岩手競馬の元騎手だった菅原雅文さんが亡くなった。1973年生まれ、43歳の若さだった。
デビューは1991年6月10日。1995年、1996年と桂樹杯(当時・オープン特別)2連覇を果たしたビンゴモルト。1999年、ひまわり賞、2000年にビューチフルドリーマーカップと重賞2勝したラフレシアダンサーが印象深かった。
2004年1月2日、落馬による大ケガで1年9ヵ月もの長期休養から2005年9月17日、奇跡的に復帰。その年7勝、翌年20勝をマークして2007年1月26日に騎手免許を返上した。
勝負服は胴青・袖黄・赤ひし形。この場を借りてご冥福をお祈りいたします。
26日メインはC1級馬による水沢1600m戦「田瀬湖賞」。3歳のエントリーこそなかったが、C1の好調馬が各世代から出走。どの馬が勝っても不思議ないメンバー構成となった。
主軸にセイザンを指名。中央6戦0勝から3歳10月に転入。4勝2着1回の成績を収めて再び中央入り。福島ダート1200m16頭立て11着から再転入。2勝2着3回と連対100%を続けている。
特に前走はワンドロップが逃げ切ったが、とても届かない位置から一気に突っ込んで2着。クビ差まで肉薄し、改めて底力を誇示した。前々走はB2で2着確保。総合力で一歩リードと見る。
ステイブレイズは昨年B2戦2戦3着からC2へ降格。5月までに3勝したが、騎手交流戦3着後、3戦連続で着外。調子を崩してしまったが、前走ハイペースをしのいで快勝。ようやくシャープさを取り戻した。速い時計勝負に一抹の不安があるが、復調を重視。
ヤマニンピエドールは南関東2勝・C2から転入。初戦を2着にまとめ、2戦連続4着。伸びを欠いたが、流れも向かなかった。おそらくマイルがベスト。折り合いさえうまくつけば単まで。
ランフォージンは中央2勝→名古屋→南関東→名古屋→高知と転籍して岩手入り。これまですべて3着以上と抜群の安定感を誇っている。追い込み脚質ゆえ取りこぼしもあるが、直線で確実に台頭。ハイペースで一気。
シンソウノマドンナはずっと凡走の連続だったが、ここ2戦3着。持ち味の先行粘りがよみがえりつつある。しかも逃げたい馬が願ってもない内2番枠。マイペースに持ち込めばシーズン初勝利も夢ではない。
トウカイチャームは近4走2勝2着2回。元A級の格上ぶりを発揮。大外を引いたので割り引いたが、スンナリなら残り目十分。
◎⑧セイザン
〇⑦ステイブレイズ
▲⑤ヤマニンピエドール
△③ランフォージン
△②シンソウノマドンナ
△⑨トウカイチャーム
<お奨めの1頭>
11R チェリーピッカー
連勝は12でストップしたが、前回快勝で軌道修正。ついにオープン入りを果たしたが、1600mまでなら重賞級の大物