
14年目の3月11日になりました。2011年のこの日起きた東日本大震災は岩手県にも大きな被害をもたらしました。以来復興が進められてきましたが、震災の影響は未だに各地に残っているように見えます。
折しも今年、そんな3月が迫ってきた時に大船渡・陸前高田で大規模な山火事が発生して、またしてもの避難生活、またしてもの被害を受けた方がおられるというニュースもありました。災害というものは常に身近にあると改めて心に刻むと同時に、山火事被害からの1日も早い復旧を、そして東日本大震災の被害を受けた方々の心の安寧を、改めてお祈りいたします。
3月9日から始まった春の水沢競馬。今月に入る頃まで、というか2月になったくらいから雪が積もるような日が増して寒さが堪えるような感じだったのですが、いざ競馬が始まるとなると日差しも一転春めいてきたように感じます。夕方からはまだまだ寒いんですけども春はどんどん近づいてきている印象。
一方競馬の面から見ると、盛岡競馬場はかなり雪の影響があったようですが、水沢競馬場の方は案外雪が少なく調教も進んでいたとのこと。馬の仕上がり具合にはまだしばらく違いというか、2月になってからのドカ雪の影響がありそうです。
3月11日のメインレースは11Rの『東日本大震災津波を語り継ぐ日』、B1級一組・ダート1600mの11頭立てです。
先にも触れた競馬場間の仕上がり具合の差と、そして今週の水沢競馬場はこの時期にしては軽めの、時計が速い・先行馬が戦いやすいコース傾向になっている点に注意しつつの予想として、本命は(4)サンエイコンドルを採りました。
昨秋以降はB1に降級していたとはいえ昨年の今頃はA級で勝ち星も挙げていた馬。その昨年4月15日のA級二組での勝利は2番手先行から圧勝しています。一組戦で大敗してからリズムを崩していた印象ですが、降級して、そして戦いやすい水沢に変わって勢いを取り戻してきたように見えます。他にも先行タイプはちらほらいますが戦法の手堅さではこちらが上位と判断。そうなれば今の馬場も味方して・・・と見ての本命視。
対抗は(3)マツリダショパン。前走は鞍上が上手く導いた印象が強いですが、前残り傾向が強かった中でマクリ差しを決めたのは馬にもそれだけの勢いがあったと考えたいもの。今の馬場傾向は味方ではないかもですがその勢い継続に期待したいし、マイルなら好位からの競馬をしていた点にも注目しつつ。
(7)フェブサンカラが三番手。昨年終盤はC級→B2級と上がってきていたところで、今回の元A級も多いB1では相手強化感があるのは確かですが、時計自体にさほど大きな差が無いのも確か。コース慣れ・クラス慣れが進んでいるとすればもう一歩前進もあっていいと判断。
以下、まず(2)ジャッジ。勝ち星からは少し遠ざかっていますが、昨年の終盤は復調気配濃厚で勝ち切れなかったのは展開が向かなかっただけの印象がありました。あとは仕上がり具合がカギ。(6)エイシンガネーシャも昨年後半は勝ち切れないながらの安定感、存在感は戻ってきていた印象。こちらも流れひとつで上位食い込みがあっていいでしょう。(横川典視)
●11Rの買い目
馬単(4)=(3)、(4)=(7)、(4)→(2)、(4)→(6)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ