佐藤貴也がシリーズリーダー!
川口オートでナイターGIが行われているが、その3日目から浜松でアーリーレースが3日間の日程で始まる。S級は2人のみと手薄。A級やB級の中に注目選手が多く、更に気温上昇と共に軽ハン勢の活躍がありそう。
今回出場する中で実力が抜けているのは佐藤貴也。佐藤貴は前走の飯塚で2回乗りの後半だった3日目の準々決勝での5着が響き、準決に進めなかったが、他の5走は1着3本を含む全て車券に絡めていた。エンジン自体は全く問題ない。今回も鋭いスタートから強烈なイン差しを披露してくれるだろう。
もう一人のS級は仲口武志。前走の川口では初日2着だったが、そこからは失速。エンジン自体はもうチョイといった所だが、近況は走りの方に迫力が戻ってきている。エンジンが並以上になれば力強い突っ込みが決まる。その川口で優出していたのは鈴木辰己。結果は6着だったが、現在69歳になっても武器のスタート力は健在。今回は連続優出を狙う。
斎藤正悟もエンジン状態はまずまず。スタート力を生かしてレース序盤で好位置に付ける事ができる。走路温度が高い今は、序盤での位置取りは最重要ポイントだ。爆発力ある走りが魅力なのは鈴木一馬。凡走するケースも少なくないが、レース序盤でリズムを掴むと大捲りを連発させる。前走の飯塚では悪くない走りを見せていた。
同じく爆発力ある走りをするのは花田一輝。現時点での課題はスタートで、同ハンの外枠に先行されてしまうケースも多々あるが、それを補えるぐらいのスピードがある。最近の若手では珍しく走りに大きな特徴がある。辰巳裕樹も思い切った走りができるタイプ。自分より格上の相手でも果敢にアタックする姿がよく見られる。
B級では伊勢崎勢に注目。安定したレース運びが魅力の宍戸幸雄は、前走で準決4着ながら初日と2日目は車券に絡めていた。石川岳彦も初日、2日目と共に2着。原田富夫は初日7着だったが、そこから3走はオール1着。すぐに一人で走れる展開なら今節も楽しみ。
女子レーサーも調子を上げている。交川陽子は前走の川口で初日は5着だったが、そこからは連勝で締めていた。桝崎星名は前走の伊勢崎で初日、2日目と連対発進。準決まで駒を進めていた。西翔子も前走は伊勢崎だった。初日から3日目までは苦しんでいたが、最終日は単騎0ハンからの競争で見事に逃げ切っていた。
※6月29日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
仲口 武志〔浜松 S-26(24期)〕
鈴木 一馬〔浜松 A-9(30期)〕
花田 一輝〔浜松 A-18(33期)〕
辰巳 裕樹〔浜松 A-89(31期)〕
斎藤 正悟〔浜松 A-92(24期)〕
鈴木 辰己〔浜松 A-131(13期)〕
原田 富夫〔伊勢崎 B-72(21期)〕