木村武之が一気の攻めで当大会2度目の優勝へ!
浜松オートで行われているGI開場記念ゴールデンレースは優勝戦のメンバーが出揃った。シリーズ中の天候が不安定だった事もあり、強豪が次々と勝ち上がりから漏れていく波乱はあったが、優勝戦のメンバーはそうそうたる顔ぶれ。軽ハンから高木健太郎が優出し、ハンデ構成は0、10Mのハンデ戦となった。
まずはスタート争いだが0ハンの高木は残して出そう。いきなりの逃げ展開を作れる。10Mからは最内の長田恭徳が先行か、もしくは木村武之、鈴木圭一郎、青山周平あたりがダッシュを乗せて行きそう。田中茂は内寄りだが、いつも以上に集中して切らないと外枠勢に行かれてしまいそう。金子大輔も外枠勢よりは先行しておきたい所だが...。
レース序盤で先頭を走るのは高木。今節は4走して全て車券に絡む活躍を見せている。準決からハンデが重化しても、1着を取っていたように軽快な走りを見せていた。優勝戦でも良い逃げを見せそうだが、準決の上がりタイム3・429では足りるかどうか。スピードある選手がすぐ直後に付けてくると、最後まで先頭を守るのは厳しそう。
その高木を追う一番手になりそうなのは長田か木村武。ただ、10Mから長田が先行しても、早い段階で木村武が捌いていきそう。木村武が高木を追う展開になるとみた。そして、高木との差を詰め、仕掛けていける態勢を作ったら迷わずインから交わしていきそう。準決では上がり一番時計を出していた木村武はエンジン仕上がっている。1回、先頭に立てば後続を振り切れるスピードがある。そこで当ブログでの本命には木村武を推す。2005年以来のゴールデン優勝を目指す。
相手は鈴木圭。スタートで内枠勢を何車か置いて出る事ができそうだし、エンジンの仕上がりも良い。今節はここまで1着を3本取っており、リズムも良いと言える。10Mからトップスタートを決めるようなら、優勝のチャンスはグッと高まるし、そうでなくてもレース序盤の仕掛けが決まれば勝機が見えてくる。
次に青山。位置は外寄りだが、鈴木圭の内枠は断然有利。ここ一番でのロケットスタートは全選手にとって脅威。カマシが決まれば楽勝ムードになる。そこまででなくても内枠勢を何車か包んで出れば、展開はいくらか楽になる。そこからはナンバー1の意地で車を押し上げていける。そして、金子。今節も冷静沈着なレース運びで安定した走りを見せている。優勝するとなると枠ナリ発進が絶対条件になるが、それが叶ったときは優勝も十分ある。最後に高木。いきなりの独走展開はかなり有利。最後まで逃げ粘れるかは疑問あるが、後続が激しく競り合うようなら可能性はなくはない。
◎木村武之
○鈴木圭一郎
△青山周平
△金子大輔
▲高木健太郎