25日メインはB1級一組「アラバスター賞」(水沢1600m)。各馬が一長一短のメンバー構成で、波乱の要素がたっぷりと含んだ一戦となった。
本命にマルケイアローを指名する。2歳時は1勝のみにとどまったが、3歳時に4勝をマーク。着実に地力が強化され、今シーズンも2勝2着3回。9月からA級入りを果たしたが、5着2回、7着1回。オープンの壁は厚かったが、前々走で3着確保。待機策に転じたのが功を奏した。
前走はB1級へ降格したが、好調馬がそろった上、1400mの忙しい競馬に手こずりながらも最速の上がりを駆使して3着に突っ込んだ。今回は実質A級メンバーだが、マイル延長は望むところ。脚質面で不安は残るが、決め手を武器に7月以来の勝利をモノにする。
アーバンキッドは一昨年、中央芝3勝から障害1勝を経て転入。いきなり芝交流・OROカップでロードクエストの2着を確保し、中央オープンの底力を披露した。昨年は順調さを欠いて未勝利に終わったが、今シーズンは芝重賞・いしがきマイラーズ2着で健在を誇示した。
転機は5走前のB1戦。当初予定は芝1600mだったが、走路悪化のためダート変更。アーバンキッドには厳しい変更だったかに見えたが、鮮やかな直線抜け出しを決めて完勝。続くダート1600m戦も快勝し、2連勝。JRA交流は5着だったが、近2走は連続2着。ダートで完全に勢いを取り戻した。心配は連戦による疲れ。今年10歳馬だけに若干割り引きが必要。対抗評価に落ち着いた。
サンエイブレーヴは昨年11月からA級に在籍。2着1回が最高で頭打ちだったが、9月の格付け再編成でC2へ降格。4勝をあげ、B1でも前々回快勝した。気性面に難があり、凡走ケースも少なくないが、前々走に強さ一目。レースが流れるようなら首位を奪回するシーンまで。
コリコは中央未勝利、川崎1勝・C2から転入。4勝2着3回3着1回。馬券対象から外れたのが強豪そろった前走・ひいらぎ賞4着のみ。抜群の安定感を誇っている。メンバーは骨っぽいが、すんなりの流れなら残り目も十分。
ソロムコは2戦7、5着に終わったが、前々走は直線で前がカットされる不利。前走は先行2頭の決着で流れが合わなかった。決め手を生かせる展開なら直線で台頭できる。
◎(9)マルケイアロー
〇(6)アーバンキッド
▲(4)サンエイブレーヴ
△(2)アルティマボス
△(5)コリコ
△(10)ソロムコ
<お奨めの1頭>
1R ピカパンドーラ
850m戦にエントリーして2戦連続2着。あと一押しのところで勝利を逃がしているが、今度こそ首位を奪取する