鈴木圭一郎を擁する浜松勢に好調者が多い印象!
山陽オートで特別GIプレミアムカップが始まる。全国ランク上位者から96人が選出されて出場メンバーが決まる。ハンデ構成は10Mオープンか、0オープンのみ。トップ選手達によるガチンコ対決が見られる。
今回出場する中で最上位ランクは鈴木圭一郎。前々走の地元GIでは優勝戦まで進んだが、被害があって落車。しかし、その後の川口GIでは悪影響を感じさせず、初日からオール連対で優出。そこでは6着だったが、試走タイムはしっかりと出ていたのでエンジン面は悪くない。今回は全国ランク1位の青山周平が欠場なので、優勝のチャンスはぐっと高まる。
浜松地区は他にも有力者が多い。伊藤信夫は前走の伊勢崎GIIで優出。優勝戦は4着だったが試走は27の一番時計が出ており、エンジン状態は良好。スタートの切れも悪くなかった。佐藤貴也は前走の地元で優出し4着。機力は上々だ。鈴木宏和は絶好調。前走の地元で優勝していたし、その前の伊勢崎でも優勝していた。この流れのまま今回に臨めるのは大きな強み。金子大輔、木村武之といったSGタイトルホルダーも、エンジン的にはそこそこの状態にある。
開催地区である山陽のトップは松尾啓史。前走の伊勢崎GIIではシリーズ中に白星こそなかったが、全てのレースで車券には絡めていた。エンジン状態はもちろん良いし、道中のレース運びも冷静そのものだった。好調度合いで言えば丹村飛竜の方が上。前走の川口では準優勝。その前の地元ミッドナイトでは優出し3着。このところほとんどのレースで車券に絡めている。丸山智史もエンジンはまずまず。佐々木啓と岩崎亮一はもう少し上積みが必要といった近況か。
川口から来場する中でランクトップは若井友和。前走の地元ではシリーズ中オール連対で優勝していた。優勝戦では軽快な逃げを見せていた石本圭耶をしっかり捕えての優勝。追い込みに力強さが感じられた。その前の伊勢崎GIIでも優出しており、エンジンはかなり高いレベルで保てている。同期の永井大介は前走の伊勢崎GIIでは優出できなかった。エンジンはもうちょっとの状態だが、今回のプレミアムカップは過去に9回の優勝がある。プレミアム男が再び存在感を示すか。山田達也、黒川京介、平田雅崇といったあたりも近況は動きが活発。
伊勢崎は高橋貢、早川清太郎が実力者。高橋貢は前走の地元GIIでしっかりと優出。優勝戦は3着だったが、試走は2番時計の28が出ていたし、前の2車が激しく競り合わなければ割って行けそうな気配はあった。ここ一番での調整力は経験の積み重ねがあってこそ。今回もきっちりとエンジンを仕上げてくるだろう。早川は前々走の川口GIで落車したが、その後の川口一般開催では悪くない動きを見せていた。田村治郎は前走の浜松で準優勝。ただ、最近は最重ハンの10M前で走る事が多いので、最重ハン勢と並んでの競争になるとどうか。多少の不安は残る。
飯塚地区は荒尾聡が長らくエースの座に君臨。前走の伊勢崎GIIでは、予選準決を順当に突破し優出。優勝戦は7車並んだ10Mの大外からの競争で、スタートが決まらず5着の結果だった。展開的に苦しかったが、道中で3車を交わしていた。エンジンは悪い部類ではないだろう。その伊勢崎GIIには久門徹、篠原睦、田中茂の飯塚26期三羽烏も乗っていた。そこでは久門が優勝、篠原が準優勝だった。3人はその後の川口一般開催でもまずまず動いていたので、今回も楽しみな存在。
※3月15日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
若井 友和〔川口 S-9(25期)〕