鈴木圭一郎が大会連覇を狙う!
飯塚オートで行われているSG日本選手権オートレースは優勝戦のメンバーが出揃った。現2強の鈴木圭一郎と青山周平。地元の荒尾聡、有吉辰也。絶対王者・高橋貢。追い込み巧者の早川清太郎、松尾啓史。近況の動き活発な三浦康平が激闘を演じ、ファイナルに進出した。枠は内から鈴木圭、荒尾、高橋貢、青山、松尾啓、三浦、有吉、早川となった。
0Mオープン戦で大事になるスタート争い。選手権で優出する選手たちなのでスタート巧者が多いが、この中では鈴木圭、青山、有吉、荒尾あたりが安定して切れている。高橋貢も今節は好スタートを決めている。三浦と早川、松尾啓は枠も考えるとこの中では劣勢か。
レース展開だが、スタート先行は鈴木圭か青山とみている。今節ここまで全てのレースでトップスタート、とまではいかないが序盤で十分な位置に付けるスタートは切れている。そして、このどちらかがペースを上げて逃げそう。準決の動きを見る限りは、鈴木圭の方がエンジンに余裕がありそうだった。鈴木圭が先行なら、そのまま逃げ切り。青山が先行だとしても、10周回ある道中で鈴木圭が仕掛けどころを探り、インに突っ込んでいきそう。そこで、当ブログでの本命には鈴木圭を挙げる。昨年に続き、日本選手権連覇を狙う。
相手は青山。準決の動きを見ると上積みが欲しい状態だが、トップスタートまで望めそうだし、先頭を走れば抜かせない走りにシフトして後続をシャットアウトするかも。2019年以来、3度目の選手権制覇に全力疾走。次に荒尾。準決では8枠から3番手発進を決めると、前を走る2車を冷静に捌いていた。優勝戦ではトップスタートの可能性もあるし、今の荒尾はレース道中で追い込むシーンも多く見られる。仮にトップスタートではなくても、走り慣れた地元走路で躍動するか。そして、高橋貢。準決ではトップスタートを決め、後続に隙を与えない走りを見せていた。タイム的にはやや不安はあるが、レース巧者として状況に応じた走りに切り替えられるのは大きな強み。最後に有吉。かつては枠不問でトップスタートを連発させていた。今回は何度と見ている地元のスタート大時計。外枠からでも先行すると波乱の立役者になるかも。印は回らなかったが、早川の動向にも注目。準決では怒涛の追い込みを見せていた。枠的に序盤の展開は厳しくなりそうだが、準決よりも2周伸びる優勝戦。見せ場を作る可能性は十分ある。
◎鈴木圭一郎
○青山周平
△荒尾聡
△高橋貢
▲有吉辰也