ムーンライトチャンピオンカップが開幕!
伊勢崎オート恒例のGI、ムーンライトチャンピオンカップが今年も始まる。前年度覇者は早川清太郎で、2017年から3連覇を決めたこともあるように、早川にとって近年は相性の良い大会。逆に、全国ランク1位の青山周平は、この大会での優勝がまだない。近況、勢いある青山がムーンライト初制覇に挑む。
その青山は絶好調。前走の飯塚GIではシリーズ道中、苦しんだシーンもあったが、最後はエンジンを仕上げて優勝。その前の地元SGでは初日からオール1着の完全優勝を決めている。更にその前の一般開催でも優勝。今のところ3節連続優勝中だ。エンジンも乗り手も状態は万全。19度目のGI制覇が、このムーンライトになるか。
早川は前走の飯塚GIの準決で落車。その影響が心配されるが、その前の地元SGでは準優勝。地元に帰れば整備のやりやすさもあるので、しっかりと戦える状態にしてくる。高橋貢は前走の地元では優出5着。追い込みが決まらなかったが、その前の節では完全優勝。近況のリズムは悪くない。西原智昭と新井恵匠は前走で優出しての参戦。上り調子の勢いのまま今回に臨める。
飯塚の荒尾聡は前走の地元GIでは白星がなかった。それでも大きな着を取ることはなく、ある程度で成績はまとめられていた。その前は伊勢崎SGで優出5着。再び伊勢崎のレース場で優勝戦進出を目指す。有吉辰也も前走の地元GIでは白星がなかった。その前のSG最終日でフライングを切っているのは気になるが、いつものスタートが切れればもう少し成績は上向くはず。
川口勢は永井大介が有力。前走はSGで、優勝戦まで進み3着だった。シリーズ中に3回の1着があるように、エンジンは良く折り合っていた。前回とは多少、気候が変わってきているが、今回も練習を繰り返し調整で合わせてくる。平田雅崇は現在、伊勢崎で3節連続で走っている。前々走では準優勝。その後も初日から連勝を決めていたようにエンジン状態はまずまずだ。
浜松の佐藤貴也は3連続優出中。3節前の地元で優勝すると、その後の飯塚GIでも優出3着。直前の地元でも動きは良かった。気合の入った走りができる状態だ。同期の金子大輔は前走の準決で反則妨害。金子にしては珍しい反則だが、エンジン自体は悪くないので、落ち着いた攻めで番手を上げていくだろう。木村武之は前走の飯塚GIでは準決に進めなかったが、シリーズ中は1着2本を含む3回の連対。エンジンは悪くないし、伊勢崎走路との相性も良い。
山陽の主力は松尾啓史。前走の飯塚GIでは優勝戦まで進んでいた。優勝戦では1枠からの競争だったが、スタートで外枠勢に包まれ5着の結果。スタートさえ並にこなせば十分戦える状態にある。長らく調子が上がらないでいた佐々木啓は、前走の浜松で優出。このまま完全復調の流れに乗りたい。他に前田淳、岩崎亮一も活躍が期待できる。
※9月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
永井 大介〔川口 S-4(25期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-11(22期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕