9日(土)メインはB1級馬による水沢1900m戦「第7回セプテンバーカップ」、12頭立て。このB1級トップグループはA級入り目前、活きのいい3、4歳馬が目白押し。今回も非常に興味深いメンバーが顔をそろえた。
主軸にマチカネダイキチを指名する。中央3戦0勝から昨年12月に岩手に転入。最下級C3スタートでメンバーにも恵まれたが、無類の堅実さを誇り岩手<7.7.3.2>。4着以下に沈んだのは7月30日、B3級盛岡ダート1600m7着、10月14日、B1級盛岡芝1600m4着の2回のみ。その他はすべて3着以上にまとめている。また前走・錦秋湖特別でも大器ホブノブに逃げ切りを許したが、早めスパートをかけて2着を死守し、依然底を見せていない。
カギは1900mの距離。過去、中央時代にダート1800mを使って13、7、11着。これは層の厚い中央での成績で度外視していいだろうが、ちょっと気になるのが母父ウッドマン。父は菊花賞馬マチカネフクキタルなので長い距離も問題なしだと思うが、母父の血がどうでるか。
ブラックオーメンの充実度ぶりは目を見張るものがある。浦和1戦0勝(2戦目は出走取り消し)から昨年4月に岩手入り。当初は凡走を繰り返していたが、徐々に当地の水に慣れ始めて今シーズン半ばから本格化。格下B3から東北産馬JRA交流(A2以下)4着で自信をつけ、その後は先差し自在脚で目下3連勝中。楓賞、寒風山特別(いずれもB2級)と特別2連覇をやってのけた。今回はB1昇級戦となるが、前回タイムもすばらしく、ここも突破する可能性が高い。
調子の良さならジュリアも負けていない。前々走・岩木山特別は不得手の芝が舞台で10着大敗を喫したが、前回・水沢1400mを逃げ切り勝ち。通算6勝目をマークした。今回のネックは距離1900mになるが、同条件の3歳重賞・ひまわり賞で3着。すんなりの流れになれば渋太さを発揮するタイプで乱ペース、もしくは揉まれない展開になればアッサリのシーンまで考えられる。
B1級の常連アドマイヤウイングの差し脚も軽視できない。今季は意外にも未勝利だが、ここ2戦は直線で持ち味の末脚を生かして連続2着。今回は上がり馬が多いが、強いメンバーと戦ってきた実績は見逃せない。
その他にも前回、マイペースの逃げから2着に1・4秒差の大差勝ちを収めて、ようやく吹っ切れたヘライカントリー、B3から2ランクアップでも決め手強烈アクトジローも侮れず、激戦必至となった。
◎ ?マチカネダイキチ
○ ?ブラックオーメン
▲ ?ジュリア
△ ?アドマイヤウイング
△ ?ヘライカントリー
△ ?アクトジロー
3連単は8、6、9のボックスを厚めに。2、5、10も押さえたいところ
馬複は6−8、6−9、2−6、5−6、8−9
<お奨めの1頭>
9レース マルカクール
前回は惜しくも2着に敗れたが、今回メインで人気の一角ブラックオーメン相手では仕方なし。ここは恵まれた組み合わせとなった