
9月2日(火)、「第57回不来方賞」(3歳・JpnII 盛岡ダート2000m)の枠順が発表された。今年はJRA5頭、岩手7頭の計12頭によって覇を競う。
①ユウユウコラソン
②サンロックンロール
③タカマキファイブ
④コックリサン
△⑤ルヴァンユニベール
⑥キングミニスター
△⑦ハグ
〇⑧ロードラビリンス
⑨フタイテンホイール
△⑩リケアカプチーノ
▲⑪メイショウズイウン
◎⑫ナルカミ (印は松尾予想)
昨年はサンライズジパングが3馬身差で完勝。2着カシマエスパーダ、3着にサトノフェニックスが入り、JRA勢が上位3着までを独占。地元期待のフジユージーンは4着に終わった。
今年もJRA勢の優位は動かないが、リケアカプチーノがJRA5頭にどんな競馬ができるのかも焦点。菅原勲調教師「ダイヤモンドカップ(2着)の時はまだ腰がパンとしなかったが、東北優駿で一変した。その後、さらに状態が良くなったので一條記念みちのく大賞典に挑戦したが、ヒロシクン相手に勝利。本物になりましたね。その後は滋賀県の吉澤ステーブルWESTで休養させて8月上旬に帰郷。無事に夏を過ごして順調そのものです。JRA相手だが、電光掲示板に載りたいと思っている。不安より楽しみの方が大きいです」。健闘を祈りたい。
9月1日メインは「夢・希望 未来へ前進」(B2級一組 盛岡ダート1600m)。今開催から格付けが再編成され、クラス移動が激しい。特に最下級C2が顕著だが、このレースも上のクラスから降格組が有利。もちろん、どのレースにも当てはまる。
本命はドテライヤツ。南関東3勝から2022年4月、門別へトレード。同年、重賞・瑞穂賞を制し、道営記念4着。その後も堅実さを発揮して門別4勝後、昨年12月に転入。当初は苦戦を強いられたが、今年は赤松杯5着から3着3回。ようやく岩手の水にも慣れてきた。勝ち味の遅さは相変わらずだが、今回はA級からB2級へ降格。メンバーが大幅に甘くなり、待望の岩手初勝利を飾る。
ストロングフーヴスは今季1勝3着2回。成績が安定しないのがネックだが、前走7着でもタイム差は0秒9。岩手3勝2着2回はすべて水沢戦であげたもの。盛岡コースは3着2回が最高だが、いずれも今シーズンにマーク。揉まれない外枠に入ったのも好材料。
スピリットクークスは今季2勝2着2回。馬券対象が1400m以下に限られているのが気になるが、ここ2戦は1600mで連続4着。距離克服のメドが見えてきた。先行粘りを身上とし、2番枠は絶好。すんなりの流れに持ち込めば残り目十分。
アナザークイーンは中央1勝クラス、大井2勝・B3級から転入。好走が続かないのがネックだが、岩手2勝2着1回3着2回。好メンバーがそろったC1特別・御所湖賞で3着に健闘したのは評価に値する。
ブルーシャトーは南関東C3級から転入後、5戦目から2連勝マーク。C1昇級後は3着2回止まりだが、うまく流れに乗れれば上位進出。
セイウンアーテルは前回快勝。C2からB2へジャンプアップしてメンバー強化だが、好調サイクルをキープ。
◎⑥ドテライヤツ
〇⑧ストロングフーヴス
▲②スピリットクークス
△③アナザークイーン
△①ブルーシャトー
△⑤セイウンアーテル
<お奨めの1頭>
3R スマートセラヴィー
前走、クラスターカップへ出走して最下級C2降格は恵まれすぎた。この相手なら首位を譲れない