日本ダービーで盛り上がった日曜から1日明け、岩手でも「ダービー」が行われます。3歳ダート2000mの『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』です。
全国の地方競馬を束ねたダービーウィークとして行われるようになって9年目。"岩手でダービーといえば不来方賞かダービーグランプリだよなあ"という微妙にしっくり来ない感じは未だに抜けませんけども、春の大一番としてだいぶ馴染んできたなと思います。今年は12頭のフルゲート。それぞれの戦いぶりに注目しましょう。
とはいえ本命となると、どうもこの馬意外には考えられないよな・・・という存在がいます。(4)ライズラインがその馬です。
昨年、2歳時の活躍ぶりと強さは皆さんご記憶のとおり。南関東移籍は不振のままに終わりましたが、岩手に戻っての前走は力の差を見せつける圧勝。地元に敵なしを改めてアピールして見せました。
前走時は、南関の2戦がいずれもいいところがない走りの二ケタ着順。そこから戻ってきて立て直してきたばかり・・・というところで、正直不安の方が大きいと思われていました。
それが終わってみれば2着馬に7馬身差をつける圧勝。復調途上という段階であの走りを見せつけられると、これはもう他馬の陣営もちょっと白旗ムードに・・・というのも致し方ないのでしょう。
不安はやはり距離でしょうか。1800mの前走の強さを思えば2000mでどうこうという事は無いとは思います。ただ、母系はどちらかと言えば短距離~マイルタイプ。そこが気になる点ではあります。しかしそれを最大限に不安視したとしてもこのメンバー、事実上勝負付けが終わっている相手との戦いでは、この馬の中心は揺るぐ事はないでしょう。
相手は思いきって(12)コウギョウセットを抜擢します。重賞初挑戦、下級クラスから上がってきたばかりの馬ですが、この春の走りの内容はなかなか質が高いもの。加えて血統面からも長めの距離がいかにも合いそう。鞍上が昨年の優勝馬の手綱を取った高松亮騎手というのも"台風の目"を感じさせます。
三番手▲は(6)シグラップロード。前走の着差は決定的ですが、この馬も距離が伸びる点は苦にしないだろう血統です。むしろ戦いやすさが増すかもしれない。その点を大きめに見込んでみたいところ。
(11)ラブバレットもまだ見限るのは早いとは思います。ただ、この春の二戦はどうにもこの馬らしくない。距離が伸びたここで一変は考えづらい。ならば(9)フラッシュモブが面白いかもしれません。二走前はシグラップロードに1馬身差。そこからすれば大きな差があるとは思えませんね。
●10Rの買い目
馬単(4)=(12)、(4)=(6)、(4)→(11)、(4)→(9)、
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