優勝後の鈴木宏和が注目の存在に!
今回の川口オートは昼間の4日間開催。この後はナイターGIが控えており、レースの時間帯は異なるが、今回で良い結果を出して次回につなげたい。
今回の地元ランクトップは中村雅人。前走の伊勢崎では優出4着。予選準決は全て連対できていたし、ここ数節はずっと優出が続いている。エンジンは高い位置で推移しており、今回も優勝戦まで進む可能性は高い。オートレースの醍醐味である捌き上げるレースに期待したい。
若井友和は前走では優出できなかったが、その前の節では優出していたしエンジン自体は悪くなさそう。突然の降雨があるこの時期でも柔軟に対応できるし、車券を買う側からしたら頼もしい存在。小林瑞季は前走の伊勢崎では振るわなかった。しかし、最終日は白星を挙げていたので、一応の軌道修正はできているか。黒川京介は前々走の山陽GIIで見事優勝。前走の伊勢崎ではパッとしなかったものの、小林瑞と同様に最終日は白星で締めている。地元で走るのは約一ヶ月ぶりだが、その時は優勝していた。大木光はなかなか調子が上がってこない。どこかで立て直しを図りたい。
外来勢で最も好調なのは鈴木宏和。前走の山陽では優勝を決めていた。早めに抜け出した岡部聡を必死の追いで捕えていた。武器のスタートは変わらず良いし、道中の走りもだいぶ良くなっている。連続優勝を目指すべく、まずは初日に白星を挙げて勢いに乗りたい。実力的には金子大輔が上。鈴木宏が優勝したレースに走っていたが、道中で精彩を欠いて5着。ただし、近況はおおむねエンジン良好。冷静な状況判断で車を押し上げていくだろう。同じ優勝戦には青島正樹と長田恭徳も乗っていた。青島は優勝戦の道中で金子を逆転して4着。初日は白星を挙げており、エンジン状態は良さそう。長田は7着。最近は白星から遠ざかっているが、エンジン的にはそこまで悪くはない。
A級では中山透が前走の地元で優出4着。予選準決はオール連対で、持ち味のスピードがよく出ている。岩田裕臣は前走の伊勢崎で優出5着。最重ハンの10M前の位置を生かしての速攻が魅力。矢内昌木も同じく速攻がウリ。前走の地元では2着を3本並べて終えている。強気な仕掛けが身上の岩科鮮太や、レース運びが巧い丸山智史などにも注目。
そして、今節から佐藤励が1級車に乗り換わる。ここ数ヶ月は2級車ながら随所で差しを決めているが、パワーがある1級車になれば更に差しを決めやすくなる。攻撃の幅が大きく広がってくる。元々、センスは高いモノを持っているので楽しみな存在。
B級では小椋華恋も今回から1級車乗り。2級車でも好走をよく見せていたので、1級車でどのような走りをするのか、こちらも楽しみだ。実力的にはS級と変わらない森且行や、今は仕上がり良い深沢隆などの車券絡みもありそうだ。
※7月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
小林 瑞季〔川口 S-18(32期)〕
黒川 京介〔川口 S-30(33期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-20(32期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-37(32期)〕