オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。果敢に逃げて藤本悠仁の初優勝だ
3日間土付かずで優勝戦へ進んだ藤本悠仁。単騎0ハンからしっかりスタート決めて逃げペースを掴めば完全優勝もありえる。30m後ろには矢野正剛がおり、どのぐらいまで差を詰められるかがポイント。40m3車並びの最インから穴見が先行すれば、火花を散らして進むケースもあるので注目したい。最重ハン50mから追うのは山本翔。試走、上がりタイムは文句なし。序盤の展開次第では速攻で決着するケースも十分だ。逃げる藤本悠と追う山本翔、どちらを取るかでオッズは変わってきそう。準決にダッシュ決めた岡松忠が好位奪うと面白い存在に。
今年デビューして着実に力を付けてる藤本悠の完全優勝に期待を込めて応援したい。
◎ 1 藤本 悠仁
○ 6 山本 翔
△ 5 岡松 忠
▲ 2 矢野 正剛
穴 3 穴見 和正
《おすすめの買い目》
1=6-5、1=6-2、1=6-3
《穴狙い》
3-6ー流し
佐々木光輝の初優勝を応援したい
初日は4着も2日目・3日目の雨走路で2連勝した佐々木光輝。ただ勝っただけではなく逃げっぷりの良さが目立った。今年デビューした38期では竹尾竜星が9月に優勝一番乗りを果たしている。力量からは遜色ない佐々木光なので今回は初Vチャンス到来。ただ、内枠の伊藤弘幸に張られる懸念材料は否めない。早い段階で先頭立てればトップゴールは十分可能だ。10m3車の外枠に位置する浅倉樹良は昨年2月以来、優勝から遠ざかっており是が非でも勝ちたいだろう。好調なのは鈴木聡太で、10線をスンナリ仕掛けて行ければ追い切りもある。穴目は今節のタイム比較ではやや劣る木村享平だが、試走タイムが出ると怖い存在に。
◎ 2 佐々木光輝
○ 5 浅倉 樹良
△ 7 鈴木 聡太
▲ 1 伊藤 弘幸
穴 4 木村 享平
《おすすめの買い目》
257ボックス
《穴狙い》
4-7-2、4-7-5、4-7-1
中尾貴志が2年ぶりに優勝
準決勝戦を含めて1日じゅう濡れ走路でおこなわれた2日目から一転、最終日3日目は曇り空の良走路で開始し、決勝戦は高速バンクのスピード勝負になることが期待されたが、お昼頃から空模様が怪しくなり第9レース以降は完全な重走路となった。
決勝戦の展開のポイントは1周回4コーナーに訪れた。0ハンから逃げる稲原瑞穂の追撃一番手を走っていた北原岳哲が滑り、直後を走っていた吉松優輝は外へ張られて、ガラ空きになったインを中尾貴志が突き抜けて2番手へ上がった。そして3周目に稲原瑞を捌いて先頭へ立つと後続との車間を拡げて独走での1着。2023年10月ぶりとなる通算8度目の優勝を飾った。
人気の有吉辰也は、同ハンから先行した久門徹を2周目に交わしたが、3周目に久門が差し返して2着。有吉はレース終盤に反撃を試みたが及ばなかった。
文/鈴木
有吉辰也が総合力の高さを見せつける!
準決は重走路になったため、正味のエンジン評価は初日のみとなるが一番仕上がりが良いのは有吉か。30線大外に置かれているが、枠ナリ以上のスタートは決めそうで、展開的にはそこまで厳しくならないとみた。20線勢や稲原瑞を捌いて先頭まで浮上するだろう。
ハンデ位置的に魅力なのは北原で、最内ならしっかりと先行できる。初日の良走路でも好タイムをマークしているし、重走路の準決も1着で通過。完全Vがかかっており、自身2度目の優勝へ視界は明るい。その北原の攻めに付いていくのは吉松優。スタートで先行するか、道中で北原を交わすことができれば優勝のチャンスが広がってくる。30線最内の久門はスタートで20線勢を何車か叩ければ展開が有利になる。長田恭も同様に、レース序盤の仕掛けが決まれば面白い。
◎ 8 有吉辰也
○ 2 北原岳哲
△ 3 吉松優輝
△ 5 久門徹
▲ 6 長田恭徳
おすすめの買い目
8-2356-2356
別線は好位置の北原
2-3568
川口の夜に黒川京介の衝撃波が突き抜けた!
直前の7Rで小林瑞季が落車して車が残り不成立。落車レースのあとは気分的に走りづらいのが常だが、黒川京介は3.25秒、佐藤励は3.26秒とケタ違いの試走を叩き出した。早くも一騎打ちムードとなり2連複の6-7は1倍返し。2連単7-6も1.3倍で3連単は7-6-5が2.7倍、7-6-4、6-7-5と続いて10倍以下のオッズ。
10m大外から黒川がカマシ一閃。あっという間に先頭へ立ってしまう。若井友和も好スタート切ったのだが、黒川は凄かった。佐藤励と佐藤貴也はスタート切れずに追う展開。佐藤励は徐々に若井に近づきインから抜いたが、黒川の背中は遠い。一騎打ちとなると思いきや黒川の圧勝で幕を閉じた。上がりタイムは初日をしのぐ3.338秒。
これで黒川は今年V14と最多勝ロードまっしぐら。残念ながらこのあとのSG日本選手権は前年優勝戦のフライングにより出場できず。2025年の後期ランキングで鈴木圭一郎を上回るS2となった黒川の前途には煌々と光が射している。