地元スリートップがそろい踏み!
今回出場するS級選手は前走がSG日本選手権。そこで活躍した面々と、前回の伊勢崎開催で目立った選手が織り交じり、今回のシリーズを形成する。注目の選手を挙げていく。
まずはSG日本選手権で優勝した青山周平。初日に2着を取ってからは負けなしの4連勝で見事に優勝を決めた。優勝戦は好スタートを決め、早い段階で先頭に踊り出た。試走タイムは27、上がりは371。十分な数字だ。このままの勢いで今回も優勝へと突き進む。
日本選手権で他に優出していたのは高橋貢、早川清太郎、三浦康平。高橋貢は安定した着取りで準決に進出。そこでは1着で優出を決めてみせた。優勝戦は5着だったが、SGでの優出後なので、エンジンも本人のリズムも良好。巧腕を発揮して今回も優出を目指す。早川はシリーズ序盤こそ波に乗れなかったが、3日目から立て直してきた。準決を2着で通過すると優勝戦では4着。近況の軽いスランプからは完全に脱出できている。地元走路では特に攻めが強烈になるので、青山を脅かす一番手になるか。三浦はA級ながら優勝戦まで駒を進めてみせた。シリーズ中にも2勝を挙げる活躍。ここ数節はスタートが切れているし、独走に入ってもスピードに乗って走れている。
前回の伊勢崎一般開催で優勝したのは野本佳章。優勝戦は後方から追い込むレースで、しっかりと車群を交わしていけていた。しかも初日から3連勝の完全優勝。その前の節では準優勝。今、乗りに乗れている一人がこの野本だ。野本が優勝したレースで準優勝だったのは新井日和。最終周回まで先頭を走っていたが、惜しくも交わされてしまった。しかし初日から連勝で優勝戦は2着。申し分のない成績だ。新井日は2級車ながらスタートが早い。よほどスタート巧者が10M後ろにいない限りは、必ずハンデ差を保って1周目に入ることができる。優勝戦3着は亀井政和。こちらも初日から連勝を決めていた。車の進み方は良い。佐久間健光、小田雄一朗も優勝戦に乗っており、エンジン状態は良さそうだった。
地元S級では西原智昭、新井恵匠も気配は上々。西原はSGの予選道中で着をまとめ準決まで進出。新井恵は3日目の4着が響き、準決には乗れなかったがシリーズ中に3勝を挙げていた。外来S級は若井友和と永井大介が強力。若井はSGで準決7着。優勝戦には進めなかったが、最終日は2着とまずまずの締めくくり。永井は準決3着で惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中は3回の車券絡み。エンジンは完調ではないものの、そこまで悪い状態でもなさそうだった。丸山智史はSGではイマイチだったが、最終日は白星。今回へ向け、一応の弾みはついた。
※11月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-7(29期)〕
若井 友和〔川口 S-5(25期)〕
永井 大介〔川口 S-11(25期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-36(30期)〕
丸山 智史〔山陽 S-30(31期)〕