13日(日)メインは3歳牝馬による特別「第8回菜の花賞」(水沢1600m)、10頭立て。3歳牝馬路線は、この菜の花賞を皮切りに、岩手桜花賞・留守杯日高賞(4月29日 水沢1600m)→岩手オークス・ひまわり賞(5月25日 水沢1900m)と敷かれ、連闘となるが、岩手ダービー・ダイヤモンドカップ(6月2日 盛岡ダート2000m)へ。また夏には3歳以上牝馬・ビューチフル・ドリーマーカップ(8月31日 水沢1900m)という流れとなっている。
(ピンクゴールド 写真・佐藤到)
重賞ウィナー・トーホウノゾミ(南部駒賞優勝)の名前がなく、昨年暮からスランプに陥っているジェベルロバーツはまだ本来の動きを取り戻していない現況から、主軸はピンクゴールドに落ち着く。昨年はプリンセスカップを制するなど3勝マーク。最終戦となった2歳A1戦ではリュウノラムタラ(先週のスプリングカップで僅差4着)と1着同着を決め、牡馬とも互角以上の争いを演じている。
唯一の不安点は前回、2ヵ月半ぶりの実戦だったにもかかわらず419キロで出走し、18キロも体重が減っていてこと。この時期の牝馬は調子の変動が大きいのは仕方ないのだが、やはり馬体が寂しく映った。
それでもゴールデンクリークの5着にまとめるあたりが底力だろうし、3週間のレース間隔があれば体重も回復できたと踏むのが妥当だろう。
相手筆頭はジェベルロバーツだろうか。デビュー3戦目から圧巻の4連勝を飾って芝、ダートを問わずに一時期トップの座に君臨したのだが、南部駒賞でよもやの大敗を喫し、金杯でも8着と凡走。いきなり超スランプに陥ってしまった。これはジェベル一族に見受けられる傾向なのだが、それでも今回のメンバーでは断然の実績を誇り、3ヶ月の休養でリフレッシュできたのではないか。しかし昨年暮を引きずっていれば大凡走の可能性もある。
順調度で勝っているのがマサノパンダだ。着外に沈んだのは芝での2戦のみ。ダート戦ではすべて入着を果たす堅実さが身上で、前回も2番手追走から3着に粘った。前記2頭ともそれぞれ不安要素を抱えているだけに、健康さを前面に一躍、首位戦線に躍り出るシーンもあるかもしれない。
同じ意味がサチノマオ、マツノマオにも言える。両馬とも9戦1勝とパンチ力不足は否定のできないところだが、何度も記すがこの時期の牝馬はフケ(発情期)がきていたり、いきなり調子を落とすケースが数多くあり、そのあたりは当日の気配に注意を払う必要がある。
◎ ?ピンクゴールド
○ ?ジェベルロバーツ
▲ ?マサノパンダ
△ ?サチノマオ
△ ?マツノマオ
3連単は4を1着固定に8、10の折り返しが本線だが、9、5も絡めたい
馬複は4−8、4―10、4−9、4−5
<注目の1頭>
8レース マイネルティーダ
転入当初は体ができていなかったため伸びを欠いていたが、調子戻して以降は8戦連続で連対中。ここでも信頼度は非常に高い