波に乗っている長田稚也に注目だ!
このところ飯塚オートは開催ラッシュ。夜の時間帯のレースが続いているが、今回もナイターレース。連続で飯塚に参戦している選手が多く、近況の気配は大いに参考になる。
まずS級の紹介から。出場するのは3人の予定で、その中でランクトップは荒尾聡。前走は浜松GIIで、しっかりと優勝戦まで進んでいた。10Mオープンの7枠からの競争で、スタート行けず苦しい展開になってしまい、追い込んだが5着止まり。それでもタイム自体は出ていたし、エンジン面は良さそうだった。今回は大幅にメンバーが軽化されるので優勝候補筆頭に挙げられる。浦田信輔も前走は浜松GIIだった。ここでは準決7着だったが、これは重走路での競争だった。良走路ではまずまずの走りを見せていたので、走路が乾いていれば上位着が狙える状態。久門徹は前走の地元で優出5着。エンジン的にはもう少し欲しいといったところか。
その優勝戦を見事に制したのは牧瀬嘉葵。最重ハンの10M前の位置から先に抜け出し、追ってきた後続を振り切ってみせた。上がりタイム3・360は驚異。今回はハンデの変動があるのかどうか気になるが、どちらにしてもスピードある走りが見られそう。そこで準優勝だったのは長田稚也。予選準決は共に1着。特に準決では試走24をマーク。スタートで大失敗したものの、そこから驚異的な追い込みを見せていた。その前の節では優勝もしている。エンジンは超抜の仕上がりだし、乗り手の方も思い切って走れている。
他に優出していたのは佐久間健光、片岡賢児、丹村司。佐久間は連続での飯塚参戦になるが、その前の地元からエンジンはかなり良い状態で保てている。スタートの切れも以前よりは良くなっている。片岡は変わらず速攻が冴えている。レース序盤で先頭に立てることが多く、そこからの粘りで着を残している。丹村は同ハンの中で内寄りに置かれることが多いが、枠ナリにスタートが切れた時は好走が多い。前々走でも優出しており、良い流れに乗れている。
木山優輝は前走の初日の重走路で5着を取り、準決に乗れなかったが後半の2走は両方1着。だいぶスピードは出ている。越智尚寿はエンジン堅調で、走り自体もそつがない。花元初美はスタートを含めてレース序盤の展開作りはイマイチだが、道中回り出すと確かな捌きを発揮する。横田翔紀は前走の準決は5着だったが、その前後の日は共に1着。大きなコースを回ってスピードに乗せることができている。
B級では水崎正二、岩元毅の19期両者が気を吐いている。ハンデ的に前の方から走ることが多いが、インコースを外さない走りで粘れている。新人の北原岳哲は成長が感じられる。前走の後半2走は共に白星を挙げ、逃げる展開なら好成績が残せている近況。
※12月9日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
久門 徹〔飯塚 S-22(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-42(23期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-43(34期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-63(29期)〕
片岡 賢児〔飯塚 A-169(21期)〕
丹村 司〔飯塚 A-173(29期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-157(26期)〕