29日(土)メインはC1級「田瀬湖賞」(水沢1600m)、11頭立て。好調馬がそろったが、主軸はラストトレジャーに落ち着く。
中央1勝は障害戦だったが、未勝利ダートでも入着実績。それらの賞金から佐賀ではA2級へ格付けされ、やはり荷が重かったのだろう。3着2回の他にも着を拾いながら、壁を突破できないで岩手へ新天地を求めてきた。
その選択はずばり正解。最下級C2へ編入し、初勝利をアッサリ飾るや、3連勝をマーク。レースぶりも実に豪快で大外から鮮やかなマクリを連発した。
昇級初戦の前走はモエレアンドロメダに押し切られたが、これは勝った相手を誉めるべき。2着はしっかり死守し、C1でもまだ大丈夫なことを証明した。
水沢1600mは今回が初めてだが、レース内容を見る限り、むしろ歓迎と解釈して間違いないだろう。
相手筆頭はドーリーゴンザレス。前走は芝適性を存分に発揮し、待望のシーズン初勝利を飾った。ダート戦もまったく問題なく、ハイレベルの焼石岳賞、リアス賞でエアメギドの連続2着。ラストトレジャーとの追い比べが見ものとなる。
人気の盲点になりがちなのがアルペンリリー。理由は着順がムラだからだが、自分の型に持ち込んだときの強さは格別。前走も2着に6馬身差をつける見事な逃げ切りを決めた。ここもマイペースの逃げから、そのまま押し切るシーンまで。
センタージールは着止まりの連続だったが、前走1着でようやく吹っ切れた。これで弾みがついて有力馬をまとめて負かす可能性も十分。
評価に迷うのがグラスバラード。順調ならば当然勝ち負けなのだが、今回は約2ヶ月ぶりの実戦。それが微妙だが、前々走も同じ2ヶ月の休養明けをいきなり1着。素質で久々を克服できるかもしれない。
あとは元B1級セイントプラウドも軽視はできないだろう。
◎ ?ラストトレジャー
○ ?ドーリーゴンザレス
▲ ?アルペンリリー
△ ?センタージール
△ ?グラスバラード
△ ?セイントプラウド
3連単は1を1着固定に6、5の折り返し本線。あとは3、7、11を3着押さえ
馬複は 1−6、1−5、1−3、1−7
<お奨めの1頭>
9レース ケイジーウィザード
ここ2戦はダークマターに完敗だったが、今回は目の上のたんこぶが不在。メンバー有利明白でキッチリ白星をゲット