目には青葉山ホトトギス初鰹。そんな季節ももう目の前に来ました。桜の花が咲くのももうそろそろ。岩手もようやく春本番です。
そんな季節に行われる新緑賞ですが、このレース、のどかな名前のわりには荒れるんですよね。3年前はニッショウウララ−ジョープロテクターで決まって馬単62,780円。5年前はツルギマンテン−グッドマイスターで決まって、何と馬単203,260円の大波乱となりました。
最近では20万馬券と言ってもさほど珍しくもないですが当時は相当に驚かされましたし、それにメインレースでここまで荒れる事はやはり珍しい事。この新緑賞というレースが開幕後それほど間がなく行われ、かつ、能力を秘めた昇級馬・降級馬がぶつかり合うB3級という条件ゆえに、ふとしたきっかけで手も付けられないような荒れ方をするのでしょうね。
そんな前ふりから入ると、これから予想をしていく自分の首を絞めるような気がしますけど、ここはひとまず話を進めましょう。
このレースでお奨めするのは10番ハハノササヤキです。昨シーズンの11月に岩手に転入、その後8戦4勝2着2回3着2回と堅実な成績を残していますが、実際の走りはその成績以上に安定感があってまだ底を見せた感じがありません。1600m戦も経験しており、そこで今季B1級のシラバスと接戦を演じていますから、B3級なら十分通用する勘定です。
対抗格はトウカイタイトル。昨シーズンA2級で2勝を挙げている馬が降級してB3級は、あまりにも恵まれた感があります。楽に先手を取れれば当然首位まで。いわゆる“格の違い”を見せつけるかもしれません。
前走勝っているガッサンダンディーやチュードスラッガーには1600mは距離が少し長い。となるとマキバサウザンドあたりが浮上してくるのでは。距離は苦にしないし、揉まれると持ち味が出ない馬なので外枠も好都合といえます。
はじめに「新緑賞は荒れるレース」と書きましたが、この4年間は大荒れ−堅い−中荒れ−堅いと交互にやってきているんですよね。となると、今年はやはり荒れる順番という事に・・・?いや、ハハノササヤキが決めてくれるでしょう。
買い目は10番頭で相手は7と12。3連勝なら3と5を絡めて、できればボックスで手広く。
◆お奨めこの1頭
11R12番ハツネスキップラブ。B3からA2にジャンプアップした前走、手堅く3着にまとめてクラス通用を宣言しました。小柄だけどしぶといレースをするこの馬は買い!