カマシ田村治郎が同ハンを捲る
ハンデ軽化した今節、ちょうどエンジンも上向いた田村治郎は、準決勝戦では0ハン4車並びの大外枠から見事なスタートを決めた。決勝戦では、インが固い新井淳にハマることを避ける意味でも早い段階で外から交わしておきたい。
スピード上がっている白次義孝の逃げが脅威。三浦康平は10メートル前の顔ぶれが準決勝戦よりも強化しており、人気が下がるようなら逆に狙い目だ。今年まだ優勝していない早川清太郎も仕上がりは良く、格上の追い込みを披露するか。
◎ 6 田村治郎
○ 1 白次義孝
△ 8 早川清太郎
▲ 2 新井淳
穴 7 三浦康平
おすすめの買い目
6=1-827
穴なら
7=8-624
篠原睦が完全優勝で今年2度目のVを決めた!
レース序盤は0ハン単騎の青山文が逃げ、10線から先行した松尾隆がアウトから捲りを仕掛ける態勢になっていたが、10線勢のインを突いて浮上した篠原が3周目に入るホームストレッチで両者をまとめ差し。先頭に立つと大きなリードを作った。スーパーハンデから追い込みを見せていた試走一番時計の黒川は、道中で松尾隆を差し損ね接触。これが反則妨害の判定となり、SG日本選手権に続いての連続優勝はならなかった。
篠原の今節は充実していた。冬場になりかけのミッドナイト開催で、スピードが求められる条件になっていたが、しっかりと試走からタイムを出していた。そして迎えた黒川との直接対決となる優勝戦。地元の篠原は、10メートル後ろの黒川には負けられないとばかりに素早い攻めを繰り出せていた。確かなエンジン力の後押しもあってか、無理な仕掛けがなくても先頭に踊り出ることができた。次の出番は浜松で行われるG1スピード王決定戦。人も車も最高の状態で乗り込めることになる。
岩科鮮太が同期の金子大輔を封じた
他5車を圧倒する試走タイム28秒を計時した金子大輔と永井大介に車券のオッズも人気集中。しかし前団に伏兵が潜んでいた。
10線の大外枠から佐藤大地がカマシ飛び出したが1周回4コーナーでラインを少し外寄りへ外してしまい、その内へ入った岩科鮮太が2周回バック線で斎藤正悟を捌いて先頭を奪った。
最重ハンは、1周目イン戦で進みかけた金子大輔の外を永井大介が伸びて20線から先制。しかし2周回3コーナーで金子大が永井と斎藤正に対して長距離の突っ込みを敢行して、みごと成功。2番手から岩科を追う態勢を整えられた。そして周回ごとに差を縮めていったが5周回3コーナー、逃げる岩科への差しが届かず車間が開いてしまった。残り1周あまりは仕掛ける射程まで近づけず岩科が押し切り勝利。昨年3月以来、区切りの通算10度目Vを決めた。
文/鈴木
SGレーサーによる一騎打ち
単騎0ハンの青山文敏が直線伸びているので10線勢を苦しめるケースがありそうで、その間に篠原睦が射程へ入ってきそうだ。そこへ続いてくるのが、今月にSG初制覇して勢いに乗っている黒川京介。後半の周回はこのSGホルダー両雄によるデッドヒートとなるか。
10線4車の中で最もスピードが高いのは松尾隆広。最内枠の内山雄介が「スタート切れていない」とコメントしており、松尾隆が1周回バック線で伸び勝って前へ出ると後続の脅威になる可能性あり。2人の阿部も持ちタイムは速いが枠番からみて先行するのは難しそう。だが初優勝に燃える阿部仁志が渾身のダッシュを決めるシーンも考えておきたい。
◎ 7 黒川京介
○ 6 篠原睦
△ 3 松尾隆広
▲ 2 内山雄介
穴 4 阿部仁志
おすすめの買い目
7=6-324
穴なら Vゼロの呪縛から抜け出したい阿部仁志
4=6-732
文/鈴木
伊藤信夫が先攻めで抜け出すか!
準決は重走路で行われたのでエンジンの評価は難しい。初日と2日目の内容を見ると、仕上がり一番は金子大か。しかし、20線3車並んだ大外からでは展開的に多少苦しくなる。20線最内の伊藤信が前団をすんなり交わすと、金子大や永井を振り切るだけのリードを作れる。そこで20線勢では伊藤信を重視したい。
0ハン単騎の斎藤正は、重走路の準決では好走したが良での2走はタイム不足。最後まで粘り切るのは難しい。10線からスタート行くのは柴田健か佐藤大。内枠の分だけ柴田健に有利だし、エンジン的にも柴田健の方が上。20線勢に先着あるならこの柴田健だ。永井が優勝するにはスタート先行が必須の条件になる。
◎ 5 伊藤信夫
○ 7 金子大輔
△ 2 柴田健治
△ 6 永井大介
▲ 4 佐藤大地
おすすめの買い目
5-2467-2467
別線は柴田健の速攻から
2-4567