6日(土)メインはB2級以下の地方交流「オクトーバーカップ」(盛岡芝1600m)。園田からアトミックデザインが参戦し、計12頭で争うが、今シーズンも芝レースは結構荒れている。
B級、そして芝1600m、芝1700mの条件で行われた特別を振り返ると6月3日、ジューンカップ(B2 芝1600m)は1着アースグラヴィティ(3番人気)→アトミックデザイン(4人気)→ヴァリエンテ(9人気)の順で入線し、3連単5万9210円。
7月30日、レインボーカップ(B1下 芝1600m)は強烈だった。カズノトウショウ(10人気)→アンペラトリス(2人気)→ビコーディアナ(9人気)と入り、3連単96万9000円!もう少しで百万馬券になるところだった。
8月16日、葉月賞(B2 芝1600m)はドリームスナイパー(2人気)→ディテール(4人気)→ソヴリン(1人気)と比較的、大人しく決まったが、それでも3連単は8150円。穴党に出番十分なのが盛岡芝のレース。という訳で印は人気指数と見てほしい。
主軸は園田から3度目の遠征となるアトミックデザイン。上記の2レース、ジューンカップは2着(0秒1差)、レインボーカップ4着(0秒3差)。あと一押しが足りないが、長距離輸送を経てこの結果。盛岡芝適性は相当高いと見て間違いない。
しかも今回はB2条件でメンバーが大幅に緩和。盛岡芝1600mの持ちタイム1分38秒3もメンバー中一番と待望の白星を飾るお膳立ては整った。
ただ、最後の詰めに課題を残しているのも事実。逆転の目は十分にあり、筆頭はレディージャスミン。過去、盛岡芝は<3.3.2.4>と連対率5割を誇る。前走(B2 芝1700m)も3番手の好位につけ、積極的なレース運びで4角先頭。そのまま押し切る強い内容で今季初勝利をマークした。
今回、芝1600mの大外に入ったのは痛いが、それでもこのメンバーなら自己ポジションをキープできるはず。前走と同様、積極策に出て連勝を狙いたい。
メトロファルコンは中央芝で2着1回3着1回。この実績を買われて初戦(芝1700m)で1番人気に支持されたが、レディージャスミンに0秒5差2着。完敗を喫した。これをどう評価するかだが、初の盛岡芝だったことに酌量の余地。コース2度目で真価を問われる。
ムーンパイロットはJRA京都・2歳新馬戦2着。この時の1着はドナウブルーは今年の関屋記念で驚異のレコード勝ち。また条件交流で盛岡芝(エメラルド賞)2着の実績があり、上記3頭を上回るといっても過言ではない。レインボーCはアトミックデザインから0秒2遅れた5着が微妙だが、調子も上昇とあれば一気に首位へ躍り出る可能性もある。
以下も芝巧者が続き、盛岡芝4勝の格上馬ソノマンマ、流れ速くなれば切れる脚を発揮ディテールも争覇圏内に位置する。
◎(9)アトミックデザイン
○(12)レディージャスミン
▲(4)メトロファルコン
△(3)ムーンパイロット
△(5)ソノマンマ
△(2)ディテール
<お奨めの1頭>
11R マイネベルヴィ
転入初戦2着だったが、勝ったキーフォースが強すぎた。今回はメンバーが甘くなり、勝機ガッチリとつかむ