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木村武之がゴールデン2度目の優勝!
浜松オートで行われていたGI開場記念ゴールデンレースは、地元の26期・木村武之の優勝で幕を閉じた。木村は2005年以来の同大会V。優勝戦は盤石の走りでファンの期待に応えた。
良走路で行われた優勝戦。試走タイムは青山周平と鈴木圭一郎が一番時計タイで27。次いで木村武之、金子大輔、若井友和が29。高木健太郎が31、長田恭徳が32、田中茂が33だった。
0ハン単騎の高木はしっかりとスタート残して出る。10Mからは長田がダッシュ付かず、田中茂が先行。これに木村と金子、それに青山が乗って行く。以下は若井と鈴木圭。高木は序盤で自分のリズムを掴んでいたが、早々と田中茂とパスした木村がやってくる。そして、4周目に入った所で木村が高木を差す。金子も続いて高木を差していったが、鈴木圭が金子を捌く。残り3周とちょっとを残し、逃げる木村と追う鈴木圭で一騎打ち状態。鈴木圭は徐々に差を詰めていくが、最終的には仕掛ける態勢まではいかず、木村が押し切って先頭ゴール。2着は鈴木圭。3着には巻き返してきた青山が入った。
木村はしっかりと自分の走りができた。10Mに7車並んだ内から3番目の位置。そこから2番手発進を決めると、落ち着いて前の2車を交わしていった。試走タイムは3番時計タイではあったが、有利なハンデ位置を確実にモノにした。非の打ち所のないレース運びだった。準決で青山を振り切り、1着ゴールを決めた事も優勝戦へ向けての余裕につながったのだろう。こういった状況になった時の木村は強い。着実に舞台が整った時は最大限の力を発揮できる。これで木村はSG3Vを含む記念レース32V。この数字はまだまだ積み上げられていくだろう。