5月12日、3歳準重賞・はまなす賞から始まった盛岡芝。ある程度は予想できたことだが、3日間で全6Rが行われ、3連単はすべて万馬券。特にこけら落とし、はまなす賞は3連単12万7980円の超万馬券が飛び出した。以下に全6Rの結果を記してみたい。
5月12日 10R はまなす賞(3歳)芝1600m
⑪プリヴィレッジ 単勝6人気
⑩ピーベリー 2人気
⑧サンタガール 7人気
馬連 2160円 馬単6060円 3連単127980円
5月12日 11R B2 芝1600m
④エデンロック 1人気
①ミラクルメーカー 6人気
②ウインミラージュ 4人気
馬連1610円 馬単2240円 3連単10760円
5月13日 5R C2 芝1600m
④ディクタム 2人気
③アロ 5人気
⑨スマイルウィーク 1人気
馬連2370円 馬単2960円 3連単13750円
5月13日 6R C2 芝1600m
⑦ゲラーデ 5人気
②レーヴドプランス 7人気
⑥クインズラピス 1人気
馬連4590円 馬単9150円 3連単38640円
5月14日 10R アンタレス賞 芝1700m
①ダイシンクイント 5人気
⑩レンジャックマン 2人気
②マイネルベレーロ 6人気
馬連930円 馬単2690円 3連単20930円
5月14日 11R B2 芝1600m
②コスモロングソード 2人気
⑨ピンクスパイダー 7人気
③ルーク 8人気
馬連3380円 馬単4400円 3連単32970円
馬連で3ケタ配当はアンタレス賞の1Rのみ。1番人気で1着はエデンロック1頭のみで3着が2回。ことごとく1番人気が苦戦を強いられていた。
現時点で傾向と対策ははっきりしないが、一つ共通して言えるのは芝実績ある馬が上位を確保していること。もちろん中央、岩手を問わずだが、とりわけ盛岡芝の成績をチェックしてほしい。
逆の見方をすれば岩手競馬で芝は穴の宝庫。いち早く適性を見極めた方が勝利となる。
19日メインは盛岡芝1000mが舞台「新緑賞」(C1)。芝1000m戦はこのレースがシーズン最初。芝適性プラス、1000m適性も重要なファクターとなる。
本命はワールンガ。今季3戦目からスーパースプリント戦に方向を変えたのが正解。水沢850m、盛岡ダート1000m戦を連勝した。
上記に該当することだが、ワールンガは中央芝4勝。盛岡芝1000mでも1戦1勝と適性抜群。1番人気の芝凡走が気にならない訳ではないが、すべて条件をクリアー。3連勝濃厚と見る。
ノリノリハッピーは盛岡芝5勝。岩手でダート戦1勝のみと対照的で、盛岡芝実績はメンバー中一番。
ベストは1600m。1000mは5戦1勝と本質的には向くと思わないが、ひとまずこなせるタイプ。好枠も後押しする。
クレアチェイスはB2から降格して1勝。特別戦でも3、4着と好走した。前走8着は久々の1000m戦で追走に手こずったが、芝なら反撃必至。持ちタイム59秒2はここでは最速。2頭に割って入る。
ソードヴァルキリーは守備範囲は1400mまで。マイルではマイペースに持ち込んでも粘りがひと息。短距離戦でこそ本領を発揮する。盛岡芝は初めてだが、中央芝1200mを3度使い、新潟で0秒8差の実績がある。
クラウンラーテルは今季初戦を3着にまとめたが、以降3戦連続で着外。芝に活路を求めてきた。芝は生涯初で未知数だが、鞍上に村上忍騎手を指名。走法が合うかもしれない。
バライロコマチも芝未経験だが、転入初戦のダート1000m戦2着。佐藤雅彦きゅう舎は芝で活躍する馬が多いのが不気味。
◎⑨ワールンガ
〇③ノリノリハッピー
▲⑩クレアチェイス
△⑤シーザーバローズ
△⑦クラウンラーテル
△⑪バライロコマチ
<お奨めの1頭>
11R タイセイファントム
赤松杯3着、シアンモア記念2着はベンテンコゾウが強すぎた。過去、中央ダート1200mで3勝の実績を前面に首位を奪取する