松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 2日メインは11月30日、水沢2500mを舞台に行われる重賞北上川大賞典トライアル「第48回すずらん賞」(盛岡ダート1800m)。一昨年まですずらん賞は1600mで行われていたが、昨年から1800mへ延長。準重賞から重賞へ再格上げされた。
  
  ヒロシクンは昨年度の4歳以上最優秀馬。今季は赤松杯から始動し、フジユージーンの追撃を封じて快勝。続いてシアンモア記念も同様に逃げ切りを決め、春のマイル王に君臨した。続いて一條記念みちのく大賞典2連覇を狙ったが、3歳馬リケアカプチーノとの壮絶なマッチレースの末、惜しくもハナ差2着に敗れた。
  
  マーキュリーカップは中央相手で10着に終わったが、夏休み明けの青藍賞でもフジユージーンを完封。2連覇の偉業を達成した。マイルチャンピオンシップ南部杯はスキップし、すずらん賞は予定どおりのステップ。今後、トウケイニセイ記念、桐花賞を目指すためにも今回は負けられない一戦。
  
  ミニアチュールはオープン牝馬重賞・フェアリーカップを優勝。ビューチフルドリーマーカップ2連覇はならなかったが、牡馬相手にシアンモア記念3着、一條記念みちのく大賞典3着。あすなろ賞でも2着を確保した。前走は3着に終わったが、最内1番枠に入り自分の競馬ができなかったのが敗因。盛岡1800mは5戦4勝2着1回と最も得意とする条件。すずらん賞2連覇を狙う。
  
  ライアンは昨年、芝からダート変更のせきれい賞、ファン投票・桐花賞とビッグレースで2勝。今季も2勝をマークしているが、シアンモア記念6着、みちのく大賞典4着。芝・せきれい賞12着と伸びを欠くレース。前走・青藍賞も5着だったが、スローに落とされたのが致命傷。多少でもペースが速くなれば反撃に転じて不思議はない。
  
  スズカゴウケツは南関東から帰郷後、2勝2着2回。芝にトライして5、7着に終わったが、ダートに戻って2着2回から前回快勝。上昇ムードで臨むのが心強い。理想は好位インをキープできること。うまく脚を貯めることができれば好勝負に持ち込める。
  
  ヘリオスは中央8勝。2022年、マイルCS南部杯ハナ差2着の再現を今年狙ったが、衰えを隠せず12着。それでも一戦ごとに調子を上げているのは確か。盛岡1800mはあすなろ賞快勝で適性を証明済み。
  
  ラストマンは中央ダート4勝、南関東A2から転入。初戦7着だったが、矯正具を使用して軌道修正。6勝2着1回と抜群の勝率。過去にマーキュリーカップ5着の実績があり、格負けは一切ない。
  
◎⑩ヒロシクン
〇⑥ミニアチュール
▲④ライアン
△③スズカゴウケツ
△②ヘリオス
△⑦ラストマン
<お奨めの1頭>
2R ニルカンタテソーロ
前走1000m戦で強烈なまくり脚をさく裂させて1秒3差で圧勝。これで弾みがついてもう一丁いける
