SGで優出した早川清太郎が好リズム!
伊勢崎オートは5月2日まで開催が行われているが、3日からまた新たな節が始まる。さながらリレー開催の様相。ただし、前回は昼間にSGが行われておりS級選手は不在だった。今回は、そのSGから転戦で参加する選手がいて、S級、A級、B級と全てのランクの選手が交わる。さて、どのようなシリーズになるのか。
今回のシリーズリーダーは青山周平。前走のSGは準決で反則妨害を犯し、勝ち上がり権利喪失になった。更には他の選手の落車の原因車になったので、翌日罰休で最終日は競争ができなかった。反則したレース以来の競争になるが、エンジン面は全く問題ないどころか十分仕上がっていた。そちらの不安はないだろう。後は反則後ということで、乗り手への精神面での影響が心配。あまり無理な仕掛けはできないかもしれないが、それでも全国ランク1位の腕で攻め上げていくか。
伊勢崎2番手の早川清太郎は前走のSGで見事優出。重走路の優勝戦は枠順も厳しかったが、レース序盤でも好位置を取る事ができず結果は7着。それでもSGで優出した実績は本人の自信につながる。特に早川は地元で強い印象があるので、今回も初日から快走を連発させてくれるだろう。
小林瑞季は2日目に反則をして、早々と失権してしまったが、そこからは2回の1着。エンジンは悪くない。西原智昭と山田真弘もSGでは6走して4回、車券に貢献できていた。こちらもエンジン的にはそこそこと言えるだろう。角南一如はシリーズ中になかなか波にのれなかったが、最終日にようやく白星。今回へ向けての軌道修正につながるか。
直前までの伊勢崎アフター5ナイターで優出していたのは遠藤誠、吉田恵輔、野本佳章、岩沼靖郎、北渡瀬充など。各選手、予選準決はオール連対で通過していた。同じレース場、同じ時間帯での競争なので、その辺のアドバンテージは大いにある。
篠崎実の奮闘っぷりも目立っている。前走のSGでは準決8着だったが、シリーズ中は4回の連対があった。現在73歳とは思えない果敢な走りを見せている。今回も血気盛んな攻めで場内を沸かせるだろう。
B級にも個性ある走りをする選手が多く存在する。宍戸幸雄や石川岳彦はスタートを含めて序盤の位置取りに難あるが、道中回り出してからの攻めは的確。小林晃も同様のタイプ。大きなコースを回ると車速を増すのは林稔哲や木部匡作。原田富夫と小田雄一朗は独走力があるタイプ。単独の0ハンに置かれるようなら見せ場を作れる。
※5月2日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
小林 瑞季〔川口 S-34(32期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-31(28期)〕
山田 真弘〔川口 S-42(24期)〕
角南 一如〔山陽 S-29(27期)〕
遠藤 誠〔浜松 A-50(25期)〕
篠崎 実〔川口 A-142(9期)〕