11月14日に行われた2歳牝馬の地方競馬全国交流重賞『プリンセスカップ』は北海道から遠征のレディーアーサー号が優勝。自身二つ目の重賞タイトルを獲得しました。
「本当は先行する競馬を考えていましたが、スタートでトモを滑らせて出遅れ気味になってしまって」と振り返っていた服部茂史騎手。しかしレディーアーサーは道中着実にポジションを上げながら機をうかがい、直線に向いて前が開いたところを一気に抜け出してそのままゴール。ハイレベルな門別の2歳重賞で牡馬とも互角に渡り合ってきた実力をしっかり発揮しました。
2着は直線で内を突いた大井・ササキンローズが確保。地元勢はアップテンペストが3着、若駒賞を制していたカクテルライトは4着となりました。
11月16日のメインレースは第11Rです。B2級ダート1400mの特別戦『ノベンバーカップ』。本命は(11)チェンカーンを採りました。
今季の盛岡戦ではマイルのみに出走して5戦1勝2着2回4着2回、掲示板を外していないのですから十分堅実と言える戦績を残しています。ですが同馬のキャリアから見ればマイルは長めの距離、近走はマイルに挑んで克服しつつあったという見方が妥当なのかもしれません。実際1400mは水沢で2勝、それもいずれも後続を大きく引き離す完勝。だからといって"1400mがベスト"とするのは早計かもしれませんが、ひとハロン短縮で強さを増す可能性が十分に高いと考えるのは自然でしょう。
対抗は(9)カッチャオ。この馬も850mから1600mまで様々な距離で堅実に戦ってきていますが、一番手堅く戦えるのは1400mのように見えます。実際今季は盛岡1400mで3戦して勝ち星こそ無いものの全て3着以上。前走同様あるいはそれ以上の結果もあり得るはず。
(5)タイセイターゲットの前走は7番人気からの逃げ切りで穴を開けた形。しかし現級の実力馬・好調馬を寄せ付けなかった走りをフロックとしてしまうのは惜しい気がします。前走同様の逃げでも、なんとなれば差しに回る形でも戦える点も今の馬場傾向では魅力と言えるのでは。
岩手に再転入となる(1)パーセプトロンは旧地では1200m中心の戦いでしたが以前の在籍時には盛岡1400mで優勝経験があり、距離が長いと言うのは早いでしょう。馬場傾向的に楽観はできませんが好枠から先行して・・・のパターンを警戒。もう一頭は(7)ピンクキャンディーを。夏頃のような力のいる馬場とはあまり相性が良くないタイプで今の比較的軽めの馬場ならもう少しやれるはず。前走で久しぶりに馬券圏内に食い込んだ点もそんな上向きムードの現れと考えたいところです。
●11Rの買い目
馬単(11)=(9)、(11)=(5)、(9)=(5)、(11)→(1)、(11)→(7)
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