
鈴木圭一郎が大会連覇を果たした
準決勝戦で優秀な本走タイムを計時した鈴木圭一郎が決勝戦の試走タイムも8車中トップで1番人気。スタートは6~7番手になったが、最大のライバルである青山周平よりは先行し、結局ゴールまで1度も前へ出させなかった。というより8周回の道中2車身以内に近づけさせなかった。
序盤の展開は、松尾彩を捲った佐藤摩弥が主導権。篠原睦と有吉辰也が2・3番手へ上がったのも束の間、2周回目に鈴木圭がズバズバとこの飯塚2名を捌くと、すかさず3周回1コーナーで佐藤摩を差して早くも先頭へ。
青山周もレース終盤に差しかかる頃に2番手まで浮上したが、今回は鈴木圭のスピードが上回っていて、差を縮めることはできなかった。
鈴木圭は昨年の『SGスーパースター王座決定戦』以来となる通算84度目、2025年の初優勝。令和グランドチャンピオンカップは昨年に続く2連覇で、通算では42度目のグレード制覇となった。
次節は、今月下旬の川口ナイター『SGオールスター』へ5度目の優勝をめざして直行予定。
文/鈴木
佐藤励がパワフルに追い上げる
高石光将が素早く先頭へ立ってハイペースの逃走態勢を築くと、7車が縦長の一列棒状となり、追っていけるのは今節の計時タイムが速い選手になるだろう。
佐藤励は準決勝戦での自身の走りを「滑ってうまく乗れなかった」と振り返ったが、それでも試走3.25秒からの本走3.35秒。初日からパワーは申し分なく、3戦3勝での完全Vに期待したい。
大木光も準決勝戦のタイムは速かったし仕掛けも素早かった。決勝戦は最内枠を生かして先制攻撃できれば好展開を作れよう。永井大介は準決勝戦後のコメントからタイムに満足できていない模様。山田達也はこの顔ぶれでは仕掛けが後手に回りそう。高石光将が更にタイムを上げられれば後続を振り切るケースまで考えておきたい。
雨なら大木光と山田達也の28期が台頭。連対率が低い高石光将は評価を下げざるを得ず、ガールズ2名も近況の成績からは強く推せない。
◎ 7 佐藤励
○ 4 大木光
△ 3 高石光将
▲ 6 永井大介
穴 1 信沢綾乃
おすすめの買い目
7ー4=361
穴なら
1ー3=764
文/鈴木