オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。豪快な走りが持ち味の吉林直都
さすが若手新鋭、グリップの開けっぷりが良く準決勝戦の気迫も光った吉林直都が、吉田祐也の外をスタート伸びて先行して10線勢を次々と突破していく。
石井大志は今回エンジンを乗り換えたが、補充参戦で1走した前節の最終日から乗り手がテンポ良く動けており今節はスタートも悪くないので、先にハナへ立つケースもありそう。
鈴木清は連勝ストップしたが車の状態は引き続き上々であり、周回ごとに番手を上げてこよう。
車券に絡めば好配当を望めそうなのは相馬康夫。正直スタート争いは微妙なところだが、前節の決勝戦でも上位人気に推されたようにエンジン気配はずっと良い。
◎ 6 吉林直都
○ 3 石井大志
△ 7 鈴木清
▲ 1 中村晋典
穴 4 相馬康夫
おすすめの買い目
6-3=714
穴なら
4=7-613
文/鈴木
早津圭介が嬉しい自身初優勝!
2月11日に行われた山陽ミッドナイトの優勝戦は、36期の早津圭介が逃げ切った。1級車に乗り換わってから5節目で、自身初めての優勝を決めた。
レース展開は0ハン単騎の早津圭がハイペースの逃げを見せた。後続との差をグングンと広げて快走。後ろでは日室が粘っていたが、人見を逆転した牧瀬が猛烈に追っていた。残り2周を残す段階で日室を交わし2番手に立ったが、前を走る早津圭は遥か前方に。少し差を詰めることはできたが、早津圭がリードを生かして逃げ切ってみせた。
1級車に乗り換わった直後はまだ、その特性を生かせていなかった早津圭だが、ようやく結果を出すことができた。同期の36期は栗原佳や吉林直都らがけん引しているが、早津圭も追いつけ追い越せの良い流れに乗れそうだ。
青山周平が2度目の全日選ウイナーに

快晴の空のもと良走路で迎えた決勝戦は、3連単オッズを1号車の青山周平と2号車の黒川京介が上位人気で拮抗。しかし発走すると3号車の鈴木宏和が飛び出して青山周が2番手発進。そして黒川は行きアシが付かずいきなり8番手まで後退する展開になってしまった。

SG初制覇へ逃走態勢を築こうとした鈴木宏は2周回ホームストレッチでは青山周の差しを封じ込んだが、その半周後には切り返しを抑えきれず、青山周が勇躍、先頭に立った。
その後は態勢の大きな変化がないまま周回を重ねて青山周がトップゴール。第35回大会以来となる2度目の全日本選抜優勝。これで現存するSGレース5タイトルを2度以上ずつ制覇したことになり、ダブルグランドスラマーにも輝いた。

前回覇者の金子大輔は佐藤摩弥を1周で捌くと終始3番手に付けて回り、佐藤摩もそのまま後続の追撃を許さずに4着。黒川は序盤の遅れを挽回できず6着に終わった。
文/鈴木
若手が競ると人見剛志が捌く
先月に1級車へ乗り換えてから今回初めての山陽参戦で早津圭介はいきなり3.390秒という好タイムを叩き出し、最近スタートが良くなり自分の展開を作れている田中崇太は安定して速い時計で走れているが、決勝戦が悪天候で中止になった前節の山陽ミッドナイト~今節、以前とは見違える動きを見せている日室志郎の存在がキーポイント。10メートル線の最内枠は0ハンを叩きやすい位置であり、速攻を武器とする日室がスタート直後に早津圭の内を突いていきなり先頭へ躍り出るシーンも考えられるし、まだ2級車の田中崇は日室に道中で張られるケースもあるだろう。また、同じく速攻派である20メートル線の辰巳裕樹が田中崇を叩きにくる可能性も考慮すべきだ。
そういう展開になった場合は、人見剛志が素早く射程内へ入り自在の捌きで前団を退けられる。攻め込まれた軽ハン勢がリズムを保てず総崩れになると、牧瀬嘉葵も追い上げてきそうだ。
◎ 6 人見剛志
○ 5 牧瀬嘉葵
△ 1 早津圭介
▲ 2 日室志郎
穴 3 田中崇太
おすすめの買い目
6=5-123
穴なら
3=1-562
文/鈴木
黒川京介が2冠目のSGを獲得する
鈴木圭一郎が予選中のフライング失権によりV戦線を離脱して、青山周平と黒川京介だけが連勝しながら優勝候補の筆頭の座を争ってきた今シリーズ。準決勝戦でも両者それぞれ勝利し、この決勝戦も試走タイム次第ながら一騎打ちムードになりそうではありつつ、大勢のファンが抱いているであろう強さのイメージから青山周がより多くの票を集めるか。
しかし今回は、5走とも同日の青山周より速いタイムを計時してきた黒川の首位が大いにある。確かに青山周平のガードは鉄壁だが、黒川が先にスタート出てしまえば逆に他6車に対する強力な防衛線となろう。いや、背後に壁などなくても、今節の黒川の快速ぶりなら、先頭を奪って軌道に乗ってしまえば誰も付いてこれないだろう。
◎ 2 黒川京介
○ 1 青山周平
△ 4 金子大輔
▲ 5 佐藤摩弥
× 8 長田稚也
おすすめの買い目
2=1-4583
穴なら 近年のSG決勝戦では0メートルや10メートルのオープン戦でも、不利とされる外枠の7・8号車が車券に絡むケースがままあり、かえって気負いすぎず走れそうな長田稚に注意。
2=8-154
文/鈴木
