンスタントに出しているというスピードなら、ビレッジオブベストを負かす可能性もある。
3番手にはエッフェル。ラベンダー特別は4着で、中央からの転入初戦だった2走前のB級1組特別ではビレッジオブベストに2馬身差の2着。逆転までは難しそうだが、ビレッジオブベストが中団からまくってくるタイプだけに、展開にまぎれが生じた時にチャンスはあるかもしれない。
シムーンは、ここ2戦はいまひとつ結果がともなわないが、今年1月の転入後は4連勝と勢いがあり、5月にはB級1組特別を勝った経験がある。前走のラベンダー特別大敗に目をつぶれば可能性はある。
◎8ビレッジオブベスト
◯1シキセイセイ
▲7エッフェル
△4シムーン
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出走11頭中8頭が前走B級以下を走っていたというメンバーだけになかなかに難解。フレアリングマリーは北海道に戻って3戦、先行して粘れずというレースが続いているが、相手はA級馬。レースぶりは一戦ごとによくなっており、相手が楽になる今回のメンバーならマイペースに持ち込んで粘れると見る。
ハッピーメイカ―は、勝ったり負けたりで少しずつクラスを上げて前走でB4特別を勝利。調子を上げてきているだけに、メンバーに恵まれたここならタイトル奪取も可能。
マヤノポルカは、昨シーズンの再転入後、今季初戦まで9戦連続連対。ここ2戦は案外だったが、A4以下で勝ったという実力なら、ここでも期待できそう。
プロプエスタは今シーズンの復帰戦こそ7着だったが、その後B4以下の特別で2着、2着。昨年のこのレースは8着だったが、クラキンコやショウリダバンザイなど牡馬との重賞でも活躍していたトップクラスの牝馬が引退してという今年のメンバーなら期待できそう。
プリュムローズは中央では芝の2000メートル前後を使われ1勝のみ。転入後3戦していずれも1秒以上の差をつけられているが、徐々に門別のダートにも慣れているだけに上位争いも。
◎5フレアリングマリー
○3ハッピーメイカー
▲4マヤノポルカ
△10プロプエスタ
△11プリュムローズ
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