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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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田んぼのような

 新しい年、皆さま、明けましておめでとうございます。
 岩手は穏やかな正月を迎えました。というと普通は良いことなのでしょうが、これほどの暖冬となるとやはりどこか不安になってしまいます。夏の暑さにしろ冬の寒さにしろ、自然の中では無いほうが良いものなどは無く、過ごしやすいのを喜びつつも農作物への影響などを心配しなければなりません。以前聞いた話によると、岩手県内における家電やカメラなどの高額消費財の売り上げは、農作物の豊作凶作と少なからぬ連動が見られるとか。なんだかんだ言ってもやっぱりこの地域の経済基盤は農業が支えているのだなぁと思いました。やはり冬は凛として寒く、しっかりと雪が積もるのが本当なのでしょう。それに私たちも雪景色を楽しむぐらいの気持ちを持たないと、こんな寒さの厳しいところに住んでいられないというのもありますしね。
 しかし競馬場にとっては馬場管理の苦労が減り、開催中止の心配をする必要もなくお客さんも来やすいということで大助かりです。苦しい時期のこの岩手競馬に、多少なりとも天の加護があったのかもしれません。

 前回に続いて馬場管理のお話を。厳寒時には馬場が凍結するとは言いますが、もちろん舗装道路の凍結のようにツルピカになるわけではありません。そのかわり水分が砂を抱え込むように固まり、ゴロゴロとしたダマになって非常に走りにくい馬場になるんですね。この状態で無理に走ると馬の脚に負担が大きく怪我をしやすいので、固まりを砕いて砂に鋤(す)き込むように、係員が何度もトラクターで往復します。
 そして日中、気温が上がってくると、今度はこの水分が解け出し日当たりの良い場所から次第に水が浮くようになってきます。これが水沢名物の「泥田のような馬場」で、実際に手や足先で触れてみると、たぷたぷとした柔らかいプリンかゼリーのような状態。迂闊に足を踏み入れると人間一人の体重でもずぶずぶと足首までハマってしまいます。馬にとってこれは「脚抜きのいい馬場」となり、レースタイムは速くなるというわけです。
 しかし水浸しの馬場をそのままという訳にはいきませんから、浮いた水分を排水しなければなりません。この方法がちょっと面白いのですが、砂に溝を切るという手法がとられています。これは走路に対して横方向に、トラクターに装着した機械またはグラウンド整備に使う「トンボ」に幅広の鍬(クワ)の刃が付いたような道具を使って人力で、10cmぐらいの深さに何本も溝を刻んでゆくのです。すると両側の砂から水分が流れ込み、川のようになって走路脇の排水溝に流れて行くのです。この流れはまさに実際の川のミニチュアで、三角州や浸食崖、河原などが見られ、小学校の理科を思い出します。当然この川も実際の川と同じように大量の砂を運び去りますので、この手法を何度か施したら走路に砂を補充しなければならなくなります。

 ファンの皆さんは、午前中の時計のかかる凍結馬場と昼からの田んぼ馬場という変化をよく読んで予想して下さいね。

(文/写真・佐藤 到)

2007/01/04
その他
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