28日(土)メインはA級馬による水沢1600m戦「5きげんテレビ3千回放送記念」。岩手県外のファンにはちょっと馴染みの冠だと思うが、これはテレビ岩手(日本テレビ系)で毎週月曜日から金曜日夕方に放映されている地元情報番組。
主軸はメタモルキング。重賞特別では結果を出せないでいるが、平場戦で抜群の安定感を誇り、昨年も3勝2着3回3着3回。トウケイニセイ記念はブービー11着に沈んだのは、いわゆる一線級の壁。果敢に逃げたが、3コーナーで早めに交わされてしまった。
しかしこのメンバーに入れば実力上位は明白。しかも水沢1600m戦は<5.8.3.7>と最も得意とする条件で、ここはきっちり勝ちたいところ。
ただ、ちょっと気になるのは尻上がりに調子を上げていくタイプなので、久し振りがどうでるか。それだけが不安材料だ。
逆転筆頭はエアルーア。中央デビューで9戦して2着2回3着2回のほかすべて入着の堅実派だったが、未勝利に終わって07年11月に岩手入り。A2級で2勝3着1回の成績で中央へ戻ったが、着を拾うので精一杯。再び昨年11月、岩手へ戻ってきた。
初戦は3番手追走のまま3着にとどまったが、2戦目を快勝。スタートで出遅れを喫したが、果敢にハナに立って押し切った。
おそらく中央で勝てなかったのはスピードに対応できなかったから。その点で岩手、特に水沢コースはエアルーアに打ってつけのようで絶好枠から一気押し切る。
ダークマターは中央ダートで4勝マークしたが、2度の長期休養を余儀なくされ、昨年8月、南関東を経て岩手へ新天地を求めてきた。母はビューチフル・ドリーマーカップ(当時:特別で実施)を含め、10勝マークしたパローニアクレスト。
みなさんは昨年のユニコーンSで圧倒的なパフォーマンスを披露したユビキタスのお母さんでお馴染みかもしれない。
ダークマターは岩手未勝利だが、A級のトップグループとも勝ち負けを演じ、赤松杯5着、白嶺賞4着。ここでアッサリあって不思議はない。
ゴールデンクリークは岩手ダービー・ダイヤモンドカップを見事優勝。飛躍が期待された1頭だったが、その後は白星がなく古馬編入後もひと息。案外の結果に終わったものの、最終戦で3着。これで通用のメドが立った。馬体の良さは同世代でも群を抜き、今年こそ重特戦線へ殴り込みをかけてほしい。
トキノプリンセスは中央1勝から昨年転入。当初はA級のペースに戸惑ったが、一戦ごとに良化一途。3戦目のA・B1混合戦で待望の白星をマークした。ゴールデンクリークと同じ4歳。今後の成長も楽しみだ。
◎ ?メタモルキング
○ ?エアルーア
▲ ?ダークマター
△ ?ゴールデンクリーク
△ ?トキノプリンセス
3連単は9、1、2のボックスが本線。あとは7、4を3着押さえ
馬複は1−9、2−9、1−2、7−9
<お奨めの1頭>
6レース デポジットブック
昨年A級馬が最下級C2へ一気に降格。初戦はグリフィンアイズの大駆けに屈したが、2着を死守。叩かれて今度は首位譲れない