11月28日(日)から戦いの舞台が水沢競馬に替わり、1開催(6日間=2週間)が終わった。開催替わりは先行有利の傾向があるとテシオブログに書いたが、28日は逃げ切りがわずか2回。先行8回、差し0回、追い込み1回と想定外の結果となったが、2日目(29日)は逃げ切り3回、2着が4回、3着1回。これが3日目(30日)なると逃げ切りが7回。先行1回、差し3回。1着馬の脚質が一変してしまった。
それを念頭に先週の水沢競馬に臨んだが、12月5日(日)は逃げ切り2回、先行4回、差し5回。ペース次第で差しも届くようになった。12月6日(月)は逃げ切り0回、先行5回、差し5回、追い込み1回。メインの重賞・トウケイニセイ記念もヒガシウィルウィンが鮮やかなまくりを決めた。山本聡哉騎手も「今日の馬場なら差しでも届くと思った」とコメントした。
その流れを見て12月7日(火)に臨み、前半5Rまでは前日と同様の傾向だったが、6R以降から変化が生じた。ヒューリットが逃げ、2番手メイショウムートの2頭の決着。メイショウムートが差し切った。
第7Rは超ハイペースの流れとなり逃げたヒムカノロッキーは直線一杯5着。2番手につけたエイジも馬群に沈み、先行馬が総崩れとなったが、第8Rから逃げ切りの連続。1枠ペイシャマキアージが逃げ切ると、第9Rはオークレイコート、第10Rはトーセンダーウィン、最終第11Rもパンプキンズが逃げ切り。いきなり先行有利の馬場になっていた。
漠然とだが、第10Rあたりで気づいたが、時すでに遅し。第11Rのパンプキンズは単勝760円、馬連2980円、馬単3740円。穴党にはおいしい馬券となった。全レースが終わって反省とくやしさが込み上げてきた。みなさん、馬場傾向に細心の注意を払ってほしい。自分にも言い聞かせている。
前置きが長くなってしまったが、13日メイン「夢・希望 未来へ前進」(B1級一組 水沢1600m)が馬場傾向が勝敗を左右する一戦となった。
グランステーファノは近5戦4勝2着1回。目下3連勝中と3歳馬が本格化を迎えた。前走も余裕の抜け出しを決めて完勝。水沢コースも問題ないことを証明した。いずれA級まで上り詰める実力馬。迷わず追いかける手だろう。
アドマイヤホルンは盛岡戦は着外の連続だったが、水沢に替わってあっさり逃げ切り。春の快進撃5連勝をほうふつさせた。やはり典型的な平坦水沢コース向き。絶好の1番枠を引き当て、再現十分だが、あとは馬場次第。逃げ有利なら逆転まであり得る。
ナムラバンザイは精彩を欠いた時期もあったが、B1降格とともに反撃。2戦連続で連対を確保し、調子も着実にアップ。水沢未勝利でも前走パフォーマンスから強い印が必要だろう。
マラジェッツは前走3着。盛岡で2連勝を飾り、波に乗っていたが、初の水沢にもとまどったか。コース2度目であっさりまで。
ダンサーズドリームは今季2着2回が最高と頭打ちの印象があるが、気配そのものは上々。差しが届く馬場ならばアドマイヤホルンを軽視し、こちらを厚めに買う手は十分ある。
コログレッツォも同じことがいえる。直線長い盛岡の方が合うが、終いの脚の確かさには定評。ハイペースなら上位進出も可能だろう。
◎③グランステーファノ
〇①アドマイヤホルン
▲⑤ナムラバンザイ
△⑪マラジェッツ
△②ダンサーズドリーム
△⑥コログレッツォ
<お奨めの1頭>
4R インテグリフォリア
前走3着は馬場に泣いた印象。最後の伸びがひと息だったが、実力上位は証明済み。今度こそ首位を譲れない