12月2日に行われた『オッズパーク杯 ゴールデンジョッキーズシリーズ』。リーディング上位の12騎手が2戦を戦い(※山本政聡騎手は疾病のため欠場)、村上忍騎手が総合優勝を果たしました。
ダート1400mで行われた第1戦は1番人気に推されたソルエストレーラ・鈴木祐騎手が逃げ切り勝ち。1600mに舞台を変えた第2戦はゴール前の接戦を4番人気サンエイブレーヴ・阿部英俊騎手が競り合いを制して優勝しました。この2騎手が獲得したのはそれぞれ38ポイントでしたがこれを上回ったのが村上忍騎手。第1戦2着、第2戦も2着の計40ポイントを獲得して先の2騎手を上回り、見事総合優勝、今年の王座に。
「優勝がなく総合優勝するのはちょっと微妙な気持ち」と振り返った村上忍騎手でしたが、先日の岩手競馬所属騎手の歴代最多勝記録達成、さらには楠賞での遠征重賞勝ちなど今の勢いを遺憾なく発揮した総合優勝だったと言えるでしょう。
12月4日のメインレースは12Rに行われる『イーストスタッド特別』、B2級一組ダート1600mの一戦。本命は(1)アンナプルナを採りました。
前走が転入初戦だった同馬は9番人気3着の結果。B1・B2混合という組み合わせのレースでしたが先行してのしぶとさを発揮しつつB1でも通用している馬たちと互角に渡り合えた所は評価して良いものですしフロック視する必要もないでしょう。加えて南関での好走経験が1500m、笠松でのそれが1600m。JRA時代は短距離中心の戦績にみえましたがこれならむしろマイルもいいと見ていいのでは。前走のように流れに乗れればここでも。
(5)テーオーアマゾンが対抗。直近の勝ち星は盛岡マイルですが水沢マイルの経験は豊富、むしろ水沢の方が安定感がある印象もあります。差し馬ですが直線一気の形よりはある程度の好位置から押し込むのが勝ちパターン。今の馬場傾向は敵では無いはず。
(11)ホーリーバジルを3番手にピックアップ。盛岡に良績が多いのはあまりタフな馬場はイマイチな影響で、水沢でも稍重や重なら好走しています。この馬にとってもこれまでより軽くなっている馬場が味方になる可能性は十分にあるとみました。
以下、近走苦戦気味も春先くらい走れれば大きな差は無い(6)エイシンヌチマシヌ、ダートマイルにも手応え増しつつある(3)フェブサンカラを。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(1)=(5)、(1)=(11)、(5)=(11)、(1)=(6)、(1)→(3)
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