
佐藤励がパワフルな走りで先頭まで行く!
走路温度の上昇が影響したのか、軽ハン勢の活躍が目立った今節の川口オート。0ハン単騎には2級車の菅原が置かれた。10線は不在で、20線に谷島と高石。早津康が単独30線。40線は内から高橋義弘、大木、永井、佐藤励となった。
準決の9Rで逃げ切った菅原だが、優勝戦は最終12Rになるので準決の時よりは走路温度が下がってくる。そうなると重ハン勢が追い込みやすくなる。初優勝を狙って激走も十分あるが...。
谷島と高石のスタート争いは難解だが、高石が先行するようだと菅原を追って展開が有利。準決では永井を振り切るほどのスピードを見せており、早い段階で先頭に立つと後続を振り切れるかも。追い込み勢で最も有力なのは佐藤励。初日のレース後、整備に入った佐藤励は、準決でもエンジンの良さをうかがわせた。高橋義弘は枠ナリのスタートを決めて、テンポ良く前団を交わせれば優勝もある。永井も序盤の位置取り次第では上位争いが可能。
◎ 8 佐藤励
○ 3 高石光将
△ 5 高橋義弘
△ 7 永井大介
▲ 1 菅原すずの
おすすめの買い目
8=3-157
穴なら 菅原の逃げ切り
1-3578
上和田拓海が久々に快勝V!
40線のスタート争いは最内の田中賢が先行したが、1周バックで久門が差し込んだ。その久門は保永を交わす前に上和田に交わされてしまう。その勢いで上和田は保永を交わし先頭に立った。そこからはペースを上げて後続を引きちぎった。久門は保永を交わし2番手で粘っていたが、試走一番時計の山田達が最終周回で交わして準優勝。
この日の上和田は気配が良かった。なにしろ前を走る松本康を試走で交わしそうな勢いがあったし、レースでも好スタートを決めたことが優勝を手繰り寄せる大きな要因になった。上和田は通算6度目のVで今年初優勝。今年はここまで苦しんできた印象があるが、ここからは巻き返しモードに入りたいところ。この後は地元川口のG2川口記念が待っている。記念タイトルはまだ保持していないが、この流れを大事にして次節も頑張りたい。
絶好の枠から久門徹がダッシュ!
今回は『SB戦』と銘打っての伊勢崎アフター5開催。
B級保永高男が0ハン単騎で、40mに6車が並ぶ優勝戦。最近の動きが良くなった久門徹が初日から2連勝と気を吐いてる。SGホルダーでもあり、この位置は内枠すぎる印象を受ける。同じく2連勝の松本康もコメントは控えめながら好感触を得てる様子。この両者に外枠の川口ライン、上和田拓海と山田達也が追って行く展開となりそう。怖いのは最インの田中賢で、前と40m差があり思い切りスタートが切れる利がある。ハンデからは保永高男なのだが、いかんせん力の差は歴然。走路が濡れれば加賀谷建明にもチャンス。
久門と松本康を本線に田中賢と外枠の川口ラインへ流してみたい。
◎ 3 久門 徹
○ 5 松本 康
△ 2 田中 賢
▲ 7 山田 達也
穴 6 上和田拓海
おすすめの買い目
3=5-2、3=5-7、3=5-6
穴なら
6-2357-2357
雨なら
4-5-2367
地元エースの面目躍如
3連単のオッズは鈴木圭一郎が人気を集めたものの、金子大輔や篠原睦を首位に採った組み合わせ、試走で2号車の斎藤正悟を抜いた3号車の佐藤大地も上位人気に喰い込み、鈴木圭の絶対的1番人気とはならなかった。
決勝戦のスタートは3枠の佐藤大がダッシュ先行して逃げ態勢。しかし6枠の篠原が2番手発進から2周回3コーナーで捕えて先頭へ。続く4コーナーでは金子大もイン浮上して少し離れた2番手に。鈴木圭は3周目に3番手まで上がると、グリップ開け開けの走りで前の2車へ差を詰める走り。
5周回3コーナー。篠原に追いついた金子大が切り込みを狙ったが及ばず、スピードが下がり車間が開いたうえにライン取りを外してしまった。そこをすかさず鈴木圭が内へ入って2番手を奪うと、6周回4コーナーからの立ち上がりで篠原を切り返して遂に先頭へ立った。その直後に金子大も同様に内から抜こうと図ったが、そうはさせじと篠原がブロック。残りの周回は番手が入れ替わらずゴール。鈴木圭はゴールデンレース3連覇&通算V5を達成した。
文/鈴木
鈴木圭一郎に優勝の舞台が整った!
準決が重走路で行われた影響か、やや異色の顔ぶれとなったG1ゴールデンレースの優勝戦。となると、優勝戦が良走路での戦いになった場合、苦しい状況になる選手もいそう。
0ハン単騎に置かれた高塚は、ここ最近エンジンがずっと好調。スタートも早い方なので、10線勢に叩かれることは考えづらい。レース序盤は先頭を走り、ペースを上げたいところだ。10線のスタート争いは最内の斎藤正の先行か中枠から浜野淳が飛び出すか。大外から鈴木圭がカマシ気味に出ていくことも考えられる。
オート界のツートップ・青山周が準決で敗退したのは鈴木圭にとって大きな利点。スタートで10線から3~4番手には出ていけそうで、G1の優勝戦で8周回になるのも有利に働く。地元ファンの期待に応えて先頭までいきそうだ。相手は金子大。レース運びの巧さに加え、スタート力もアップしている。鈴木圭を張って出るようなら先手の攻めで優勝もある。篠原も同様に、外枠2車に先行して速攻を決めるようだとチャンス十分。今節の仕上がりはそこまでではないが、浜野淳がエンジン仕上げてくるようだと勝負強さを発揮できる。怖いのは佐藤大。記念初優出ではあるが、トップスタートから高塚を一発で交わすと金星もあり得る。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 7 金子大輔
△ 6 篠原睦
△ 5 浜野淳
▲ 3 佐藤大地
おすすめの買い目
8-3567-3567
穴なら 佐藤大の一発
3-5678