竹本修が完全優勝を決めた!
0ハン単騎に置かれた木部がソコソコのペースで逃げていたが、生方を交わした竹本がきっちりと捕えてみせた。その後も20線からトップスタートを決めた田中哲を振り切り、2連単は1番人気で決着した。
竹本は前節でも優勝戦に進んでいた。そこでは6着だったが、それは重走路でのレースになった影響もある。今回は良走路で自身の力を存分に発揮できた。初日からずっと良走路でオール1着の完全V。これ以上ない結果を残すことができた。これで竹本は通算6度目の優勝。今年は弟子に浅倉樹良を持つ出来事があった。浅倉の活躍は周知のとおりだが、その弟子に良い意味で刺激を受けているのかもしれない。次節はハンデが重くなる可能性はあるが、このエンジン状態を保てていければ弟子に格好いい師匠の姿を見せ続けることができるだろう。
黒川がアウトを回って先頭まで行く!
一般開催ながら5日間のロングシリーズも最終日を迎えた。軽ハン勢の奮闘があり、優勝戦は0ハン2車、20線6車のハンデ構成になった。0ハンからスタート行きそうなのは福村。山田徹は準決では先行できたが、元来は安定したスタートが切れる方ではない。20線はほぼ枠ナリ発進が想定される。
まずは福村の逃げでレースが始まりそう。福村は今節、ここまでオール1着と絶好調。20線勢が競り合うようなら、その間に逃げ切る可能性も十分。しかし、20線から猛烈に追ってくる選手がいる。黒川だ。今節は連日、好タイムをマークしている。スタートは枠ナリ発進と見ているが、内枠勢を何車かだけでも置いて出ればその分、展開はいくらか楽になる。夏場に近づき走路温度は上がっているが、優勝戦で12Rなら多少は冷えてくる。追い込みに期待。動き上昇している森も面白い存在。20線から先行できそうで、同ハン勢よりも先に0ハン両者を交わせれば、リードを作って振り切れる。内寄りの利で加賀谷の激走もあるし、佐藤摩も爆発的スタートを決められれば優勝争いに加わってくる。
◎ 8 黒川京介
○ 2 福村唯倫
△ 3 森且行
△ 4 加賀谷建明
▲ 7 佐藤摩弥
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ゴール前のドラマ 藤岡が雨を制す!
7Rあたりから小雨が降り始め、優勝戦は本降りとなり完全な湿走路に。初優出初V狙う37期・村田光希も人気の一角を担ったが、一番試走の角翔太郎が人気の中心。3連単は3-6-5、3-5-6。2連単で1-3も売れ筋。日室志郎が1コーナー流れて山本将之が村田を早めに捕えて先頭へ。この時点で山本将の優勝が有力に見えたが、角を差した藤岡一樹が後半伸びて山本将へ接近し、ゴール前でチョイ差し。今年の正月以来の優勝で自身9度目のVとなった。