10月19日 第29回若駒賞(2歳オープン 盛岡ダート1600m)
1着 ロックハンドスター
大外からパールレディがハナに立ったが、セイントビーナスがアッサリ交わして先頭。2番手インにダークライ、ロックハンドスターはその外、絶好の3番手をキープ。
前半はスローの流れで進み、完全に上がり勝負。3コーナーから各馬がスパートをかけ、ダークライが3コーナー過ぎに先頭に立ったが、ロックハンドスターは楽々と追走。
直線を向いてダークライは必死に粘っていたが、ラスト300mでロックハンドスターが捕らえると、あとは独走状態。2着に4馬身差をつけ、テシオ杯ジュニアグランプリの雪辱を晴らすとともに待望の初重賞タイトルを手に入れた。
「(菅原)勲さんにクセのない馬だと聞いていたし、実際攻め馬でも騎乗したが、素直で非常に乗りやすい馬だった。
人気を背負っていたので不利のないようにレースを進めたが、折り合いを欠くこともなく、追ってからの反応も抜群。瞬発力がすばらしかった。これからさらに強くなりそう」とピンチヒッターを勤めた阿部英俊騎手。
次走予定は南部駒賞(11月15日)。当面は地元を中心に使っていくそうだが、結果次第では遠征があるかも―と瀬戸幸一調教師。
2着 リュウノボーイ
ロックハンドスターを見る形で6番手中を追走し、スパートもほぼ同時。4コーナーでやや水を開けられ、直線では外に持ち出してロックハンドスターとの差を詰めにかかったが、逆に離されてしまった。
3着 リュウノムサシ
スタートで後手を踏んで後方4番手からの競馬。3、4コーナーでちょっとモタモタしたところがあったが、直線ではなかなかいい感じで伸びて内で粘るダークライをゴール前で交わした。
4着 ダークライ
パールレディに出鼻を叩かれたが、うまく3番手外につけ、3コーナー過ぎにセイントビーナスを交わして先頭。直線で早めにロックハンドスターに交わされて苦しくなったが、ひとまず4着に粘った。