好枠から快速を発揮する中村杏亮に期待!
飯塚オートで行われているGIIミッドナイトチャンピオンカップは優勝戦のメンバーが出揃った。飯塚のエース・荒尾聡が敗れる波乱はあったが、優勝戦まで進出したメンバーはさすがの顔ぶれ。10Mオープンで行われる優勝戦はどのような展開になるのか。
ハンデ位置は最内から井村淳一、藤岡一樹、中村杏亮、伊藤信夫、篠原睦、佐藤摩弥、有吉辰也となった。
スタート争いは10Mオープンだけに内枠勢が有利。枠ナリ発進も十分考えられるが、各選手のスタート力を加味するとそう簡単にはいかないか。井村は優出メンバーの中ではスタート力がやや劣勢。最内に置かれてはいるが、外枠勢に行かれてしまう可能性がある。おそらく、先行は2枠の藤岡。そこから外は枠ナリになりそう。
まずは逃げに入る藤岡。このペースがカギになるが、準決は1着を取り、上がりタイムは402。1コーナーをトップで旋回し、終始1人で走る展開だった点と、タイムが出やすい最終レースだった点を考えると上がりタイムは物足りない。記念の優勝戦で8周回になることを考えると、なお更、最後まで逃げ切るのは厳しそう。藤岡に次いでスタート出そうなのは中村杏。準決では1着を取り、上がりタイムは379。好スタートからの速攻が決まり、早めに独走に入れたのでタイムは出やすくなるが、それにしてもこの数字は驚異的。優出メンバー7人の中でも準決の上がりタイムはトップの数字だった。優勝戦はレース序盤の展開が良いし、エンジンの仕上がりも考えると優勝に最も近い存在になる。そこで、当ブログでの本命には中村杏を挙げる。
相手は有吉。大外からのレースではいかにも厳しいが、準決の上がりタイムは中村杏に次ぐ395。エンジン状態は良い部類。枠ナリ以上のスタートを切る可能性もなくはない。レース序盤である程度の位置に付けることができれば、優勝争いに参加できる。次に藤岡。準決の上がりタイムは物足りないと述べたが、トップスタートを切れそうな点は大きな魅力。後続が競り合う展開になれば、その間にリードを作れる。そして伊藤信。優勝戦では3番手以内のスタートが望めそう。1~2周目で好位置に付けられれば優勝のチャンスが広がる。最後に篠原。今節は安定した成績が残せているし、ここ一番ではスタートも切れる。今大会2度目の優勝も十分ある。
◎中村杏亮
○有吉辰也
△藤岡一樹
△伊藤信夫
▲篠原睦