8月22日に行われた3歳馬の重賞『イーハトーブマイル』2番人気マツリダスティールが優勝。昨年9月のジュニアグランプリ以来11ヶ月ぶりの重賞制覇、自身3つめのタイトル獲得となりました。
2歳時は芝で4勝、昨年の岩手競馬最優秀ターフホースにも選ばれた同馬ですが今期はここまで未勝利。なかなか白星を掴めなかった同馬でしたが、ここでは3番手追走の積極的なレース運びから直線一気に突き放す強さを見せて快勝。同馬にとっては実はこれがダートでの初勝利。それが重賞という珍しい結果ともなりました。
8月24日のメインレースは11RのB1級ダート1600m『夢・希望 未来へ前進』。夏の日差しが戻り暑さも戻ってきたこの週末でしたが、日月と稍重・重という状態でレースが行われて、途中雨が降ったりもしたとはいえ、日差しがさしていても馬場状態の回復が遅めというあたり、夏の日差しが戻ったように見えてやはり真夏のそれとは変わってきているのかなと思ったりしますね。24日も、良馬場であっても以前ほどパサパサに乾いた良馬場ではないと考えて良いと思います。
このレースの本命は(5)ツーエムアリエスを採りました。
5月の水沢戦で10着・7着という成績がありますがそれは1800m・2000mという距離の影響があったでしょう。マイルでは岩手転入後7戦して3着以下なし。盛岡マイルにも苦手感はありません。先行タイプ故に展開、他の馬の出方に左右されやすい面があるのは確かでしょうが、ここ二走は強力な同型と競り合わざるを得なかった、それによっての3着続きだった点もまた考慮しなければならないでしょう。
今回も同型散在ですが近走ほどの手強さではないでしょうし、見方を変えれば同型と競り合っても3着を確保していたしぶとさがあるとも言えます。馬場傾向が極端に差し馬有利に変化しない限り、ここもこの馬の先行力を信頼していいと見ます。
対抗は(10)サンサダンサー。前走が今季初白星、それも7番人気からの勝利ですから評価は上がらないかもしれませんが、大きく出遅れた二走前を除けばB1級マイルで崩れていません。盛岡マイルも好走経験が多い条件ですから軽視は禁物でしょう。課題とすれば大外枠、ただそれも流れ次第と考えて良いはず。
(6)ナムラバンザイは春先にA級に昇級してから少しリズムを崩していましたがここにきて流れを取り戻して来た気配があります。芝での健闘が目につく近走ですがもとよりダートに苦手感無し。上位突入に要警戒。
以下はまず(1)ナイトメア。B2級で3連勝からのB1昇級で連敗の形ですが内容的には僅差、敗戦は展開のアヤとみるべきでしょう。内枠に不利のない今週ならすんなり流れに乗ってそのままのシーンまで。
芝で好走が続いた(3)シンボリタピットは、しかし春の水沢戦、深いダートを苦にせず健闘していたことを思い出せばダートでも警戒したい存在。ただ、軽いダートで切れ味勝負になるのはつらいかも。どちらかと言えばコース状態の回復が進んで少し上がりがかかるくらいになったなら、でしょう。
●11Rの買い目
馬単(5)=(10)、(5)=(6)、(5)=(1)、(5)→(3)、
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