Odds Park 競馬

新規会員登録

テシオブログ

テシオブログ トップ
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

カテゴリ

  • その他 (171)
  • レース回顧 (204)
  • レース展望 (2388)

最新記事

  • スプリント特別/ドルズプライスレスがいよいよ本領発揮だ!
    (2025/06/30)
  • 30日メインはA級一組・小暑特別。未完の大器ミヤギヴァリアントが首位を奪回する
    (2025/06/29)
  • 29日メインは伝統の一條記念みちのく大賞典。今季2戦2勝ヒロシクンが2連覇に王手をかけた
    (2025/06/28)
  • 先週のレース回顧、次走へのメモ。6月22日、「第49回ウイナーカップ」
    (2025/06/27)
  • 夢・希望 未来へ前進/ライルアケカイ ひと叩きされて本領発揮だ
    (2025/06/23)
  • 23日メインはB1級・朝顔賞。目下3連勝中ダブルラッキーが負担重量58キロも克服する
    (2025/06/22)
  • 22日メインは3歳重賞・ウイナーカップ。ベストの条件でポマイカイが首位を奪回する
    (2025/06/21)
  • 先週のレース回顧、次走へのメモ。6月15日、「第10回早池峰スーパースプリント」
    (2025/06/20)
  • 撫子特別/前走は出遅れが痛かったライトフィールダーが巻き返す
    (2025/06/17)
  • 16日メインはC1特別・種山高原賞。水沢に戻ってロードディフィートが首位を奪回する
    (2025/06/15)

過去の記事

月別

  • 2025年6月 (18)
  • 2025年5月 (19)
  • 2025年4月 (16)
  • 2025年3月 (15)
  • 2024年12月 (20)
  • 2024年11月 (17)
  • 2024年10月 (18)
  • 2024年9月 (17)
  • 2024年8月 (20)
  • 2024年7月 (19)
  • 2024年6月 (18)
  • 2024年5月 (17)

年別

  • 2025年 (68)
  • 2024年 (177)
  • 2023年 (173)
  • 2022年 (130)
  • 2021年 (131)
  • 2020年 (129)
  • 2019年 (113)
  • 2018年 (118)
  • 2017年 (128)
  • 2016年 (123)
  • 2015年 (129)
  • 2014年 (130)
  • 2013年 (126)
  • 2012年 (93)
  • 2011年 (110)
  • 2010年 (133)
  • 2009年 (177)
  • 2008年 (203)
  • 2007年 (206)
  • 2006年 (193)

おすすめコンテンツ

  • 岩手競馬ホームページ
  • 週刊テシオ情報局
  • オッズパーク【Odds Park】
  • オッズパーク競馬
  • オッズパークLOTO
  • みんなの地方競馬
  • 盛岡競馬場攻略法
  • 水沢競馬場攻略法
  • 重賞レース&ダートグレード競走特設サイト
  • 地方競馬予想情報

カレンダー

  • ▸ オッズパーク競馬とは?
  • ▸ オッズパーク競馬利用ガイド
  • ▸ 競馬を知ろう
新規会員登録 (無料)
▸ 地方競馬ならオッズパーク
岩手競馬のレース・イベント情報 テシオブログ(オッズパーク) RSS
<< リーディング上位12人そろい踏みの闘いは バブルガムトミーが決める! | 6日メインはC1級・第8回かまくら特別。主軸はメイセイオペラ産駒ヤスノコミューン >>
田んぼのような
ツイート

 新しい年、皆さま、明けましておめでとうございます。
 岩手は穏やかな正月を迎えました。というと普通は良いことなのでしょうが、これほどの暖冬となるとやはりどこか不安になってしまいます。夏の暑さにしろ冬の寒さにしろ、自然の中では無いほうが良いものなどは無く、過ごしやすいのを喜びつつも農作物への影響などを心配しなければなりません。以前聞いた話によると、岩手県内における家電やカメラなどの高額消費財の売り上げは、農作物の豊作凶作と少なからぬ連動が見られるとか。なんだかんだ言ってもやっぱりこの地域の経済基盤は農業が支えているのだなぁと思いました。やはり冬は凛として寒く、しっかりと雪が積もるのが本当なのでしょう。それに私たちも雪景色を楽しむぐらいの気持ちを持たないと、こんな寒さの厳しいところに住んでいられないというのもありますしね。
 しかし競馬場にとっては馬場管理の苦労が減り、開催中止の心配をする必要もなくお客さんも来やすいということで大助かりです。苦しい時期のこの岩手競馬に、多少なりとも天の加護があったのかもしれません。

 前回に続いて馬場管理のお話を。厳寒時には馬場が凍結するとは言いますが、もちろん舗装道路の凍結のようにツルピカになるわけではありません。そのかわり水分が砂を抱え込むように固まり、ゴロゴロとしたダマになって非常に走りにくい馬場になるんですね。この状態で無理に走ると馬の脚に負担が大きく怪我をしやすいので、固まりを砕いて砂に鋤(す)き込むように、係員が何度もトラクターで往復します。
 そして日中、気温が上がってくると、今度はこの水分が解け出し日当たりの良い場所から次第に水が浮くようになってきます。これが水沢名物の「泥田のような馬場」で、実際に手や足先で触れてみると、たぷたぷとした柔らかいプリンかゼリーのような状態。迂闊に足を踏み入れると人間一人の体重でもずぶずぶと足首までハマってしまいます。馬にとってこれは「脚抜きのいい馬場」となり、レースタイムは速くなるというわけです。
 しかし水浸しの馬場をそのままという訳にはいきませんから、浮いた水分を排水しなければなりません。この方法がちょっと面白いのですが、砂に溝を切るという手法がとられています。これは走路に対して横方向に、トラクターに装着した機械またはグラウンド整備に使う「トンボ」に幅広の鍬(クワ)の刃が付いたような道具を使って人力で、10cmぐらいの深さに何本も溝を刻んでゆくのです。すると両側の砂から水分が流れ込み、川のようになって走路脇の排水溝に流れて行くのです。この流れはまさに実際の川のミニチュアで、三角州や浸食崖、河原などが見られ、小学校の理科を思い出します。当然この川も実際の川と同じように大量の砂を運び去りますので、この手法を何度か施したら走路に砂を補充しなければならなくなります。

 ファンの皆さんは、午前中の時計のかかる凍結馬場と昼からの田んぼ馬場という変化をよく読んで予想して下さいね。

(文/写真・佐藤 到)

ツイート

2007/01/04
その他

トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://blog.oddspark.com/tb/mt-tb.cgi/35129
  • 会社案内
  • サイトポリシー
  • 個人情報保護方針
  • 情報セキュリティ方針
  • 免責事項
  • リンク

Copyright © Odds Park Corp. All Rights Reserved.